柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

幼稚

2012-05-22 08:08:31 | Weblog
福岡市長、禁酒令です、すごいなこれ。若造市長が声震わせてますが、こういう短絡的な処置がどれだけも効果をもたらさないことは探せば掃いて捨てるほど前例がありましょうにね。だから若造は・・という話です。こんなことで解決するとは思わないが、ショック療法も必要だと言い訳してますが、この若造の周りにいなかったんですかね常識ある年寄りが。TVはマニュアル通り、この処置で不利益を被るところのコメントを集めます、近くの飲み屋です。そりゃ困るわなあ。でも何の効果も出さないでしょうね。一カ月やったところで、という第一義、禁止すればするほど破るヤツが出てくる人間の真理が第二義。事故したりトラブル起こしたりするのは言うこと聞かない奴らですから。鳥取市は市庁舎建て替えまでに住民投票して、反対が多く、取りやめたんだそうです。市長が提案して議会もOKしての事項を、住民投票が覆す。おいおい、どこまで幼稚になって行く?もったいない、無駄遣い。100億円事業だったそうです、どれだけ地元が潤うか。この不景気にこういう公共事業が大切でしょうに。市民団体とやらの理屈はいつもこうです。後先考えない。というか、土建屋だけを儲けさせるが不公平と来るのでしょう。この蔓延した出口の見えぬ不景気を何とかする一手だったでしょうにね。もちろん市長や議員達がバックマージンにまみれてという事情であったなら知りませんが。市民の税金を市民に戻す。間違ってませんよ、金を回すってことです。もちろん地元業者を使えばこそですがね。
 大飯原発再開めぐる周辺自治体との細野大臣の論戦が放映されます。政府が安全問題からコスト問題に論点すり替えたとまた大騒ぎです。火力発電にシフトすれば燃料代が跳ね上がる、なると電気料金に跳ね返ると言いだして。どの道、電気料金は跳ね上がるぞと脅してるわけです。でも、そんなことは素人にもわかってること。石油が来なくなったらどうするんだ?という根源的な問題に繋がります。ここでいつも書いているように、無資源国日本の勘所です。だから日本はアメリカと戦争したんですよ。石油や鉄が入ってこなくなったから、座して死を待つより闘いを選んだのです。ホルムズ海峡問題をマスコミが言わなくなりました、落着したのでしょうか、でもこういう他国の一事情が大きく影響するわけです。アメリカがくしゃみすると日本が風邪をひくとはよく言われたことです。イランに一旦緩急あらば大変なことになるのでしょうが、平気。原発依存からの脱却よりも急がれるのは原油依存からの脱却だった筈でしょう?だからエネルギー源としての原子力開発だったわけです。そういう順番をすっ飛ばして、危険だ危険だと大声出すばかり。そして橋下や古館の番組の隣に座ってる朝日の解説委員のように、二言目には国民が怖がってる、国民が嫌がってとさも優勢な世論のように言い立てる。安全を求めている民意がわからないのか?です。橋下の論法は民意は我にありという勘違いに立脚してます。大衆が正しいという勘違いです。政府の提示する安全基準はただの判断基準だ、専門家の意見が入っていない、とこういう時には学者を持ちあげます、とことん学者嫌い(座学者嫌い、原子力の学者なんてのは座学の典型でしょうにね)の奴がです。国民が安全ばかりを要求してるなんてのは嘘です。マスコミの罪は極めて大きいです。空っぽのポピュリズムを煽り立てるはいつの世もマスコミです。昔久米ひろし、今古館。見間違ってはなりませぬ。諸姉諸兄!
コメント
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