ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

Mishima: A Life In Four Chapters

2008-10-11 20:24:50 | 映画
緒形拳が亡くなりました。あれだけの役者ですから、たぶんこのブログの読者の方々も、ファンではなくても印象に残った演技、忘れられない役というものがあると思います。

映画では、「鬼畜」「復讐するは我にあり」「楢山節考」あたりが代表作ということになるでしょうが、実はかなり彼のキャリアに大きな影響を及ぼす可能性のあった作品が、見て見ぬふりをされています。

Mishima: A Life In Four Chapters です。





        

下のほうの昔のジャケットのほうがいいですかね。


この映画は、緒形が三島由紀夫を演じています。

正直、緒形も強烈な役者ですが三島もあのような唯一無二の人物ですので、緒形も演じるのにかなりの困難を感じているようにも思えますが、しかしこの映画はなぜか日本で公開はされていません。

何でも故・三島夫人が公開を嫌がったということでして、詳細な事情は明らかではありませんが、ともかく日本では劇場公開、ソフト発売ともに見送られています。


出演者は緒形のほかにも坂東八十助、佐藤浩市、沢田研二、永島敏行、 萬田久子 、烏丸せつ子 といったところで、80年代半ばの時代性を考えればなかなかのキャストではないでしょうか。そして、英語のナレーション(三島の独白)にロイ・シャイダーも出演しています。彼も今年亡くなってしまいました。

この映画の構成は、自衛隊で割腹自殺するまでの三島の生涯と、『金閣寺』『鏡子の家』『奔馬』(『豊饒の海』第二部)の3篇をおりまぜるという構成になっています。

大きな声ではいえないのですが、拙宅の近所のとあるレンタルビデオ屋では、なぜかこの映画の米国版VHSがありまして、私も鑑賞しました。こんなことはこの店だけだと思ったのですが、どうやらけっこう日本中の店に出回っていたみたいです。

その後2003年、ニューヨークにいった際、紀伊国屋書店でこの映画のDVDを買いました。日本とはリージョンコードが違いますが、私はリージョンフリーのデッキを持っているので、再生に困難はなく鑑賞できました。

私は個人的には三島という人間にはきわめて批判的なのですが、この映画自体は面白く見ました。演出もしっかりしているし、小説での抽象的なセットもなかなかのものです。三島には熱狂的なファンがたくさんいるわけで、いろいろ不満もあろうかと思いますが、しかし一見の価値はあるのではないかと。

正直、この映画が日本で公開されれば、緒形拳の代表作として当然扱われたでしょうし、また外国映画への進出もかなりスムーズになったのではないかと思うのですが、公開されずしかも関係者が言及すらいやがっているので、封印された作品になっています。残念です。

そういえば、緒形は、もともと「戦場のメリークリスマス」にも出演予定だったとか。たけしの役です。個人的には、緒形が演じたほうがよかったかもと思います。

なお、日本のアマゾンではこの映画を扱っていないみたいですが、米国のアマゾンでは購入可能です。
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すごいサイト

2008-10-10 18:33:21 | 映画
先日、トレイシー・ハイドと「小さな恋のメロディ」についてネットで調べていたら、これはすごいと、私でさえ驚くサイトを見つけたのでご紹介します。興味のない方にとってはなんてこともないかもしれませんが、熱心な人はここまでするということを認識していただければ幸いです。

こちらのサイトでは、この映画のロケーションが行われたロンドンのさまざまな場所を調査し、特定しています。主演のマーク・レスターにも問い合わせたそうです。

ロケ地について書かれたものは本もあるし、ましてやネット時代ですからいまさら驚くほどのことではありませんが、調査時点で30年も前の映画のロケ地をここまで詳細に調べるとはねえ。すごいですね。

実は私も、もう少し暇になったらアニセー・アルヴィナ巡礼の旅でもしようかとひそかに(どこが)計画を練っているのですが、ここまでやっている人がいるのだからね。世の中、熱心な人はすごいということです。

でも、マーク・レスターもよく調査に協力しましたね。彼は今接骨院を経営しているそうで、看板には日本語も書いてあるとかいう話を聞いたことがあります。日本には今でもいい印象を持っているのかな。

今のところロンドンに行く予定はありませんが(ずいぶん昔に一回行っただけ)、今度ロンドンに行ったら、アビー・ロード以外にもちょっとこの映画のロケ地を訪ねてみようかな。しかし、ロンドンのような大都市でも、案外30年以上もたってもあまり景色は変わっていませんね。東京ではこうはいきません。

