柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

月見草

2008-07-16 08:42:52 | Weblog
琴欧州ダメですねぇ、ガチガチ。あんなでかいガタイなんですから、ドカンと受ければいいものをと素人目にも思いますがダメなんですねぇ。心が弱い、精神力が弱いなんて必ず言われますが、そうですかね。単純に練習(稽古)が足りないんでしょうに。「考えすぎる」は自分を信じ切れぬからでしょう。俺にはこれしかないって思い切れれば、負けだしたら止められなくもなりましょうが、先場所のこの男のようにもなるわけです。いつも強い奴ってのは迷わない奴、周りを振り回せる奴ですよね。つまり相手が迷ってくれる、考え込んでくれるわけです。「俺は俺」と吹っ切るは、決して窮地から逃れる口実なんかじゃなく、何かを決める際の言い訳じゃなく、最高の攻め手なんです。朝青龍や古くは北の湖のあのふてぶてしさは強さの証しであったわけです。格下(の筈ですが)相手にこちらが迷っちゃ勝てません。そうですよね。
 朝日新聞が出している月刊誌「論座」休刊だそうです。月刊オピニオン雑誌は多く出ています、右寄りに「正論」(こちらは創刊35年だそうです)「諸君!」、左に岩波の「世界」、「論座」、創価学会の「潮」、そして老舗誌「中央公論」、どちらかと言えば左なのかな「VOICE」。他私の知らぬのがおそらくありましょう。岩波ほど左臭強くない(「世界」はこれぞ左翼思想って教科書でした、最近は余りの強い臭いに負けてとんと読みませんが、この手の雑誌を読み始めた頃は考え方の違いを知るいいサンプルでした)、朝日らしい「反石原」雑誌でしたが、売れ行き不振で休刊だそうです。どういうことなんでしょうね。この手の雑誌全般の不振なのでしょうか、それとも論座だけのことなんでしょうか。中央公論は親会社が潰れて休刊廃刊の危機が何年か前にありましたが、親会社の財力の違いでしょうか。とまれ、正論、諸君!に相対するべき左翼誌が一つなくなります。
 大分教員採用試験贈収賄事件、県教育長が県議に採用不採用の通知を公表に前もってしていたんだそうです。記者に囲まれて言ってます、これは口利きではない、便宜を図っただけだと。県議に個人的に通知するという事自体、口利きを受けていた何よりの証拠でしょうにね。語るに落ちるとはこのことです。馬鹿記者が「進退は?」と聞きます、ここで辞めさせたら何も出てこなくなるでしょうにね。辞めると言っても事をはっきりさせるまで辞めさせない。そうするべきでしょうに。
 朝日新聞に上方落語、漫才の連載があります、今朝は西川きよしです。横山やすしとのからみ、いきさつが載っています、はっきり言って目新しい記事ではありません、この二人を漫才の一つの極みにおいての芸能論が今の常説ですからどれも同じような流れになります。一つ週刊誌にあった記事を思い出しました、横山やすしの奥さんが最近亡くなったんです、破天荒の夫に尽くした妻という記事でしたがその最後に、西川きよしからの花輪等のお供えを家族が固辞したという一文がありました。ああ、私達に見せている部分、横山やすしが数々の事件事故を起こしその都度相方に迷惑をかけ、それを辛抱して待ってあれだけの高見に挙げたのは西川きよしのお陰なんだという定説は、こちらの家族にとってはそんなもんじゃないということなんでしょう。西川きよしが参院議員になったこともきっと面白くないことだったに違いないですしね。横山やすしの末路が哀れであった分、その間相方がそれなりに脚光を浴びていた分、こっちの家族に拒絶反応を生んでも不思議ではないことと思ったことです。やすきよと一括りにして貰いたくない、というところでしょうか。
 野村監督、監督で三千試合ですって。この人選手としても三千試合出ているんです。この人は今でこそああいうキャラクターでわざと露出を増やしていますが、選手としても凄い人、そして監督としてもそう、この人こそがプロ野球の大功労者じゃないかと思うことです。自らを月見草に喩えた名セリフも今でこそまた一段と映えます。そう思います。
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