柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

読比

2019-02-25 08:21:19 | Weblog
沖縄の県民投票、昨日はどちらでもないが多くなるだろうと言いました。が、反対が圧倒的でした。2006年の当県岩国のそれと同じ(あの時は9割がたが反対票でしたが)結果でした。どちらでもない、が silent majority の常識的な選択肢だろうと推測しました。が、やはり反対者たちの投票への動機づけの方がうんと大きかったというわけです。今更賛成と声出さずとも政府は辺野古を埋め立ててるんですから、こちらには投票意欲が薄いでしょうね。で、意外と「どちらでもない」が少ない。新聞社やTV局のよくやる世論調査とは受け取り側の意識が違うんでしょう、さすがに。デニーさんがドヤ顔で政府は考え直せ!とやってましたが、これもTVが何度も但し書きのように付け加えていたように、この結果には法的拘束力がないわけですから、知らん顔でしょうね。今後も丁寧に説明していく、と言うておけばいい。国の施策を一時的な風で変えるわけにはいかぬという大上段の反論も見ましたが、これも聊か空回りです。
 天皇陛下即位30年記念式典が行なわれてその映像を見ました。TVの切り取り画面ですがお言葉を聞いて感じ入りました。今朝の新聞に載る全文から引用します「私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに誇りと喜びを持つことのできるこの国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に日本人が作り上げたこの国の持つ民度のお蔭でした」と。日本人の持つ民度の高さを称賛されたのでした。感動しました。TVは切り取り画面です、途中涙声になられたとか、読み間違えられたとかの場面があったようですが(それも見たいことでしたが)、聞きなれた天皇陛下のお声で美しい日本語のちゃんとした文章を聞くはありがたいことでした。お二人を先導して歩く安倍さんの歩き方のぎこちないこと、この緊張のほどが面白くもありました。これぞ日本人の天皇陛下に対する気持ちなのだとも思って見てました。で、今朝の新聞、沖縄記事と天皇陛下記事の割合です、朝日毎日は8:2で沖縄、産経はその逆で天皇陛下です。どちらが大事か。ようくわかりますよ、是非読み比べてください。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 選挙 | トップ | 食傷 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事