柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

脱米

2013-07-21 09:57:33 | Weblog
選挙日です。皆様必ず選挙に行きましょう。義務の権利のの話じゃなくて、俺の一票じゃ何の力もないしと斜に構えないで、とにかくこれはあなたの意思表示なのですから。とても陳腐な表現ですみませんが、一票が重なって十、百、千になります。民主主義の象徴が(というより実質的な根幹)選挙、多数決です。主権在民と謳われている憲法の下、我々「民」がその主権を行使する場なのです。より具体的に言えば、参院のねじれをなくすかこのままで置くかの選択。安倍さんにフリーハンドを与えるか否か。参院で自公与党で2/3を獲れれば憲法改正がより容易になります。そこまで行かずとも過半を獲れれば「決められない政治」からは脱却できます。6年前の安倍さん時代の参院選で生じたねじれでした、6年間続いたのでしたが、もういい加減にしろという結末でした、とにかく反対すればいいんです、法案が通らないのです、だから「決められない」。ミゾウユウのあの大災害の後の遅々として進まぬ復興具合を見れば一目瞭然です。この期に及んでも政治家連中は一致団結しようとしなかった。むろんその時が民主党政権だった、しかもあの菅という才能の全くない市民運動家崩れがトップにいた不幸もありましたが、多数決原理主義のくだらなさを国民は嫌というほど知らされたことでした。あの時に卓越したリーダーがいて次々に非常措置を断行していれば、2年半も経って、今の状況はなかったでしょうね。あれほどの緊急時火急時に役人達は(国会議員達も)平時の規則規制に自縄自縛されてました。あれを見て多くの国民がイライラしたことでしょうし、あれだけ集まった募金はどう使われてるんだ?というところも目に見えぬままです。全てを衆参のねじれに起因するのは言い過ぎなのしょうが、今は安倍さん以外に舵をとれる人がいないのではないですか。橋下さんもそれぞれの問題について是々非々で発言すればいいんです、元々考え方は安倍さんと同じなんですから。渡辺さんもそう。マスコミは、争点は沢山あるのだ、銘々よく考えて投票しろとこれまた天の声然たる凡論を垂れ流しますが、争点て何よ?参院、特に全国区(比例区)は業界を背負う候補が多いです、それこそ争点は候補の数だけある筈ですが、規制改革(小泉さんの失敗、竹中平蔵はそうは言いません、時間が短かっただけ、やり方が甘かっただけなんて言ってますが)を鑑みて、安倍さんは三木谷さんにお土産を出しただけで、トーンダウン気味ですが)に反対する業界の既得権益が国民を利すればそれでいいのです。瑞穂の国の農業、という表現を安倍さんしましたが、瑞穂の国の民主主義、自由主義がある筈なのですね。グローバルなんて横文字に騙されてはなりません。あれはアメリカの(アメリカ式大資本による略奪資本主義、新帝国主義)流儀に世界中を倣わせようとする無体なのです。今の規制を崩せば、新しい制度に沿った所に利潤が回っていくだけです。その後ろにアメリカが(外資が)いる。三木谷さんの件を具体的に言えば、薬剤のインターネット販売を許せば、街の薬局に回っていたお金がインターネット業者に回っていくだけです、楽天です、アマゾンです。三木谷さんです、外資です。そういう図式です、つまり金儲け。確かに便利にはなりますよ、ブックサービス(宅配)で街の本屋が大打撃を受けてるのと同じ図式です。時代の流れと諦めてますけれど。規制を取っ払うことで得するものと影響受けるものとどっちが多いかというのは小泉改革で答えが出てますね。そこのところは亀井静香はあのダミ声であの癖のある浪花節調で訴えてきたことです、小泉フィーバーの前には狂言回しの役しかなかったですが。アメリカは日本の味方じゃないですよ、それがよくわかったんですから、安倍さんのやろうとしてる「自立」政策を支持するべきじゃないのでしょうか。アメリカ化はしない。日本には日本の民主主義がある。日本の資本主義がある。そう言い放つための脱アメリカ。戦後レジームからの脱却とはすなわち脱アメリカなのです。それを目指している安倍さんを今は支持する時ではないのでしょうか。皆様、必ず投票されますように。
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