ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

阿比留瑠比記者がどのように対応するか、とても興味がある

2012-01-22 00:00:00 | 社会時評
1月21日の記事として、辻元清美が産経新聞と記者を名誉棄損で提訴したということをお伝えしました。で、提訴された記者が、あの阿比留瑠比氏であることを知りました。

それは私も、ちらっと聞いてはいたのですが、やはり阿比留氏だったんだと確認できて、大いに笑っている次第です。

阿比留氏の書いている内容を考えれば、失礼ながらこのような事態になることは仕方ないと思います。身から出た錆、自業自得のたぐいでしょう。

ついでながらに引用しておくと、阿比留瑠比氏の記事というのはつぎのようなものですね(魚拓)。

>【政論】首相は自衛隊員の気持ちを分かっているのか
配信元:
2011/03/20 21:53

菅直人首相は20日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、東日本大震災や東電福島第1原発事故での自衛隊員の決死の活動について「危険を顧みず死力を尽くして救援活動を続ける自衛隊員を誇りに思い、ご家族に心から敬意を表したい」と述べた。

未曽有の大震災を受け、今や首相は自衛隊に「おんぶに抱っこ」となっている。自衛隊を称賛するのは当然だと言えよう。

 「私もかつてカンボジアを訪れ、自衛隊のPKO(国連平和維持)活動を視察し、現地の方々が自衛隊の真摯(しんし)な活動と規律正しさを称賛するのを目にした」

 こうも述べた。それならばぜひ聞きたい。なぜ辻元清美衆院議員を震災ボランティア担当の首相補佐官に起用したのか。

 カメラマンの宮嶋茂樹氏の著書によると、辻元氏は平成4年にピースボートの仲間を率いてカンボジアでの自衛隊活動を視察し、復興活動でへとへとになっている自衛官にこんな言葉をぶつけたという。

 「あんた!そこ(胸ポケット)にコンドーム持っているでしょう」

 辻元氏は自身のブログに「軍隊という組織がいかに人道支援に適していないか」とも記している。こんな人物がボランティア部隊の指揮を執るとは。被災地で命がけで活動している自衛隊員は一体どんな思いで受け止めているだろうか。

 いかに民主党が人材難とはいえ、自衛隊を「暴力装置」呼ばわりした仙谷由人代表代行を被災者支援担当の官房副長官に起用したのも理解できない。

 「どれほど自衛官が傷ついたか分かるか。自衛官の子供たちが学校でいじめられる可能性だってある…」

 自衛隊出身の自民党の佐藤正久氏が昨年11月22日の参院予算委員会で、言葉を詰まらせながら仙谷氏を指弾したことを、首相はすっかりお忘れのようだ。

 しかも首相は被災者生活支援特別対策本部の事実上のトップ(本部長代理)に仙谷氏を充てた。被災地への支援物資輸送を担っている自衛隊員の士気を大きくくじいたに違いない。

 首相は18日、笹森清内閣特別顧問との会談で「自衛隊、消防、東電も含め意思疎通がもう一つうまくいっていない」と不満を漏らした。自衛隊や消防などが円滑に活動できるように調整するのが政府の役割ではないのか。

 「首相の言うことは支離滅裂で、隊員たちの気持ちを逆なでするばかりだ」

 ある幹部自衛官はこう嘆いたが、無責任な最高指揮官の指示に黙々と応える自衛隊員に心から敬意を表したい。(阿比留瑠比)


なんか宮嶋氏の本の題名すら書いていなく、事実関係にかなり不安を覚えるんですが…。

阿比留さんの性格からして、全面対決になるんでしょうか。そうすると法廷に阿比留氏は顔をだすのかな、それともそれは避けるのか。どっちにしても面白そうです。

はたしてこの訴訟がどちらが勝つのかは私には見当もつきませんが、名誉棄損訴訟ですから、pr3さんもおっしゃるように

>辻元氏の行動について飛ばしたデマを、真実である、あるいは真実と信じるに足る根拠があると法廷で証明できないかぎり、敗訴確実でしょう。

ということになろうかと思います。かりに阿比留氏が敗訴したとして、あのお馬鹿で傲慢な態度が少しは是正されるのか(ほとんど期待できないか)、観察していきましょう。いずれにせよ私もこの訴訟には強い関心を持っていきたいと思います。

