大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
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日本語版新聞紹介

世界の認識・日本首脳の認識の大きな落差、  色眼鏡

2011-01-21 | 世界の変化はすすむ

米中首脳会談

人民元・人権を協議

オバマ大統領 通貨の調整が必要

胡錦濤主席 相互尊重の原理で


【ワシントン=小林俊哉】

オバマ米大統領と胡錦濤中国国家主席は19日、ホワイトハウスで会談後、共同で記者会見しました。中国人民元の切り上げ や人権問題など米側の要求を並べたオバマ氏に対し、胡氏は「中米協力は、両国と世界に大きな意義を持つ。双方とも、関係の正しい方向をしっかりと堅持しな ければならない」と述べました。

会談の主要テーマの一つは、経済問題でした。オバマ氏は「人民元は依然として、過小評価されており、さらなる調整が必要だ」と主張。「胡主席は、より市場ベースのシステムに移行すると約束しているが、われわれが求めるほど速くはない」と表明しました。

胡氏は、経済・貿易面での両国間の懸案について「相互尊重の原理に従って、引き続き適切に解決していく」と主張。世界経済については、米国発で広 がった金融危機から徐々に回復しているものの、不確定要素が残っているとして、「主要20カ国・地域(G20)会合の役割が増している。われわれは国際金 融システムの改革により前進することで合意した」と述べました。

中国の劉暁波氏のノーベル平和賞受賞で関心が集まった人権問題で、オバマ氏は、言論、結社、宗教の自由などは「非常に重要であり、文化を超越する」と主張。率直に人権問題で話し合ったと述べる一方、中国とチベットのダライ・ラマ側との対話も促しました。

胡氏は「中国は、人権の普遍性を認識し、尊重する。同時に、人権の普遍性というときには、われわれは異なる国家的状況についても考慮しなければならない」と主張。「相互尊重、内政不干渉の原理に基づき、今後も米国と対話し意見交換していく」と述べました。

両首脳は会談後、共同声明を発表。バイデン副大統領の年内訪中や習近平国家副主席の訪米についても合意しました。

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日米同盟を維持・強化

初の年頭外交演説 菅首相が表明


菅直人首相は20日、都内のホテルで年頭外交演説を行い、民主党政権の外交・安全保障政策を提示しました。首相は、日米関係について「政権交代に かかわらず維持・強化されるべき」だとし、同盟深化にまい進する姿勢を強調。また環太平洋連携協定(TPP)に関して、6月をめどに交渉参加について結論 を出すことを改めて表明しました。

菅首相は、(1)日米基軸(2)アジア外交の新展開(3)経済外交の推進(4)地球規模の課題への取り組み(5)我が国自身の安全保障環境への的 確な対応―の5本の柱で演説。日米同盟について、「最も重要な2国間関係」「アジアと太平洋地域にとっての安定の要素であり公共財として評価されている」 と述べました。

具体的には、今年前半の訪米にあわせ、オバマ米大統領とともに「21世紀の日米同盟のビジョンを示したい」と発言。北朝鮮の核開発問題など「アジ アの安全保障環境は非常に厳しい」として、日本における米軍駐留の必要性を説き、沖縄・米軍普天間基地の同県名護市辺野古への「移設」にむけ「ねばり強く 取り組む」と述べました。

また、沖縄の基地負担の軽減のため、「沖縄以外に住む国民の理解と協力が得られるよう、あらゆる場を通じて働きかけていきたい」と語り、全国に米軍基地・施設、訓練の受け入れを求めていく意向を示しました。

さらに、TPPについては、「米国をはじめとする関係国との協議を進めており、6月をめどに交渉参加について結論を出す」と強調。「今日における 平成の開国を成し遂げる。今年を開国元年として位置付け取り組んでいきたい」「日本の命運をかけて進めなければいけない」として、自由貿易推進を断固とし て進める考えを示しました。

演説会は、民間外交推進協会(FEC)の主催で開かれたもの。歴代首相の年頭外交演説は初めてのことです。

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韓国「併合」100年問題の本質を学ぶ講座でした。

2011-01-21 | 日本と韓国・朝鮮・中国との友好

「綱領教室」 志位委員長の第2回講義


写真

(写真)綱領の講義を聞く連続教室参加者=18日、党本部

戦前の日本社会

侵略と支配 息のむ

「綱領教室」第2回講義で志位委員長は冒頭、受講者が2万5000人に達し、党の発展を中長期的に展望した一大事業として成功させるため、「一大覚悟」を持ってあたりたいと決意を表明しました。

第1章「戦前の日本社会と日本共産党」の内容に入り、戦前の社会の特徴を、大日本帝国憲法の条文を示して、立法、行政、司法の全権限が天皇に属し、陸海軍の指揮権、戦争と条約の権限など、「広大な大権」を天皇がもっていた仕組みを解説しました。

