昨日でしたか朝日新聞が二面潰して大報道してました、戦時のハンセン病療養所(熊本の恵楓園)での治療薬の臨床治験がとんでもない無茶で死者も出ていたとのこと。いまでこそ新薬を認めるためには厳格な何段階もの治験実験が必要です、もちろんそれには被検者の同意が第一です。そういう現代の規範との当時のそれとの比較で大非難です。戦時という特殊な環境、当時の医療事情とハンセン病への公然たる差別意識という背景を無視しての非難です。どれもいけない!では議論になりませんし、思考停止です。どれもいけないどころかどれもがその時代の日常だったのです、国民みんながそこで生きていた生活していたのです。現代の規範で斬って捨てるは簡単です。反省して改善していくのみですが、過去をそうやって咎めるだけじゃぁダメでしょうにと思うことでした。他紙も今日の朝刊で申し訳程度に報道してます。そんなことです。
バスケット女子、五輪メンバー12人が発表されました。あの吉田亜沙美が再び選ばれてますが、渡嘉敷が漏れてます。そうかぁ。ご存知ない方には申し訳ないのですが、この二人は象徴的なのです。渡嘉敷は外人にも伍するほどの長身選手でずっと全日本のセンタープレイヤーでしたが東京五輪のには故障して出られず、それ以降光を失っているのでした。吉田も絶対の全日本の先発プレーヤーでしたが、東京五輪前に引退して、それでも五輪前の世界戦には呼ばれてゲームに出てた人です。そしてどちらも実業団リーグで10連覇(11でしたか)した無敵ENEOSの全盛時代を担った二人です。押しも押されもせぬ全日本のスタートファイブの二人でした。いまはそのENEOSから何人か富士通やどこかに移籍してそこで五輪代表になってます、キャプテンの林らがそうです。栄枯盛衰です。
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