なお、この記事を書いている段階(1月20日23時48分ごろ)では、阿比留氏のブログでは阿比留氏はこの件でコメントはしていないみたいです。

>2012/01/19 18:21

が最新の記事なのですが。今後ずっと黙っているわけにもいかないでしょうが、本人も事態を楽観視はしていないでしょうね、さすがに。

すいません、これは1月22日の記事にします。読者の皆さまのお許しをいただければ幸いです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辻元清美の産経新聞への提訴

2012-01-21 00:00:00 | 社会時評
辻元清美が産経新聞社とその記者を提訴しました。

>辻元議員が産経新聞社を提訴
産経新聞 1月19日(木)18時18分配信

産経新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、民主党の辻元清美衆院議員は19日、産経新聞社などを相手取り、3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴状によると、産経新聞は昨年3月16日付と21日付の朝刊で、辻元議員が阪神大震災の際に「被災地で反政府ビラをまいた」と指摘する記事などを掲載。辻元議員側は「内容虚偽の違法な報道で社会的評価を低下させた」と主張している。

 産経新聞社広報部の話「訴状の内容を詳細に検討した上で、対応します」


また、辻元のHPより。

>2012年1月19日
「虚偽報道による名誉毀損」で産経新聞社と同社記者を提訴しました
すでに報道にある通り、2012年1月19日、辻元清美は株式会社産経新聞社および同社記者を、「虚偽報道による名誉毀損」で提訴いたしました。

同社記者は、いずれも署名記事で下記のように記述しています。

記述①「13日に・・・辻元清美元国土交通副大臣を災害ボランティア担当の首相補佐官に任命したことにも必然性は感じられない。・・・辻元氏は平成7年の阪神淡路大震災の際、被災地で反政府ビラをまいた。2人の起用はブラックジョークなのか。」(産経新聞2011年3月16日号朝刊)

20110316産経新聞記事

記述②「カメラマンの宮嶋茂樹氏の著書によると、辻元氏は平成4年にピースボートの仲間を率いてカンボジアの自衛隊情勢を視察し、復興活動でへとへとになっている自衛官にこんな言葉をぶつけたという。『あんた! そこ(胸ポケット)にコンドーム持っているでしょう』(中略)こんな人物がボランティア部隊の指揮を執るとは。被災地で命がけで活動している自衛隊員は一体どんな思いで受け止めているだろうか。」(同3月21日号朝刊)

20110321産経新聞記事

当時NGO活動をしていた辻元清美が、「1995年の阪神淡路大震災の際、被災地で反政府ビラを撒いた」「1992年、カンボジア復興にあたっている自衛隊員に対して、『コンドーム持っているでしょう』などと発言した」という事実は、まったくありません。

また同社記者は辻元清美に対していっさいの事実確認をしておりません。
さらに記述②の根拠としている宮嶋氏の著書には、辻元がそのような発言をしたとの記述はありません。

当時辻元清美は、首相補佐官(災害ボランティア担当)の職に就き、大震災の被災者支援活動にあたりました。そのために、政府諸機関、関係自治体、ボランティア団体はもとより、自衛隊とも密接に連携、協力体制をとっていました。

大震災の混乱が続く中、公器である新聞がこのような報道を繰り返したことで、根拠のない「デマ」が増幅され、辻元清美の被災者支援の活動にも大きな悪影響が与えられました。
何より、被災者の方々や被災者支援にとりくむ人々の不安が煽られたことは看過できません。

二度とこうしたことが起こらないよう、今回提訴するに至ったことをお知らせ申し上げます。


今後について、私なりに見ていきたいと思います。とりあえず読者の皆さまへの紹介として。

(なるべく1日1記事にしたいので、21日の記事にします。申し訳ございません)
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(3)

