科学を隠れ蓑にするな(日経8/23)。安心と安全は別物だ。こういう時の定番ですが、果たしてここぞとばかりに正論ぶって放たれます。科学(数字、データ)を拠り所にしない限り精神論や迷信は破れません。皆わかっていながら、反対論の定番です。データが安全なんだから安心なのです。二項対立に置くのは恣意です。それも皆わかっているのに、です。ヒトは感情で動きます、已む無いプロセスです。だから決める者がいる。それが民主主義というヤツです。
高校野球の常識を覆す。新しい姿を示す。可能性と多様性を証明する。慶応高校の監督はトーンを落として語ります。二連覇目指した仙台育英監督の去年の名言は「高校生活は密なんです」でしたが、こういう監督がこういう高校が優勝した以上、変わっていきますね。エンジョイベースボールだそうですが、こういうフレーズは今までも何度も聞いたことがあります。それを具体化して見せてくれている。精神野球、旧態野球からの脱却。まず長髪。笑顔。継投。悲劇のヒーローは要らないの意思表示。悲劇のヒーロー賞賛は朝日が毎日が煽りに煽ってきた、日本人の誰もが持つ判官贔屓、涙の物語嗜好によるものですが、それで潰れてきた選手がごまんといるというわけです。旧態の監督たち、どう見てましょうねぇ。すぐに思い浮かぶは広商の精神野球やら高知明徳の監督さん。覆りましょうか。根性モノは永遠の売れ筋なのですけれど。
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