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南側列車が北側の東海線・平羅線運行することは  南北鉄道の分断以来初めて

2018-11-29 | 世界の変化はすすむ

10年ぶりに北へと走る“鉄馬”…南北30日から鉄道共同調査

登録:2018-11-29 05:58 修正:2018-11-29 07:24

18日間にわたり京義線→東海線1200キロメートル 
北朝鮮の機関車に南側6両・北側3両を繋ぐ 
南側列車が北側の東海線・平羅線運行することは 
南北鉄道の分断以来初めて

 
         南北鉄道連結に向けた共同調査。調査列車の構成と移動経路//ハンギョレ新聞社

 南北鉄道連結・現代化に向けた北側区間の共同調査事業が30日から18日間にわたり行われれる。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が「9月平壌共同宣言」で約束した「年内着工式」も可視化している。共同調査は朝鮮半島縦断鉄道の連結・現代化と、「北東アジア鉄道共同体」という二つの夢の現実化に向けて第一歩を踏み出すという歴史的意味がある。非核化・国交正常化をめぐる朝米の神経戦で朝鮮半島情勢に緊張感が高まる中、南北が協力事業の推進に合意した点で、「南北関係に逆進はない」というメッセージを発信する性格を持つ。

 統一部は28日、「京義線は開城(ケソン)~新義州(シンウィジュ)区間を30日から12月5日までの6日間(約400キロメートル)、東海線は金剛山(クムガンサン)~豆満江(トゥマンガン)区間を12月8日から17日までの10日間(約800キロメートル)にわたり調査を進める予定」だと発表した。

 共同調査区間は京義線→東海線の順で合わせて1200キロメートルだ。しかし、南側の列車が実際走る北側の鉄道区間は2600キロメートルに達する。公式調査区間だけでなく、京義線→東海線の移動と韓国側の帰還過程で、北側の鉄道を利用しなければならないからだ。共同調査に投入される南側列車の移動経路は、ソウル駅→都羅山(トラサン)駅→(軍事境界線)→板門(パンムン)駅→新義州駅(平壌付近)→(京義線→東海線移動)→安邊(アンビョン)駅→豆滿江駅→元山(ウォンサン)駅→板門駅→都羅山駅→ソウル駅だ。分断以来初めて南側の列車が北側の主要鉄道路線の大半を走ることになる。ただし、国土交通部・統一部・韓国鉄道公社(KORAIL)・韓国鉄道施設公団などの実務陣28人で構成された南側の調査人員は、京義線・東海線区間だけ列車に搭乗する。

 
東海線鉄道南北出入事務所がある江原道高城郡県内面泗川里猪津駅の南側の鉄道中断点。その後ろに金剛山方向の風景が見える=高城/カン・ジェフン先任記者//ハンギョレ新聞社

 南側列車が北側の京義線以外の東海線・平羅線区間を走るのは、1945年9月11日の南北鉄道分断以来初めてのことだ。これに先立ち、2008年北京オリンピックに京義線鉄道を利用して南北共同応援団を送ることを決めた10・4首脳宣言の合意により、2007年12月12~18日に南側列車でソウル駅から新義州まで試験運行を行ったことがある。また、南側の都羅山駅と北の板門駅との間に貨物列車が2007年12月11日から2008年11月28日まで週5回間隔で運行されたが、中断された。

 共同調査に乗り出す南側の列車は、機関車+客貨車6両だ。ディーゼル機関車にタンクローリー車(5万5千リットル)-発電車(300キロワット)-客車(72席)-寝台車(2階/28席)-寝食車(事務/洗面)-給水車で構成される。南北の鉄道通信・信号体系が異なっており、板門駅で南側の客車6両を北側の機関車につなげ、北側の客貨車3両を連結して共同調査に乗り出す。

 政府は南北鉄道現代化事業の重要性を考慮し、30日午前、南側最北端の都羅山駅で統一部・国土部長官や国会外交統一委員会、国土交通委員会、経協特別委員会の委員らが出席した中、“歓送行事”を開く。

 統一部は「共同調査後、基本計画の樹立や追加調査、設計などを進め、実際の工事は北側の非核化の進展に合わせて推進される」とし、「着工式を年内に開催する問題を北朝鮮と協議する」方針を明らかにした。

 統一研究院のキム・ヨンチョル院長は「朝米の神経戦による情勢の膠着と対北朝鮮制裁に対する米政府の原則的態度という難関を突破し、鉄道共同調査を実現させたことの意味は大きい」と指摘した。キム院長は「朝鮮半島鉄道の連結はもちろん、北東アジア鉄道共同体の第一歩を踏み出すこと」だとし、「まずは鉄道連結に意味を置いて、中長期的には南北関係の発展の現実と状況に合わせて進展させてほしい」と助言した。

 一方、統一部は、イム・サンソプ山林産業政策局長など15人の山林専門家が29日に京義線陸路で訪朝し、松材線虫病防除薬剤50トンを渡すと共に、開城付近の松林の害虫被害の共同防除と専門家協議を行う計画だと発表した。

イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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通過したのはミサイル駆逐艦と補給艦の2隻で、太平洋艦隊は「米海軍は国際法が許す限りどこでも飛行、航行、運用を続ける」と強調した。