2012-01-20 00:50:28 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


ホテルの部屋です。そんなに高い価格ではないと思いますが、しかしわりといい部屋です。





かろうじて海も見えます。



アモイの街に繰り出します。



ショッピングセンターは人もまばらです。













スニーカーが並んでいました。









もうすこし街を散策します。

(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そんな金があるのなら、違うことに使ったほうがいいと思う

2012-01-19 07:00:06 | 社会時評
ちょっと旧聞ですが、戸塚ヨットスクールで、また自殺者が出ました。記事はこちら

><戸塚ヨットスクール>訓練生が死亡…寮の屋上から飛び降り
毎日新聞 1月9日(月)13時11分配信

9日午前7時半ごろ、愛知県美浜町北方の「戸塚ヨットスクール」(戸塚宏校長)で、訓練生の男性(21)が3階建て寮の屋上から飛び降りた。同県警半田署によると、男性は病院に運ばれたが、頭を強く打って間もなく死亡した。「生きていくのがつらい」などと書かれた遺書が屋上に残されており、同署は男性が自殺を図ったとみて調べている。同スクールでは昨年12月20日にも、別の訓練生が寮から飛び降りて重傷を負った。

 同署によると、死亡した男性は広島県出身で、10年12月にスクールに入校。9日は朝の掃除中に「トイレに行く」と言い、そのまま屋上に上がって飛び降りたらしい。【安達一正】


で、ここに入るための諸費用といいますと…。

入校金:315万円
入校時預かり金:20万円
生活費:11万円

だそうです。

つまり最初の1年で、450万円以上の金がかかるわけです。そーんな金をはらったところで、こんなところに入って効果があるかどうかなんてほとんど当てにならないし、ほかにもっといくらでも有意義な金の使い道があるんじゃないのっていう気がします。

それだけ追いつめられているってことでしょうが、それにしてもね。

さてさて、wikipediaによりますと・・・

>1979年 少年(当時13歳)が死亡
戸塚側は「低体温症によるもので体罰との因果関係は無い」と主張。病死として不起訴扱いにされた。
1980年 入校4日目に暴行により青年(当時21歳)が死亡
コーチによって暴行を加えられた事によるものとして傷害致死で起訴
1982年 少年2名(当時15歳)が船から海に飛び込んだとして行方不明
体罰から逃れるために飛び込んだとして監禁致死で起訴
1982年12月 少年(当時13歳)が死亡。入校一週間で暴行を受け、戸塚宏とコーチらはヨットから何度も海に落とし、死亡。この間、一切治療は行われなかった。
傷害致死で起訴された。

(中略)

2006年10月 - スクールからいなくなった訓練生の25歳男性が、知多湾で水死体となって発見される。
警察は自殺と事故の両面で捜査を行っていると報道された。男性はうつ病で通院中であり、父親もスクールで共に寝起きしていたが、目を離した隙にいなくなり、スクールから3キロ離れた地点で水死体になって発見されている。同男性の遺体に目立った外傷はなかった(2006年11月7日現在、新聞報道による)。
2009年10月19日、戸塚ヨットスクールの寮内にて、訓練生の女性が寮の3階より飛び降りて死亡した。愛知県警半田署は自殺とみて捜査している。
2011年12月10日、戸塚ヨットスクールの寮内にて、訓練生の男性が寮の3階より飛び降りて重傷を負った。愛知県警半田署は自殺未遂とみて捜査している。
2012年1月9日、戸塚ヨットスクールの寮内にて、訓練生の男性が寮の3階より飛び降りて死亡した。愛知県警半田署は自殺とみて捜査している。


これはちょっと正気の沙汰ではないと思います。そんな大金を払って「自殺」なんて事態になったら、救われないにもほどがある。

「悪徳商法」とまでは言わずとも、これかなりひどいんじゃない、いろんな意味で。

戸塚ヨットスクールにのべ何人が入ってどれくらいの期間在籍していたのか詳細を知りませんが、こんなたくさんの人間が「自殺」や「死亡」しているなんて、まともじゃありません。いまだにこんなところが存在しているのが不可解です。

