国際社会から懸念表明
北朝鮮「ロケット」打ち上げ予告
北朝鮮が近く予定している衛星運搬用ロケット(長距離弾道ミサイル)打ち上げについて、国際社会の懸念表明が続いています。
国連の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は4日、「深刻に懸念している」と表明。北朝鮮の行為が、弾道ミサイル技術を利用したいかなる打ち上げも行わないよう同国に求めた安保理決議
1874(2009年)に違反すると指摘しました。
EUのアシュトン外交安全保障上級代表(外相)は3日発表の声明で、打ち上げが「北朝鮮の一層の孤立につながる」として計画の断念を求めました。
ドイツ外務省は3日、駐独北朝鮮大使を呼び「挑発行為で対話の道を閉ざすべきではない」と伝達。フランス外務省報道官は同日、「国際的義務に反して地域の緊張を高めるような全ての行為
を慎むべきだ」と述べました。