国民の精神生活をがんじがらめに支配した「軍人勅諭」と「教育勅語」には、若い人から「驚いた」という感想が集中しました。

引き込まれて聞いたという岩手県の35歳の女性は「“人間の命は鳥の羽根より軽い”なんて信じられない。思っていた以上にひどかったと感じました」とのべています。

志位さんは「教育勅語」では“ひとたび重大事態があれば、天皇のために命を投げ出せ”が殺し文句だったと語りました。

父から聞いた、教育勅語を校長が読み終わると、頭を下げて聞いていた子どもたちがいっせいにズルズルと鼻水をすすりあげたという話には、笑いが起きました。

○○○

侵略戦争と植民地支配の歴史では明治以降の略年表を示して話しました。一連の侵略戦争の起点として、日清戦争、日露戦争が一大画期になるとし、 1945年の敗戦までを、いわば「50年戦争」ともいうべき連続した侵略戦争の歴史としてとらえられると説明。「国家と国家」の戦争とともに、他国の人民 の抵抗、革命運動を抑圧する戦争が無数にあったことをあげ、「その全体をとらえてこそ、侵略戦争の全体像を立体的につかむことができる」と力説しました。

NHKでTVドラマ化された作家の司馬遼太郎氏の小説『坂の上の雲』について、志位さんは、この小説で日清・日露の戦争の本当の姿がわかるのかと問いかけました。

「小説に書かれていないことこそ問題だ」として、日清戦争直前の朝鮮王宮軍事占領事件と、日清戦争直後の朝鮮王妃暗殺事件、日露戦争と一体に進められた韓国の植民地化の事実を詳しくのべました。

「満州事変」(1931年)から始まった15年戦争については、中国侵略からアジア・太平洋戦争へと突き進んでいったことを、外務省が編さんした 分厚い『日本外交年表並(ならびに)主要文書』を手にかざして解説。地図を示し、「15年戦争の全体が侵略戦争だったことは、日本政府の公式文書によって も証明されている」と強調しました。

長野で視聴していた29歳の男性は「過去の戦争を美化する勢力とも十分にやりあえる知識が得られた。『正しい戦争など無かった』と胸を張って主張できます」と感想を寄せました。

○○○

韓国・朝鮮の植民地支配と民衆のたたかいの歴史を、5年前に韓国を訪問した体験を交えて語りかけました。

「命令に従わないものを拘束、拷問、虐殺した。男子を殺すときは十字架を立て首をかけ、婦人を殺すときはその首を路上にかけて衆目にさらした」と軍事支配の実情を話すと、会場は息をのんで聞き入りました。

植民地支配が今日に残す問題として、「なぜ朝鮮半島が南北に分断されたのか」「なぜ韓国では軍事独裁政権が1987年まで続き、北朝鮮でも今日の ような政権が続いているのか」と問いかけ、「日本の植民地支配とのかかわりという歴史的視野も必要ではないか」と提起しました。

○○○

党の不屈の闘争

勇敢で柔軟 すごい

つづいて、党の不屈の闘争について語りました。

日本共産党と中国共産党が共同して反戦運動を呼びかけた「満州事変」勃発の翌々日付の文書のコピー、各地の兵営や軍艦のなかに党組織をつくって配 布した「兵士の友」の現物を示して、先輩たちの勇敢なたたかいや、東京の地下鉄労働者の柔軟で創意にあふれたストライキ闘争の話に、目を輝かせて聞き入る 青年たちの姿が見られました。

奈良県の29歳の男性は「兵士も一人の人間として、下級兵士の目線で『赤旗』(せっき)が書かれていたと知り、驚きました」と感想を寄せています。

志位さんは、「戦前の不屈のたたかいがあったからこそ、戦後の平和と民主主義を、輸入品ではなく、日本国民の潮流の発展として意義づけることができる。アジア諸国民との心の通った友好の関係を築く上で、巨大な財産となって生きています」と講義を締めくくりました。

もっと学びたい

福島で青年が同時視聴

約40人の視聴者が集まった福島市の党事務所では、第2回綱領教室を9人の青年が視聴しました。毎回、青年党員や民青同盟員など青年10人前後が「連続教室」をリアルタイムで視聴し、その直後に約1時間、感想交流と質問を出し合っています。

戦前、生徒たちが教育勅語を頭を下げて聞いたあと、いっせいに「鼻水をズルズルとすいあげた」というくだりでは、会場がどっと沸きました。反戦の 新聞「聳(そび)ゆるマスト」の配布の話には「すごいと思いません?」という言葉に、みんなで「うん、うん」とうなずく場面も。終了時には大きな拍手が起 こりました。

「教室」が終わると、青年たちは事務所内の別の会議室に移って感想を交流。福島県委員会の町田和史書記長、岩渕友学習教育部長も参加します。

開口一番、「戦艦の中で『赤旗(せっき)をはやく読ませてくれ』という話にはビックリ。どれだけ情報がほしかったのか。いまは情報過多のなかで自分たちが選ばないといけない難しさも感じる」と民青同盟の八巻春奈県委員長が語りました。

別な青年から「歴史というのは語る人によって変わると感じた」という感想が出て、それに対してまた別の青年が「でも真実は一つ。それを見抜く力をつけることが必要」とやり取りに。

26歳の男性は、「おかしいと思ってもおかしいと言えない戦前の社会の怖さを感じたし、そういう中で反戦を主張した日本共産党ってスゴイ」と確信が深まったことを喜んでいました。

「どんなに弾圧されようとも、国民のおかしいという思いを抑えきれはしないし、そこに寄りそい灯をともす日本共産党がある。当時もいまも同じだと思う」と岩渕部長も交流に参加。「おもしろい講座だったね」「もっと学びたい」とみんなでうなずきあいました。

参加している27歳の女性は、「視聴後すぐに交流するので、記憶が鮮明なうちに深め合えるし、分からないこともすぐ聞けて、みんなにも好評です」と話しました。

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