柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

別物

2021-04-14 08:24:26 | Weblog

ここで汚染水、処理水、トリチウムを含んだ水、といった表記の仕方に噛みついたのが聞こえたのか、朝日が定義を教えてくれてます朝刊です。メルトダウンしたデブリを冷却した水、素人が考えてもこりゃ高放射能で危ないでしょうね、これが汚染水。それをALPSで一次除染処理したのを処理済みの汚染水と呼ぶのだそうです。これが原発敷地に林立するタンクの中に溜まっている奴だそうです。で、当初は処理の質よりも量を捌くことを優先したので(当初だけではなくその後もでしょう)処理したとはいえ結構放射能物質が含まれているそうです。だからこれらをもう一度ALPSを通して除染し直す、これが処理水。昨日NHKがテロップ流した「トリチウムを含む水」ってのはですから一番広義のものです。住所は?地球と答えるようなものです。間違いじゃない、だけ。それは措いて。で、記事はさらにこう教えてくれます。今溜まっている処理水を全部放流するのに30年かかるって。ええ?なんと気の長い話ですが、早く始めなければであることは確かでしょう。処理した水をさらに海水で薄めて基準値の1/40にしてから放流するともあります。??。海に流すんですよ。薄めようが濃いままであろうが(相対的にですよ)、放出される量には違いないし、しかも相手が海です、プールの中のおしっことはわけが違います。濃ければ放流した地域はそれなりに濃くなるのでしょうが(他と比べれば)、やがていやでも薄まりますわね。海ですよ相手は。と、あれこれ素人が考えます。政治的な決定(交渉)と科学的な事実。これは別物です。

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