今日、ずいぶんしばらくぶりにこの「小さな恋のメロディ」を見ています。見たら、この映画について記事を書きます。
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メグ・ライアンのインタビューを翻訳するつもり

2008-10-09 21:32:56 | 映画
かなり前、私が外国の雑誌をあさりながら都内某大書店を徘徊していたら、C Magazineというあまり良く知らない雑誌が目にとまりました。「CALIFORNIA STYLE」だそうです。9月号でした。

なぜこの雑誌が目にとまったかというと、表紙がメグ・ライアンだったからです。彼女も正直、ひところの人気はすでにないし、私はそんなに熱心なファンでもありません。でも私程度の映画ファンだったら、どこかで彼女の映画は見ているし、ネスカフェのCFで彼女の「Perfect!」というセリフを聞くと(うそつけとは思いつつも)うれしくなってしまいますし、関西国際空港で彼女の大きなポスターを見た時は、これまた幸せな気分になりました。その程度には、私は彼女のファンです。

2003年にニューヨークへ行った際、カフェ・ラロに行ってみました。深夜まで列ができているくらいの込み方でしたので、中に入ることはできませんでしたが、とてもきれいなカフェでした。映画「ユー・ガット・メール」で彼女とトム・ハンクスが逢ったのがここでした。

雑誌の中に、
SIMPLY MEG
と題した4ページの記事があります。写真が3ページでインタビュー記事が1ページです。そんなに長い記事でもないし、たぶんメグのファン・サイトを運営している方が既に訳を発表しているのではないかと思いますが(確認はしていません)、あまり眼にとまっていない記事だと思いますので、私が翻訳してこのブログで発表することにしました。英語の翻訳は初めてですが、フランス語のインタビューよりはいい訳を仕上げられるかもしれません。来週の連休あたりに発表したいと思います。お楽しみに。

あ、もしかしたら知らなかったのは私だけかもしれませんが、Meg Ryanっていう芸名は、GERMANYのアナグラムだったって、みなさんご存知でした!?



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トレイシー・ハイドについて、いくつかのことが判明する(追記あり)

2008-10-08 22:52:41 | 映画



トレイシー・ハイド(Tracy Hyde)と聞いてすぐピンとくるのは、1970年代に映画が好きだった人か、映画マニアでしょう。彼女は、1971年の「小さな恋のメロディ」に出演して、日本で高い人気を得ました。しかしその後あまりぱっとせず、今では「あの人は今」なんて番組にも登場したりしているくらいです。

先日の日曜日(10月5日)、ちょっと彼女について調べたいと思い、いくつかのサイトをチェックしていたら、いろいろ興味深いことを知ることができました。というわけで、このブログの読者の皆様にも知ってほしいと思って、今日の記事を書こうと考えたわけです。

まず面白く思ったのが、日本のwikipediaには、彼女の記事がないということです。英語の記事はなくても日本語のはあるんじゃないかと考えていたのですが、そうでもなかったみたいです。英語の記事が意外と充実していたのでとても参考になりました。

トレイシー・ハイドは、1959年3月16日にロンドン郊外のフラム(フルハムよりも「フラム」という発音のほうが正しいそうです)に生まれました。4歳からバレエを始めて、少女モデルなどもやっていました。

で、彼女の写真を映画関係の仕事をしていたアンドリュー・バーキンが見て、 「小さな恋のメロディ」(以下、「小さな恋・・・」と略)のオーディションに出ることを彼女の家族にすすめて、さらに制作のデヴィッド・パットナムや監督のワリス・フセイン(彼はインド出身でした)、脚本のアラン・パーカーに彼女を推薦しました。おそらくそのために、彼女は「小さな恋のメロディ」のメロディ役にばってきされたわけです。これが1970年の初旬です。

バーキンは、ジェーン・バーキンの兄で、1945年生まれですからこのとき25歳の若さでした。映画ではsecond assistant directer とクレジットされているバーキンですが、wikipediaの英語版の「小さな恋・・・」の記事によると、脚本もアラン・パーカーと執筆していたそうです。つまり、この映画の基本的なコンセプトや制作実務は、かなりの部分バーキンが担当していたということです。この映画での最重要人物は、このアンドリュー・バーキンかもしれません。

