柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

持つべきを持つ

2007-02-13 08:40:54 | Weblog
楽天の田中、さすがにうんざりの表情ですね。あれだけ追いかけられたらそうなりましょうねぇ。でも、この子は賢い選択したんでしょう、この露出の多さが物語っています。ダルビッシュのような横着さがないし(ダルビッシュほどに大成して貰いたいです)。ハンカチ王子に隠れていられた今までと違う、つまり自分目当てに来る報道陣の多さは自慢でありましょうが、ずっと張り付かれるのも辛いことでしょう。ここを我慢できるかどうか、松井や松坂になれるかどうかの境目ですか。
 北朝鮮、結局ゴネ得です。目に見えていたことです。お前らの言う通りに核は作らないからエネルギーよこせ。核作る暇と銭があるならエネルギー確保に回せよ!と考えるのが普通なんでしょうが、連中は普通でないわけです。ここを言ってもダメ。北朝鮮以外の5カ国のうち、北朝鮮の味方が3つ、敵視しているけれども人ごとの米、拉致解決が先だと強調する日本。戦争なんぞ今の日本では誰も望みません、喧嘩する事だけが解決方法じゃないと知っていますから。60年も(形の上では)軍隊も持たず平和を唱えるだけで過ごしてきた処世術の蓄積は半端じゃないはずです。でもこの情勢、欧米人と日本人との違いほどに大きい隔たりあるアジア同胞のはずの中国人やら朝鮮人やらとの関係を考えるに、やはり持つべきもの(核)を持たねばなりませんわ。その上で感性や考え方や大人さの違いを見せていけばいいですね。こっちが何ももっていないから、北朝鮮如きになめられている、という図です。核を二つ三つ持って、ミサイルをピョンヤンに向けて構える。ガタガタ言うなら北京にも向ける。そうやって交渉です。あの協議見ていてそう思いますね。
 安倍さん、そんなに自分から転けなさんなやと思うこと。殉職警官の悔やみに出向いたはいいけれど、本人の名前宮本をミヤケと呼んで、それを報道されてあれれ。パパッと迅速に動いたのは正解、あなたの「美しい国」概念に沿う美談と捉えるのも正解、これが一市井人でありヒラ警官であったのも好都合。一隅を照らす者国の宝なり、と讃え強調するに絶好の機会。なのに、あらあら。支持率が下がった下がったと言われているのに、自分で転けてどうするのよ。こればかりは笑ってごまかせもしないし、さて困ったこと。もう一つ、どのTVもミヤケとカタカナ表記しているのが面白いことと思いました、三宅でなく宮家でもなくみやけでもないところです。日本語の深いところ、面倒くさいところですか、欧米人の如くabc26文字の綴りだけの表記でないところ。ひらがな、カタカナ、漢字。こんな言語ないんでしょう?やはり、こういう場合はかたかなのミヤケがぴったり来ますね。どこどこのみやけさんじゃなくて、こう言ったという事実だけを冷たく伝えるにはかたかなです。この選択の妙。うむ、感じ入ることでした。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 25年 | トップ | 匕首 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事