柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

精神

2017-07-24 08:27:50 | Weblog
白鵬が再び盛り返してます。こうなることを協会が読んでいたなら、つまり稀勢の里をじらしじらしてドラマ作って横綱にして(白鵬が怪我してる鬼の居ぬ間にです)、あの怪我は想定外だったにせよその後白鵬が立ち直る、圧倒的な強さを見せると踏んでいたならすごいことでしたがね。稀勢の里が火をつけた再ブームでしたが維持するのはやはりこの人だと。強いと強いであれこれ文句をつける、所作が乱暴だ、品格に欠ける云々です。しかし頼るはこの人しかいない。結局はここに行きついて、そしてしっかり応えてくれた人なのです。次は幕内1000勝だと笑ってますが、それまで45勝、今が1050勝、初土俵から十両までに100勝ないんですね、これもすごい数字なんでしょう?強さを改めて満天に示した白鵬でしたが、それでもあれこれ言われるのです、昔はドンと受けて勝ってたが(後の先というやつですね。相手をしっかり受け止めて後に自分の型に持ち込んで勝つ)、最近は張り差しカチ上げ、立ち合いの変化が目立つ、横綱相撲を取ってもらいたいとか。でも、昨夜のNHKのスポーツ番組で言うてましたよ、右を差したら勝てる、そういう自信があるからあれこれやってるんだと。へぇ、と感心。キャスターが相撲を楽しんでおられますか?その言葉が嫌いだと。あんなしんどい稽古して毎日毎日鍛えているんだ、確かに勝負の世界であるけれど相撲はスポーツ、相撲取りはアスリートとは違う、伝統文化とはそういうもんじゃないという意味の話してましたよ。感心しましたね。日本人以上に相撲の精神が沁み込んでるんでしょうね。大横綱です。ただ一つ、白鵬の土俵入りは下手くそです。日馬富士のせり上がりは低く構えすぎとは思いますが、白鵬はキメの動作、外連を切る時にどうして腕を伸ばさないのですかね。四股も高く上がりませんし。土俵入りだけ比べると稀勢の里に軍配ですね。
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