柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

才能

2016-03-10 08:21:32 | Weblog
お陰さまをもちましてこのブログ、丸々10年続けることができました。2006年(平成18年)3月10日から一日も空けずに続けることができました。拙文駄文ながら書き続けて参りましたのは、ひとえに読んでいただける皆さまがいて下さったから、そう思うことが支えになったからです。心より御礼申し上げます。今後ともよろしくお付き合いいただきますようお願いいたします。
 もともとビートルズ好きで、バンドの発信を目的にして始めたことでしたが、こういう記念の日にジョージマーチンの死亡記事です。90歳だったとのことです。嗚呼。どの新聞にも5人目のビートルズと表記されてます。彼らの偉大な業績、音楽作りになくてはならなかった人です。この人自身はクラシック畑の人、ポールやジョンの楽曲のオーケストレーション要求に応えていたのはこの人で、編曲や録音技術への貢献は甚大です。例えばイエスタデイ、エリナリグビィの弦楽器のスコアリングはこの人の手になるのでしょう。さらにはピアノも弾ける、in my life のあの見事なハープシコード間奏はこの人が弾いてます。世紀の名盤と認められている Sgt.Pepper's lonely hearts club band のLP、彼らの無理難題に応えたのもこの人です。ファンやマニアにはこの人なくしてビートルズのあの成功はなかったというのが共通認識でしょう。逸話はどの本にもたっぷり書かれていることですが、これも出色でしょう、デビュー曲のラブミードゥーを録音するのに、リンゴのドラムが気に入らなくて、他のプロのドラマー呼んで来て録ったという話。いつまでもリンゴが根に持ってたという笑い話。ビートルズが解散してもう45年ですが、その後もポールのDVDによく顔を出している人でした。90歳でしたか。4人が75歳前ですから、丁度学校の先生と生徒の歳格好ですね。この人の才能が加味されてこそのあのビッグバンドの歴史だったわけです。合掌。
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