さてそれを知って考えると、これは賛成を得られないかもしれませんが、トレイシー・ハイドって、ジェーン・バーキンとちょっと雰囲気似ていない?! 少しぽわーんとしたところなんか近いところがあるかも。すいません、そうは思わんと言われれば仕方ありません。

  

「小さな恋・・・」の出演後、彼女は何本か英国のテレビドラマに出演しますが、1973年のドラマを最後に出演が途絶えます。しかし「小さな恋・・・」が日本で大ヒットしたせいもあり、彼女は日本に呼ばれて、彼女の主演映画すら企画されますが、実現はしませんでした。あまり出来のいい映画にはならなかったでしょうが、製作されればおもしろかっただろうなあと勝手に考えます。こちらのサイトによると、沖雅也との共演映画まで企画されたそうです。いやあ、実現していたらどんな映画になったことか、興味が尽きることはありません。沖とトレイシーの顔合わせもあったそうです。



その後彼女は、秘書になる勉強をして法律事務所などに勤務したりします。芸能活動からは遠ざかりましたが、日本の映画雑誌「ロードショー」(この雑誌も休刊ですね)の1977年5月号での「シネマ大賞」で彼女が1位になったために、わざわざ日本まで足を運んでいます。ほんまかどうかはいざ知らずですが、彼女は日本を去る際、

>読者の皆さん、私にまた投票してくれるかしら・・・?
そしたら、貯金しなくてもまた日本に来れるのに。

と言ったとか。もし事実なら、いろいろ考えさせられるセリフです。



1980年代になって彼女は、突然映画界に復帰しますが、あまり成功したとは言えません。1988年で彼女はその世界を去っています。30を目前にしていたこともあったのでしょう。正直、80年の写真を見ると、さほど魅力があるようにも見えません。

90年代は彼女はフランスに在住していました。お子さんも3人いるそうです。94年、99年に日本のテレビの取材を受けています。99年だったかにはマーク・レスターとも顔を合わせていました。

さて、私がこのような記事をくどくど書いていたのは、じつはこれからの情報を伝えたかったのです。彼女は現在、英国のロンドン郊外のサリーのペットショップで仕事をしています。そのサイトには、彼女の写真も写っています。

黒い髪の女性がトレイシーです。80年の写真よりも、今のほうが魅力的かも。

この店は、彼女の実家で経営しているもののようで、トレイシーは
>Tracy(Manager)

と紹介されています。地味といえば地味ですが、彼女にとっては今はとても幸せなのかもしれません。

私は知らなかったのですが、日本以外でも彼女はカルト的な人気があるようですね。なかなか興味深いサイトもあります。もう彼女が芸能界の一線で活躍することはないでしょうが、マーク・レスターは最近芸能界に復帰したようです。彼女も、特別出演くらいはしてもいいかも。

なお、この記事を書くにあたって、英語版のwikipediaIMDbを参考にしました。どちらも本当に役に立つサイトです。

最後に。彼女も来年(2009年)50歳です・・・・。

2010年3月9日追記:記事にも書いたトレイシーの日本のテレビ番組出演時の動画をこちらの記事にはりつけましたので、興味のある方はご参照ください。

2023年4月20日追記:昨日(4月19日)『小さな恋のメロディ』が放送されて、この記事ほか一連のトレイシー・ハイド関係の記事をお読みいただいたようです。それで、追記するのが遅くなってしまいましたが、この記事を書いて14年もたって、マーク・レスターとトレイシーのお二人と一緒に記念写真(お二人とのツーショット写真をふくむ)もとれて、懇親会に参加できて握手や食事やお話もできてしまいました。

マーク・レスターとトレイシー・ハイドの神対応に感動する(2人に挟まれた写真、2人とのツーショットも撮れたし、直接の会話、握手もできた!)(2)

もちろんこの記事を書いた時点では、そんな日が来るなんて想像もしていませんでした・・・。

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格闘家になること

2008-10-06 21:42:01 | 格闘技
このブログには、一回だけ格闘技について書いた記事があって、そのため「格闘技」というカテゴリーがあります。その後、格闘技についてはオリンピックの時くらいしか特に触れることもなかったのですが、ついに今日格闘技についての記事を書くことになりました。なんて、べつにどってこともないですけど。