普通は、校長の戸塚宏が裁判で実刑をくらった時点で、出所後もまた学校を続けるなんてことはなしだと思うんですが、そういうわけでもないんですね。

「需要」があるんだから「供給」があるんでしょうが、それこそ治外法権みたいなところです。

なお、戸塚ヨットスクールのHP(リンク先は、上と同じ)によると

>登校拒否、無気力、非行、家庭内暴力など、近年急増している子供の異常行動は、「脳の機能低下」が原因です。ただし、ここでいう脳は、言語、芸術、科学など高度な精神機能を司る大脳のことではなく、もっと原始的な(従って、より基礎的で重要な)「脳幹」と呼ばれる部分を指します。従って、問題児たちは、いわゆる精神異常ではありません。

脳幹は、生命維持に関わる事柄(血液、呼吸、免疫など)や、感情のもとになる生理活動(情動)をコントロールする非常に大切な部分で、「生命の脳」とも呼ばれています。この脳幹の機能が衰えれば、生体の恒常性を保つ力や外敵から身を守る免疫機能などが衰え、アレルギー性疾患(喘息、アトピーなど)になったり、無気力になったり、粗暴になったりします。その大半が神経症的行動異常であり、時として、精神分裂病に似た行動をすることもあります。

戸塚ヨットスクールは、ヨットやウインドサーフィンなど、洋上で原始的な状況に直面せざるえをえない訓練を課すことによって、この脳幹に適度な刺激を与え、衰えた機能を回復させる訓練を行います。戸塚ヨットのことを、マスコミは「体罰とスパルタで子供をしごく所」としか報道しませんが、ヨット訓練には、脳のトレーニングという重要な意味があります。周囲の思いやりや、薬・カウンセリングなどで治るものであれば、日本の教育荒廃はとっくに解決しているでしょう。


私にはほとんど疑似科学にしか思えないんですけど。そもそも

>周囲の思いやりや、薬・カウンセリングなどで治るものであれば、日本の教育荒廃はとっくに解決しているでしょう。

とまで書いていますが、戸塚ヨットスクールはどれくらい直せるんだい、っていう疑問が生じます。治った人が皆無ではないかもしれませんが(それだって、ヨットのおかげかどうかは確認できません)、期待するだけ失望に終わるというのが実態でしょう。

こんなところにはかかわり合いたくないね、ほんと。

なお、この件にご教示くださったinti-solさんに感謝を申し上げます。

そういえば、「スパルタの海」見ていないなあ。見たら記事にします。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台北に行くことになった

2012-01-18 06:32:10 | 旅(台湾)
前ベトナムのホーチミンに行くという話を書きましたが、いろいろあってやめにすることにしました。理由はいくつかありますが、基本的には「先立つもの」の問題です。

というわけで、その代わりに台湾の台北に行くことにしました。今度はチケット代も払ったので、(ほぼ)間違いなく行きます。

しかし諸費用込みで3万円を切る安い航空券ですので、かなり悪い時間のフライトです。というわけで、現地滞在は36時間を切りそうです。このブログをはじめたころにやってた「36時間未満の旅」をしばらくぶりにします。

おそらく今回は故宮すら行けないかな・・・と考えていますが、このブログで台湾紀行の話をするのは今回が初めてです。それなりに面白い記事にしたいと思いますので乞うご期待。

台湾はグルメの国なので、牛肉麺とか豚の脳みそとかは食べてみたいですね。夜市もはずせませんし、また足裏マッサージでもしてみようかなと。時間があれば、高雄とかにも行きたいのですが・・・。

あ、ベトナムあきらめたわけじゃありませんよ。東南アジアのどこかの国へは今年も行きます。どこへ行くかは未定です。

ということで、カテゴリーに旅(台湾)を付け加えました。これからもよろしくお願いします。

同じ日の追記:なぜか昨日「愛のコリーダ」関係の記事のアクセスが多く、どうしたのかなと思っていましたら、男性が局部を切除された事件のからみのようですね・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今後HNのないコメントはすべて不承認にします

