柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

資質

2008-02-18 08:40:41 | Weblog
浅田真央は一段高見に上がりましたね、安藤を見下ろしている風情です。もう村主さん追いつけません。もともと眉間にしわを寄せる顔をカメラに向けない人でしたが、体が大きくなったのかんのというわかったような批判もものかわ、笑顔が大人びてきて技術が十分に伴い凌駕しましたねぇ。余裕綽々にさえ見えます。はっきり勝負がつきましたね、この人の時代になりました。
 ベルリン国際映画祭、これがどれほどのものなのか知らないのですが賞好きのマスコミがまたまた大騒ぎして、このアワードで宮崎駿が受賞したんですってね、すわ今回は山田洋次かって、そう言えば監督、吉永小百合、浅野なんとかって男優が貰えるもんだって顔でインタビュー受けてる(もちろん日本の報道陣からだけですよ)映像を何度かTVで見ましたか、煽って煽って例の如くでしたが、これまたいつもの如く落選、作品だけでなくあるいは主演女優賞(そんなのがあるのかどうか、アカデミー賞ですかそれは)かと期待していたのにそれもダメだったそうです。おお、いつまで続く神風待ちの空騒ぎ。獲らぬ狸の皮算用ってのはこのことなんでしょうにね。で、下馬評にも挙がらなかった日本の新人監督が新人賞当てちゃって。誰もこの手の、品のない、物欲しげな卑しい感じすら漂わせる報道を止めようとしないんですな。質の劣化ここに極まれりですけれどねぇ。
 卑しい感じと言えば、これもお定まり、スポーツ実況の品のなさ。昨日のサッカー、北朝鮮戦、ご覧になりましたか。日本が勝つはずだ、相手の善戦は許さないってどうしてそこまで偏って実況しますかねぇ。ここは日本だって言うんです、中東はじめ、えこひいきを公然と許す国柄や国民気質じゃないんです。北朝鮮のシュート力やら当たりの強さをどうしてもっとそのままに評価しませんかねぇ。解説の金田何とかも、この人よく出てくる人で元日本代表なんでしょうが、まるで昔の金田正一や掛布のやる巨人戦解説風です、失敗したら「まだまだ」惜しくも何ともない場面で大仰に褒める、玄人っぽい言い方で素人煙に巻いて、結局ドローになったら「負けないことが大切です」って。プレイヤーもプレイヤーなら取り巻きも悪いわ。岡ちゃんも言い訳してましたね。これじゃぁ、何時まで経ってもダメなんでしょうねこの競技。国歌(君が代)吹奏の場面から見ましたが、ワーワーガーガーうるさいこと。また日本のサポーター達恥さらしが、と思って聞いてましたところ、この場所は中国重慶、日本からのサポーターは何度もカメラが追ってましたほんの一握り、数えられるくらいの数、ええ?それじゃぁこの声は相手からかい。まぁやるもんですわ、中国人達。マナーがどうのこうのよりも、反日です。ゲーム中もアナウンサー言ってました、完全にアウェーです!と。ま、こんな性格性質をお人好しって言って日本人はこうだからいけないんだ、だから国際競争に勝てないんだっていう論がありますが、そんな中で勝てばいいんですわ、知らん顔して勝てばいい。ニコニコ笑いながら勝てばいいんです。「中東の笛」も辞さず、反則アンフェアも辞さずってそんな勝ち方を潔しとせず、真っ正面から勝つ。その方向は決して間違っていないのでしょうが、しかし何ともその方法論が甘いンですわ外野から見ていると。それをお人好しって言うんだ!ですか。ううん、でもそれはそれで愛すべき日本人の資質のように思ってもいます。いかがですか。
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