北京オリンピックの柔道100キロ超級で金メダルを取った石井慧が、プロ格闘家になるそうです。

個人的には、次のロンドンに出場してからプロに転向してもいいじゃんと思うのですが、たぶん柔道ではもうやる気が続かないと考えたのでしょうか。大人の考えですから他人がああだこうだ言っても仕方ないですが、もったいないと思います。

たとえば相撲の曙みたいに、「よせばいいものを」とだれもが考えてやっぱり全然どうしようもなかった人もいますからねえ。

もちろん相撲というプロ格闘技から別の世界に入った曙と、柔道というアマチュアからプロ格闘家になる石井ではずいぶん違います。曙よりはだいぶましかもしれませんが・・・。

曙なんか、よせばいいものを体じゅうに刺青なんかほっちゃってねえ。趣味や価値観の問題だからしょうがないですけど、あんまり頭のいい人じゃないですね。石井はなかなか頭がいいみたいですけどね。

それにしてもスポーツって、たとえばサッカーなどは事実上プロとアマになんら垣根はありませんし、だんだんスポーツ界はそのようになっていくと思いますが、格闘技の世界っていうのはプロとアマの壁はまさに絶壁ですから、プロからアマ、アマからプロっていうのはものすごい段差であり移動には一生ものの覚悟が要ります。

石井だっておとなしく柔道選手をやっていれば日本柔道界の最高幹部になったでしょうが、もう彼に柔道界で居場所はありません。極真空手なんて、現役の世界チャンピオンがK-1に出たりもしますが、これもだいぶ制限が緩くなってきたからできるようになったことです。柔道界では、プロに行った人間が柔道に復帰するのはまだまだ難しいでしょう。

時代も変わったのだから、このようなことはある程度の柔軟性がほしいところですが、当分無理でしょうね。

さて、石井のデビューは、うわさによると今年の大みそかにヒョードルとの試合とか。そんなん石井はあっけなく負けちゃうよね。どうせ出るのだから、いきなり大物とでなくじっくりと総合格闘技に適応できるようになってから試合をすればいいと思います。

あ、すいません、このブログの読者の方って、格闘技なんかあんまり興味ないでしょうけど、これからはたまには格闘技の話も書こうかと思います。

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フォトログ(ブダペスト)

2008-10-05 22:32:59 | フォトログ
ネタが苦しい時のフォトログです。ブダペストの写真を何枚か掲載します。



ペスト側から見たドナウ川とくさり橋です。



同じくくさり橋にて。



ブダの高台にいた女性。



ドナウ川沿いの道(ブダ側)にて。



早朝、ガスが出ています。



カフェにいた女性。

また、このような写真を載せます。

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リー・リトナーとデイヴ・グルーシンのコンサートに行く

2008-10-04 22:06:30 | 音楽関係(CD、コンサート、歌手、楽器その他)
リー・リトナーとデイヴ・グルーシンといえばフュージョン界の大物です。で、私としてはグルーシンといえば映画音楽家としての印象を強く持ちます。特にシドニー・ポラック監督との作品などは、世間でもよく知られていると思います。

   


系統は違いますが、イージーリスニングのポール・モーリアも、レイモン・ルフェーヴルも、ついにコンサートに行くことはありませんでした。今にしてみれば行っておけばよかったと思います。

10月2日、リトナーとグルーシンのライヴが錦糸町の すみだトリフォニーホールでありました。グルーシンもけっこうな年齢なので、私も行くことにしました。コンサートに行くのは、シルヴィ・ヴァルタンのにいって以来、ちょうど半年振りです。で、その前に行ったのがジェーン・バーキンのコンサートで、これまた半年くらい前です。ほんとは、もっと頻繁に行きたいんですけどね。



この日は仕事が追い込みで、会場に着いたのが7時40分くらい。入り口の近くの席に座りました。ピアノのグルーシンとギターのリトナー、ベースとドラム、それにこのホールを拠点として活動する新日本フィルハーモニー交響楽団が競演します。

前半は、彼らの最新のアルバムからの曲が演奏され、バッハからラテンアメリカ系統の局が演奏されました。グルーシンは、時にピアノ、あるいはタクトを振ります。若い時代の写真と比べるとさすがにおじいさんになってしまいましたが、本物のグルーシンがピアノを弾く姿を見てけっこう感動してしまいました。休憩が入ります。