2012-01-17 07:54:13 | Weblog
あ、すいません。櫻井よしこのことを書いた記事に、まとめてコメントがきました。で、私を非難するコメントのほとんどがHNなし、gooでは、HNなしはUnknownとなります。

読んでいて、HNも書いていないコメントに対応するのが馬鹿馬鹿しくなりましたので、HNのないコメントは不承認にすることにしました。そんなものに返答する義理はありません。

というわけで、今回の記事もまとめて不承認にします。コメントしてくれた方、ごめんね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(2)

2012-01-16 07:57:05 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


バスにはこんなものを持ちこんでいる人もいます。

アモイのバス




終点らしきところにとまります。



高架道路には、ツタがからまっていました。



「爆破通告」というのも少々どぎつい表現です。



ミャンマーでもこうやって物を運んでいる人たちがいました。





物乞いの人たちもいます。アモイはわりと大勢いました。



対岸はコロンス島です。

アモイにて








いわゆるクラシックホテルです。





新年の祝いでしょうか。





今日泊るホテルのレセプションのお姉さんです。笑顔を見せてくれました。そういえば入国の審査官の若い女性も笑顔を見せました。ホテルのお姉さんはともかく、イミグレの女性の笑顔はかなり意外でした。そういう時代なのかもしれません。

(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どういう頭の中身をしているんだか(2)

2012-01-15 13:00:06 | 社会時評
櫻井よしこの皇室関係の記事が、またひどい。この人の書くことに私はほとんど賛同することはありませんが、それにしても皇室関係の時代錯誤ぶりは相当なものです。凡人がまねできる代物ではありません。この人価値観がマジで戦前にあるんじゃないの。

>6日に入院された天皇陛下は気管支肺炎から回復されて24日、無事、退院なさったが、陛下のご病気に際して、誰しも皇室の未来に危機感を深めたのは確かだろう。

「誰しも」なんて書くなよ。あんたの友人や知人とほかを同一視するな。

>けれど、混同してならないのは皇族方の数の少なさと皇位継承の不安定さは、現時点では直接結びつかないという点だ。皇位は天皇陛下のあとを皇太子、秋篠宮、悠仁さまのお三方が継いでいかれるため、今後幾十年間は極めて安定しているのである。悠仁さまご誕生の前は、皇太子さま、秋篠宮殿下のあと、どなたが継承なさるのかが見えないため、皇位継承は心配の種だった。ご誕生後はこれから少なくとも二世代、つまり半世紀以上、皇位継承の心配はなくなったと言ってよい。

だから別に女性天皇を可能な制度にすればいいだけじゃん。私は別にそんなことに興味関心はないからどうでもいいけど、そんなに皇室の将来が心配だったら女性天皇を最初から排除するなんて姿勢に根本的な問題があるでしょう。

>だが、繰り返しになるが、いまのままでは皇族はやがて悠仁さまお一人になる。米国の占領下におけるGHQの決定で、皇室の最重要のお役割である祭祀は皇室の私的行為にされてしまった。皇室の存在理由への真の理解を欠落させたまま、悠仁さまは両陛下及び皇族方が手分けして行っているご公務を、すべてお一人で担わなければならない孤独な時代がやってくる。皇室の基盤はこの上なく脆弱になる。

天皇の最重要の役割(「お役割」だってさ)は国事行為でしょう。祭祀が私的行為になるのは、政教分離、社会の世俗化の観点からも当然な話。

>紀元前660年に大和橿原宮に都を開き初代天皇に即位したと伝承される神武天皇以来、2,670年余の皇室の歴史上初めて、たったお一人で皇室の歴史を担う立場に悠仁さまは立たれることになるのである。

