柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

玄人

2015-05-04 09:34:29 | Weblog
毎年憲法記念日には護憲派マスコミの大合唱です。またぁと聞き飽きた感ですが昨今は自衛隊の海外派遣法案を巡る安倍さんの本気度にこっち勢力は泡食ってますから、重箱の隅突っつくような子供じみた反論もよく目に耳にしますし、こういうのもよく聞きますよ、こんな姑息なことせずに堂々と憲法改正しろ、9条を変えると国民に発議しろ!と開き直る向きです。元国会議員とか学者が多いです、微に入り細を穿つ反論や感情論では通じぬと感じているんでしょう。学者や有識者達の共通資質です、自分の持ってる知識や討論力で届かぬと見ると早々に投げるのです。どうせ出来ぬだろうと高を括ってもいるんでしょうが、今までの宰相達と安倍さんは違います。引きませんから。高村さんが見事な壁になってます。改憲には維新の会や次世代の党、平沼さんらが賛成してます、野党は決して一枚岩ではありません。そこも見切ってのこの強さ、機を逸するな、なのでしょう。
 見られましたか昨日のボクシング世紀の対決とやら。WOWWOWでした。10時からと新聞の全面広告です、昔のマイクタイソンの試合のように1R1分足らずで終わってしまうこともありますから、初めを見逃したらダメと座り込んだのでしたが、何と前座が3試合もあって、本戦は1時前の始まって。おいおい、3時間も引っ張るかい。スポーツ観戦好きとして普通にボクシングも見てきましたが、決して詳しくはないです。辰吉とか薬師寺からこっちはわかりません、亀田三兄弟や内藤は別の興味ではありましたが。具志堅、渡嘉敷、輪島、ガッツ石松、早世した大場辺りの時はよく見てました、TV実況も多かったですよね。白井義男(この人は解説者でした既に)、ファイティング原田、海老原らには間に合ってません。藤猛は覚えてますよ、ハワイ生まれの二世で、岡山のおばぁちゃん!大和魂!と向こうのイントネーションでリング上のインタビューで答えてました、流行り言葉になってました。海外はもっとダメです、蝶のように舞い蜂の様に刺す、ビッグマウス・モハメドアリくらいです。これも世紀の一戦と呼ばれてるどこかアフリカであった対フレージャー戦、何度かビデオでみましたね。今誰が強いのか、全く知りませんし、今回の二人のことも何も知りません。凄いファイトマネー(二人で300億円、勝っても負けても)、リングサイドのチケット4200万円!ずらりとセレブが並ぶ。桁違いの金持ち達。アメリカのショービジネスのとんでもなさ(企画もぶっ飛んでれば、それに乗る方もワンサカいる構図)には改めて驚きます。で、試合。素人目には負けた方(小さい方、典型的なアジア顔、フィリピンの英雄、パッキャオ)が始終一方的に攻めて試合を支配してたように見えました。ラッシュかけるのもこちらばかりだったし。でも、当たらない。手数は多く見えるけれど当たらない。こっちのパンチも速いし踏み込むステップも本当に素早いんですが、逃げる方(勝った方、メイウエザー、これも典型的なチンピラ風の黒人)のステップも速いこと。二人のあのスピードには目を見張りました。12R通して二人ともバテない、足が止まりません、これもさすがと思わせました。今日の新聞には勝った方はあれがこの人の「打たせないで勝つ」真骨頂であり、パッキャオのスピードを持ってしても届かなかったとあります。そういえば勝った方は、逃げ回ってた、いつもロープやコーナーを背にしてた印象なのですが、顔のどこも腫れずに涼しい顔してましたからね。当たってないんですパンチが。38歳対36歳です、年齢聞いて改めでびっくり。すごいスピードですから二人とも。だから長く世界を張れたのですが。大差のついた3-0の判定試合、玄人好みの試合だったんでしょうね。12R見られたからそれはそれで、でしょうか。マイクタイソンの1RKO劇とどっちがいいかと言われたら、困りますか。
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