首脳会談に各地で歓喜
興奮を抑えきれず身を乗り出してテレビの画面に近づく、愛知「いこいのマダン」のハルモニの姿が印象的だった。4月27日の北南首脳会談の生中継で両首脳が握手した瞬間、ハルモニたちは涙を流しながら「夢のようだ」「今日まで生きてて本当に良かった」
▼北南首脳会談後、日本各地で様々な形式の祝賀会が開かれた。当初は予定になかった単位でも開かれた。各支部や分会では、より多くの同胞たちと共に喜びを分かち合いたいという要望に応え、急きょ集いの場を設けたということが容易に想像つく。また、野遊会など数カ月前から予定されていた同胞行事も、首脳会談と板門店宣言を支持歓迎する集いとなり、統一メドレーの中、踊りの輪が広がった
▼本紙編集局にはこのような各地の祝賀会の便りのほかにも、南朝鮮から「問い合わせ」の電話が寄せられている。その内容は、07年頃まで交流を深めていた北の団体と連絡が取りたい、北のある人物の取材をするにはどうすれば良いのか、などだ。ここ10年間、この類の電話がほとんどなかったので北南交流が活発だった頃を思い出すと同時に、新時代の到来を実感する
▼情勢はものすごいスピードで動いている。しかしながら、制裁と圧迫を続けなければならないと躍起になっている日本は、「朝鮮半島と地域の運命を論議する場に影も入れない」(労働新聞6日付)立場に立たされている。それは自らが招いた結果だ。(進)