・・・(失笑)。馬鹿、こんな文章書くんじゃねえよ。神武は実在しないとか、2,670年余なんて歴史の話じゃないなんて社会常識でしょう。

でも、冗談とかじゃなくって、こういうことを堂々と書く人って、やっぱりいるんだね。どこかの国の神話と歴史を(故意に)混同するような態度を笑えないよ、櫻井は。

>天皇陛下のご病気に直面して、皇室の未来に危機感を抱き皇室の安泰をはかるために具体策を考えていただきたいと要請することは、皇室をお守りするお役所の長として、当然の責務である。しかし、その先に一歩踏み込んで具体的に女性宮家創設を要請したとなれば、そこには、後述する理由ゆえに、いずれ女系天皇誕生に道を開きたいという意図があると見られても仕方がないだろう。

そんなん別にいじゃん。女系天皇なにがわるい? いや、いっそのこと天皇制を廃止したってべつにかまわない。

>そもそも長官はその種の具体策を内閣に働きかける法的権限や立場を有しているのか。いないはずであり、長官の言動は責務を超えた越権行為であり、不遜も甚だしい。

櫻井みたいな不遜の極みみたいな人間が、人を不遜呼ばわりするなよ。

>女性であれ男性であれ、父方の血統で皇統につながる天皇が男系天皇であり、母方の血統でのみ皇統につながるのが女系天皇である。日本人は男系天皇を2,600年余り固く守り通してきた。時には皇位継承者が見つからず、苦労して皇室のお血筋を受けた男系天皇を探し出す努力を重ね、日本民族の粋である皇室を神話の時代から今日まで形を変えずに守り通してきた。平成の時代の私たちの責任は先人の思いを大切にし、古来から続いた価値観を守ることだ。そのように問われたとき、小泉首相はこう言ったのだった。

「愛子さまが天皇になって、そのお子さまが男子であれば男系でつなげるではないか、それで何が問題なのか、と」


だからねえ、「日本民族の粋」とかそういうような100人いれば100人意見がちがうようなことをそんなに断定して言うなよ。

>皇室というものはそういった国民の規範からわざと外して、別格としてある。これまた大和民族の知恵だろうと思います

まあ、私も皇室は国民の規範から別格としてあるのは正しいとは思いますけど。まさか、あんなことを国民がまねするわけにはいかんでしょう。なにが「大和民族の知恵」だか。

>天皇皇后両陛下のご負担を軽くするために皇族の方々の数を増やすことは賛成だ。しかし、日本の深く長い歴史に対する責任として、皇室の本質を変えないための知恵を働かせたい。考えられる具体策のひとつは仁親王殿下も語っておられるように、旧皇族の方々を家族養子の形で皇籍に迎えることではないか。

秩父宮家や高松宮家は、養子がとれないために絶家となって今日に至る。いまも健在な旧皇族方に昭和天皇の由緒ある宮家の祭祀を継いでいただくなどの方法を考えたらいかがかというご意見は、ひとつの方法として傾聴に値すると思うがどうか。


無理だよ、そんなの。はっきり言って、旧皇族のたいていは、家族養子で皇族になるなんて真っ平御免じゃないの? まあ物好きというのもいますから、なる人もいるかもしれないけど、逃げちゃう人のほうがずっとおおいだろうね。

>いまも健在な旧皇族方に昭和天皇の由緒ある宮家の祭祀を継いでいただくなどの方法を考えたらいかがかというご意見は、ひとつの方法として傾聴に値すると思うがどうか。

いや…実現性の見込みはあまり高くなさそう…まあ実現してもかまわんけど。

愚にもつかないつっこみをいろいろしましたけど、ほーんと、どういう頭の中身をしているんでしょうかね。時代錯誤と非常識にもほどがあるってものです。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想像をはるかに超える悪い事態だ

2012-01-14 02:53:00 | 社会時評
非国民通信さんで興味深いデータを知りました。

>糖尿病:中小企業、患者割合高く 経過観察、約7割「何もせず」--調査
 従業員300人未満の中小企業に勤める人ほど、糖尿病患者の割合が高く、企業側から従業員に対する検査や指導などの働きかけも少ないことが、独立行政法人労働者健康福祉機構の研究班(班長=佐野隆久・中部労災病院副院長)の調査で分かった。企業の規模や取り組みによって、有病率に差があることが判明したのは初めて。研究班は「勤務と治療の両立を後押しする仕組みが必要」と話す。

