柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

営業努力

2006-10-13 08:40:15 | Weblog
またまたマニアックな話ですみません。新聞死亡欄に華ばらさんの記事です。知らない人は全く知らない、興味の外の話でしょうがすみません。フラワーショーという漫才トリオがありました。姉妹三人組です。かしまし娘スタイルの三人で、真ん中に三味線、左右にギターという歌謡漫才です。最初にテーマソングを歌って、あと流行りの唄に移って、ネタに入るというパターンです。どのトリオも一緒、これがお定まりだったんでしょうね、見る方もわかって見ているわけです。かしまし娘のテーマソングはこっちの話に詳しくない方でもご存知でしょう「うちら陽気なかしまし娘~」のあれです。「ベリーグッ、グッ」とハモる、あれです。フラワーショーのそれは道頓堀行進曲の替え歌でした「ようこそ~みなさま~ごきげんよろしゅ~」ギターのリフが先行します。ここで、お聴かせできないのが残念ですが、「ダダダ、ウンチャウンチャウンチャウンチャ」のあれです。昔は当地でも土曜日の午後一時には角座(かどざ)アワーという演芸番組があって、私は子供の時分から漫才落語大好きでよく見ていました。角座アワーは松竹系の芸人の出る番組でした、吉本ではなく。ですから、色が違うんです。上方柳次柳太とか宮川左近ショーとかが出てきます。その当時からかしまし娘はなかなか出ません、大物でしたから。で、フラワーショー、結構面白かったですが、ま、パターンはどれも同じ、キャラクターで笑わせる、風貌で笑わせるという、基本的な昔ながらの色物系でした。向かって左に立ち、ショートカットでネクタイズボンの男装、男のような女というキャラでもちろんぼけるんですが、フラワーショーは右側に着物姿の大ボケ役のゆりさんがいて、このばらさんはつっこみもさかんにやっていました。真ん中の三味線姉さん(ぼたんさん)が早くに亡くなったのは知っていましたが、二人で続けていたのは知りませんでした。ゆりさんは、今のNHK朝ドラの前の前「風のハルカ」で、大阪のたこ焼き屋のおかみ役やってましたね。あのデブのおばさんです。ああ、フラワーショーと、こっちでは誰も知らない感慨に一人ふけったものですが、それも昔。ああ、死んでいくの~。これまた感慨深いものです。
 ホークス、残念でした。TVでも言ってましたが、ここ二年間、理不尽なプレーオフ制度に煮え湯を飲まされてきて、大文句を言い立てた末に、一位通過チームの一勝アドバンテージを認めさせたんでしょうが、またまた鳶にあげを攫われた形。なんとうまく行かんことよ!でも、去年あれだけ負け惜しみ言い募った「一位チームは待たされ過ぎ」「試合まで期間が開きすぎて、緊張感も体調も維持しにくい」も、嘘だったこと証明されましたね。去年も今年も、ホークスが打てなかっただけのことでした。あれこれ言い訳していただけのことでした。齋藤にはまことに気の毒なことでした。あれだけのピッチャーを揃えて、それぞれが相当に抑えて、尚勝てないのはひとえに打てないからです。いかな齋藤でも零点では勝てませぬ。真剣に小久保を取り戻すべきでしょう。でも、札幌ドーム凄かったですねぇ。パリーグの試合がどんどん面白くなっていくし、ファンが凄いこと。まるで甲子園。福岡も、北海道も成功しました。やはり、いかに地域に密着するか、地域のものとして認知してもらうか。新聞の、TVの、と目や心が中央に(東京に)向いているうちは周りが(地域が)反応してくれぬということです。広島もオリックスも、相当の人口を抱えている街にあるんですから工夫が足りぬと断じてもいいのでしょう。昨日の球場見ていて思いました。営業センスと努力。ですねぇ。
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