休憩の際、私は本来の自分の席に座ることができました。私の席は前から10列目の19番の席で、ほんとに真ん中の席でした。

後半は、グルーシンの作曲した映画音楽が演奏されました。『グーニーズ』『黄昏』『愛すれど心さびしく』。とくに私は、『愛すれど心さびしく』のグルーシンの音楽は大好きなので、彼自身の演奏でこれを聞くことができたのは、本当に至福の思いでした。

グルーシンは途中のMCで、自分とシドニー・ポラックが同い年で親友だったこと、その彼が今年亡くなったことがとても残念であることを語りました。二人とも1934年生まれです。

そして『トッツィー』より「君に想いを」『ザ・ファーム/法律事務所』より「メンフィス・ストンプ」『ハバナ』より「クーバ・リブレ」と3本のポラック作品の音楽を聴くことができました。とくに「メンフィス・ストンプ」では彼のピアノ・ソロを聴けました。一生の思い出です。

ラスト(アンコール)は、「恋におちて」より「マウンテン・ダンス」です。

いやあすばらしい時間をすごしました。

残念ながら満席のコンサートではありませんでしたが、グルーシンのCDを引っ張り出そうと思いました。あれ、リトナーの話がぜんぜんでてきませんね。すいません。
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しばらくぶりに野球を見に行く(4)

2008-10-03 22:47:17 | スポーツ
あとはアウトを3回とれば試合終了、胴上げです。選手、スタッフ、観客、マスコミすべてが期待に胸をふくらませます。



マスコットに挟まれた選手たちに注目。遠めの後ろ姿でも、期待感がうかがえます。



上の写真はテレビ画面より。


が・・・・。


私はライオンズファンではありませんが(堤氏はあまり好きではありません)、さすがにあまりに気の毒ですので、9回の詳細については書くのを控えましょう。が、満塁ホームランを打たれちゃどうにもなりませんね。








いやあ、すばらしい表情ですね。このときのショックは、一生忘れることはないでしょうね。

さすがに10-7で勝負ありました。9回の裏はあっけなく終了。優勝は持ち越しです。





観客たちは淡々と帰宅します。しかしすごい試合でした。

この試合の敗北で優勝を逃して2位確定なんてことになっていたら、観客が暴動を起こしかねないような試合でした。こんな試合あるんですね。いやあ、面白い試合でした。

たまには野球に限らずスポーツ観戦も悪くありません。なお、テレビ画面の写真は、このブログにコメントをくださっている Elekt_ra さんからいただきました。感謝を申し上げます。

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しばらくぶりに野球を見に行く(3)

2008-10-01 20:54:32 | スポーツ
まず記事の前に、大阪の個室ビデオの放火で理不尽に亡くなった犠牲者の方々のご冥福を祈りたいと思います。しかし改めて考えますと、雑居ビルにあるインターネットカフェなどは危険ですね。私もその手のところには出入りすることもあります。でも、注意しろと言っても・・・。

さて野球の試合ですが、3-1でリードされていた西武ライオンズですが、7回裏のラッキーセブンに1点入れました。当然一塁側スタンドは盛り上がります。







ちょうどこのころ、オリックス・バッファローズが敗色濃厚となりまして、この試合に勝てば西武ライオンズの胴上げ可能性が高いということになりました。1点差ならどうにでもなりますから、当然スタンドは盛り上がります。




しかし8回表、致命的とも思えた2点を取られてしまいました。交代のピッチャーが頭にぶつけてしまい退場処分です。5-2ですから、ほぼ90%負け確定かなと思いました。スタンドも、失望の色が濃くなります。

が・・・・。

ちょっと信じられない光景を見ました。8回の裏、1点を返してさらにタイムリーで5‐4になりました。このころ(ちょうど5時半ごろ)スコアボードでバッファローズ敗北の知らせが出ました。スタンドが大興奮となったところで、満塁のチャンスに後藤が走者一掃のツーベース。7-5で大逆転です。もう優勝を確信したファンはお祭り騒ぎです。









8回裏終了で2点のリードです。セーフティリードとは言えませんが、常識的に考えて、これは優勝を目前とする側の勝利だと思いますよねえ。私は無論そう考えましたし、スタンドにいる関係者すべてがそう考えたでしょう。

しかし、世の中、常識が通用しないこともあります。

余談:今日電車に乗っていたら、夕日が電車の中に入ってきて、その柔らかい日差しを見て「秋だな」と感じました。今日からクールビズでない普通の服装になりました。もしかしたら日本で一番過ごしやすい季節かも。
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