 調査は、昨年から今年にかけて愛知県内の企業323社に実施した。従業員が50人未満の小企業、50~299人の中企業、300人以上の大企業に分けて解析した結果、1000人あたりの糖尿病の従業員の割合は、大企業39・4人、中企業47・0人、小企業63・0人と企業規模が小さいほど高かった。また、大企業の約6割は、定期健診で経過観察が必要になった従業員に定期的な検査や指導をすると答えたものの、中小企業の約7割は「何もしない」との回答だった。

 労働安全衛生法に基づき、大企業の多くは産業医が常勤する一方、中小企業の大半は、非常勤か不在だ。中小企業では、平日は受診しにくいなど治療継続が難しく、勤務と治療の両立に苦労する人が多いとみられる。【永山悦子】

毎日新聞 2011年12月31日 東京朝刊


専門家さんの間では常識なのかどうか知りませんが、

>調査は、昨年から今年にかけて愛知県内の企業323社に実施した。従業員が50人未満の小企業、50~299人の中企業、300人以上の大企業に分けて解析した結果、1000人あたりの糖尿病の従業員の割合は、大企業39・4人、中企業47・0人、小企業63・0人と企業規模が小さいほど高かった。

というのは個人的にはとてもおどろきました。かつて、糖尿病とは「贅沢病」なんてことも言われ、wikipediaにも

>歴史上著名な人物にも、晩年糖尿病を患ったと思しき記録が残されている人物が散見される。中国史においては唐代に反乱を起こした安禄山が反乱の最中に失明などを引き起こしたのが糖尿病によるものではないかとする説がある。また日本史上では藤原道長の晩年の健康状態を記した記録(藤原実資の日記「小右記」に見られる)が糖尿病の病態と酷似しており、糖尿病の日本での最古の記録に相当するのではないかと言われている[12]。また、道長の一族には「飲水」と呼ばれる病気が原因で死去するものが多かったと伝えられており、詳細は不明であるが患者はしばしば水を飲用したがる病状が見られるという記録からこれを糖尿病であると考えて、藤原摂関家には糖尿病の遺伝的要因があったのではとする学者もいる。

とありまして、何かで世界最初の糖尿病患者は、エジプトのファラオではないかという説を聞いたことがあります。真偽はいざ知らずですが、たぶんあたらずとも遠からずでしょう。つまり昔は、それなりの権力者こそ糖尿病に罹患したのですが、今日では(少なくとも日本では)そういった構図が当てはまらない、ということです。大企業と小企業で、従業員の遺伝子にとくに後者の方が糖尿病になりやすい因子があるってこともないでしょうから、つまりは小企業のありかたが大きな要因であるということです。

上の記事にも指摘がありますように、大企業とちがい中小企業は産業医がいないか不十分な指導しかしていない、小企業の人は受診すら難しく、継続も困難、そしておそらく、中小企業の従業員は大企業以上に多大なストレス、厳しい勤務実態による心身負担が糖尿病へのなりやすさをさらに助長していると推測されます。

これは大企業と中小企業の実態を如実に語っているように私には思えます。つまりは、大企業に勤めるということは給料以外にも福利厚生(だいぶ崩れているのかもしれませんが)の面でもここまでプラスになっているということです。

とくに糖尿病の治療なんて、ひたすら継続ですから、そうすると医療機関が充実している都市在住者、そして休みもとりやすい人たちが圧倒的に有利になります。そしてこれは、糖尿病に話は限りません。

いろいろな意味で非常に心配です。貧困の連鎖とか負のスパイラルの問題点が日々指摘される昨今、この中小企業に勤める糖尿病患者たちの子どもたちは、どうなっていくのでしょうか。

