拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

あぐりを見てうらやましくなったからだと

2012-04-09 20:28:40 | インポート
カーネーションの放送が終わってしばらくたった今、急にあっちゃこっちゃのトーク番組に懐かしのメンバーが登場。今日は、スタジオパークに八重子さん(田丸麻紀さん)が出て、金曜日はようやく恵さん(六角精児さん。まーた国会でつぶれたりして。)。それから、ずーっとおひさまに肩入れしてた徹子の部屋、今日、コシノジュンコさんが登場して、木曜日は安岡のおばちゃん(濱田マリさん)。先週は笑っていいとものテレフォンショッキングに晩年の糸子が出てました。みんな見てたんですねー。タモリさん、晩年のメイクがよくできてたって話をして、テロップに「カーネーションで活躍・・」と。活躍したのはオノマチ糸子だからちょっと不満。あとは、徹子の部屋にいつオノマチ糸子が出るかだ。今日のコシノジュンコさんの話、面白かった。自分がひどい描かれようだったので頭にきたけどまあいいかと(ドラマでは猛獣扱いでしたもんね。「小原直子です」なんて自己紹介してた。)。それから、糸子のモデルになった小篠綾子さん、自身の一代記を朝ドラにしてほしいってNHKの集金のおじちゃんに訴えてたって話は有名ですが、「あぐり」を見てうらやましくなったからだと。なーるほどねー。あぐりも実在の人物をモデルにした田中美里さんが主演したいいドラマだった。ヴァイオリン独奏のテーマ曲がほんとにきれいだった。ソ、ドード、ソーソ、ラソファソー、って感じの。

無口な女

2012-04-09 20:16:02 | インポート
上品な女のタイトルで競馬の記事はフェイントでしょうが、オペラの題名でもフェイントがあります。リヒャルト・シュトラウスの無口な女(Eine schweigsame Frau)。これ、ホントに無口な女の話ではありません。無口なふりをして金持ちのじいさんと結婚して、結婚したとたんに大暴れするって話です。オペラではよく取り上げられる題材。「いち、にい、さん」と秒読みをして、いっきに暴れます。私が好きなシーンは、じいさんをいかにだますかみんなで策略を練るシーン。わくわくする音楽です。ブルマイスターのLPをいつも中古屋さんで眺めながら買わずにいて、最初に聴いたのはベームのCDが出てから。1950年台のサルツブルク音楽祭のライブで、若きヘルマン・プライがはつらつと歌ってます。台本はシュテファン・ツヴァイク。大学のドイツ語の授業でこの人の書いたものが教材で使われてましたが、どんだけ偉い人だか全然分からずじまい(どこにでもいるアホな学生でした。)。シュトラウスは、最初、ホーフマンスタールと組んでオペラを作ってましたが(バラの騎士とか)、ホーフマンスタールが亡くなって、その後、組んだのがツヴァイク。このコンビでどんだけ素晴らしいオペラが生み出されるはずだったか。ところがツヴァイクはユダヤ人だったので亡命。このコンビによるオペラは1作のみとなりました。私、ドイツにちょっこしいた時、学校での発表の題材にこのオペラを選んで。なかなかうけたので、もっと研究しようかと思ったら、同じようなことを考える(もっと偉い)人はいるもので(シュトラウスのこの時代、研究は手薄らしい。)、最近、このオペラ及びこの時代のシュトラウスについての立派な本が発刊されました。買いましたよ。