2018-11-29 | アメリカの常識は世界の非常識

米軍艦、台湾海峡を通過 首脳会談前に中国けん制

 【ワシントン共同】米太平洋艦隊は28日、米軍艦2隻が同日、台湾海峡を通過したと発表した。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が近く会談するのを前に米国が軍事力でけん制した形で「自由で開かれたインド太平洋への取り組みを示すもの」と説明した。米軍艦の台湾海峡通過は7月以降3回目。

 通過したのはミサイル駆逐艦と補給艦の2隻で、太平洋艦隊は「米海軍は国際法が許す限りどこでも飛行、航行、運用を続ける」と強調した。中国側は米軍艦が台湾海峡を通過するたびに「懸念」を表明している。


(共同通信)

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中国が偶発的な衝突の危険を甘受して何の告知もなくこの区域に何度も出入りする理由は何なのか。

2018-11-29 | 中国をしらなければ世界はわからない

中国、相次ぐ防空識別圏の無断進入…何を狙っているのか

登録:2018-11-28 09:26 修正:2018-11-28 13:40

韓国と日本が設定した区域を無力化する思惑 
離於島付近の水域を紛争地域化する意図がうかがえ 
韓米日の対応能力の情報収集も狙ったもよう

 
2017年12月19日、中軍軍軍用機が日本防衛識別圏を飛行する様子。韓国合同参謀本部はこの日「本日午前10時10分頃、中国国籍の軍用機5機が離於島西南方から韓国防空識別圏に進入するのを確認し、韓国空軍の戦闘機が緊急出撃した」と発表した。中国の軍用機はJADIZを飛行した後、KADIZに再び進入した。午後1時47分頃、離於島西から中国の方向へ出た/聯合ニュース

 中国Y-8系列の偵察機と推定される軍用機が26日、何の通報もなく韓国防空識別圏(Korea Air Defense Identification Zone、以下KADIZ)に入った。国防部が今年、外部に公開した進入回数だけでも、1・2・4・7・8・10月に続き7回目で、公開していない無断進入はさらに多いという。中国が偶発的な衝突の危険を甘受して何の告知もなくこの区域に何度も出入りする理由は何なのか。

 防空識別圏は、一国が自国の領空を守るためにその外郭に設定する一種の緩衝地帯だ。韓国は同区域での偶発的な衝突や事故を防ぐために、他国の軍用機が進入する際、事前に通知するよう要請している。しかし、中国はKADIZに軍用機を送りながら一度も通知しなかった。韓国政府はこれを韓国の領空に対する潜在的な威嚇であり侵犯と考え、毎回F-15K、KF-16などの戦闘機を飛ばしたが、中国の行為は繰り返されている。

 中国は韓国政府に、軍用機のKADIZへの進入が(1)定例化された演習であり(2)国際法的に問題はないと主張する。防空識別圏は国際法的根拠が弱いため、完全に間違った主張とは言えない。ただ、国防部や外交部関係者の説明を聞くと、中国が偶発的な衝突の危険を知りながら、ほぼ1カ月に1回ずつ通知せずにKADIZに進入する背景を推定することができる。

 現在、韓国、米国、日本は互いの防空識別圏を認めているが、中国の防空識別圏を認めていない。中国も同様に韓、米、日の区域を認めずにいる。中国が今年、7回も韓国と日本の防空識別圏に無断で進入したのは、韓国のKADIZや日本のJADIZを無力化しようとする思惑がある可能性が高い。

 中国の軍用機が今年1月から今月までKADIZに無断で進入して飛行した経路は、離於島(イオド)西南方上空から大韓海峡を通過し、江陵(カンヌン)東方、鬱陵島(ウルルンド)西方で、ほとんどが離於島付近の空域から始まる。離於島付近の空域は、韓国だけでなく中国、日本がそれぞれ宣言した防空識別圏が重なる地点にあるが、中国は韓国と違い、離於島を自分たちの管轄だと主張する。これまで韓中は離於島付近の海上排他的経済水域をめぐる隔たりを埋められずにいる。中国がKADIZに無断で進入する背景には、離於島に対する権限行使を通じて長期的に紛争地域化する布石があるという解釈もある。

 中国が韓国と日本、米国(駐韓・駐日米軍)など朝鮮半島周辺国の戦力態勢などの情報を収集するため、韓国と日本の防空識別圏に偵察機を送り、平均2時間ほど飛行したともみられる。亜洲大学中国政策研究所のキム・フンギュ所長は「中国が米日・韓米同盟を念頭に置いて、有事の際に自分たちの活動領域を熟知する次元の訓練を行い、存在感を誇示しているものと思われる」とし、「特に離於島付近は、大韓海峡を経て日本に行く戦略的に重要な通路」だと指摘した。

 中国のKADIZ無断進入問題を解決する方法はないのだろうか。チョン・ギョンドゥ国防長官は先月19日、第5回ASEAN拡大国防長官会議で中国の魏鳳和・国防部長官と会談し、「空軍防空実務会議の再開を通じた空軍間の直通網の追加開設」などについて話し合ったという。中国に空軍の直通電話を設置して、相手の防空識別圏への進入を義務的に通知することを要求したわけだ。しかし、いまのところ中国はこれに対して積極的な反応を示していないという。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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