なお、この記事をご教示くださった非国民通信管理人さんにお礼を申し上げます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

200万PVを突破した

2012-01-13 07:55:57 | Weblog
どうも、おかげさまで昨日1月12日、当ブログは200万PVを突破しました。昨日の時点で、 2,004,629PVです。





一昨日の時点で1,999,879PVだったので、12日の時点で200万を突破することは予想していました。でもうれしく思います。

100万を突破したのが、昨年の4月16日です。可能なら、昨年中に200万を突破したかったのですが、それはできないことだとわかっていましたが、しかし予想していたより早かったと思います。1月末くらいかなと去年の段階では予想していたので。

けっきょく9カ月弱の期間で100万アクセスを稼ぎました。こんなわけのわからぬブログにこんなにたくさんの方が遊びに来てくださるというのもおどろきです。やはりBLOGOSに掲載されるようになったことが大きいのかな。もっともおかげで馬鹿なコメントも増えましたが。

これは、今年中になんとか300万PVを突破したいですね。またそれをなんとか可能にしたいと思います。

それにしても、最近このブログで検索タームで多いのが、「浅野ゆう子」「ビョルン・アンドレセン」「愛のコリーダ」です。それでいて、阿比留瑠比氏や安藤慶太氏といった検索もあります。こう考えると、いろいろな記事を書き散らすというのは、もしかしたらアクセスをよくするのにいい方法かもしれませんね。たくさん書いていると、時に「おお」と注目を集める記事というのも出てきます。というわけで、お遊び系と社会時評系を分けるというのは、このブログをはじめて以来の永遠の課題なのですが、やはりしばらく今のスタイルで行こうと思います。

というわけで、これからも「ライプツィヒの夏」をよろしくお願いします。あなたの期待を裏切らない充実した記事を書いていきたいと思います。

で、これはまったく関係ない話。

>ポプラ社、浅田選手の著書発売中止=宣伝方法「私の思いと異なる」
時事通信 1月12日(木)19時55分配信

 ポプラ社(東京都新宿区)は12日、フィギュアスケート女子の浅田真央選手(21)=中京大=の著書「大丈夫、きっと明日はできる」の発売を中止すると発表した。来月8日に発売予定だったが、一部宣伝方法に浅田選手の意にそぐわない部分があったと説明している。
 同書はバンクーバー五輪から2年を経て、浅田選手がどのように成長していったかを中心に全6章で構成。競技生活を支えてくれた母親への感謝の気持ちなども記していたという。
 同社は、初のメッセージブックという触れ込みで、新聞やポスターなどで宣伝。しかし、浅田選手は自身の公式サイトで「本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、出版を中止させていただくことになりました」としている。


こちらも。

>浅田真央初エッセーが発売中止 宣伝で「私の思いと異なる」
スポニチアネックス 1月12日(木)17時56分配信

2月8日に発売予定だったフィギュアスケート女子の浅田真央(21=中京大)の初となるエッセー「大丈夫、きっと明日はできる」の発売中止が決まったと、発売元のポプラ社が発表した。

 同社は公式サイトで「一部宣伝方法に著者ご本人の意にそぐわない部分がございましたので、誠に勝手ながら発売を中止させていただきたいと思います」と説明。

 浅田は自身のブログで「この本は、私の競技生活を通しての皆さんへのメッセージブックとして1年かけて制作を進めていたものでしたが、本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、出版を中止させていただくことになりました」と思いをつづっている。

 版元のポプラ社などによると、同書にはスケートに取り組む浅田の姿勢や思いのほか、昨年12月に亡くなった母親への感謝の言葉などがつづられ、既に10万部を超える予約が入っていた。昨年末に作成した告知ポスターで強調された「ママ、ほんとうにありがとう」の文言などが、浅田の本意でなかったという。


・・・(失笑)。

この本、出たら私も記事に書こうと思っていたんですけどね。何がどうしてこうなったのか、関係者みな言いたいことはたくさんあるでしょうけど、なーんかね。

いろいろ考えさせられました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする