拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ランスへの旅~オリイ伯爵

2012-04-14 23:17:30 | インポート
昨日記事にしたお二人のうちお一人が他方を称して「鳩がカモ状態」だと。人のことだとうまいことをおっしゃる。野党の幹事長は「イラン」外交だと。これもうまい!だけど笑点じゃないんだから。WOWOWで、ロッシーニのオリイ伯爵をやってる(メトの上演)。このオペラ、音楽はほとんどランスへの旅からの流用。ランスへの旅と言えば、アバド=ウィーン国立歌劇場の来日公演で聴いたのがすばらしかった。カバリエ、レッラ・クベッリ、ガズディア、ヴァレンティーニ・テッラーニ、マテウッツィ(ヴァレンティーニ・テッラーニとの二重唱でハイEを出した!)、ライモンディ、フルラネット、エンツォ・ダーラ!カバリエが指揮者の真似してました。ミュンヘン・オペラのマイスタージンガーの翌年でした。オペラもバブルだったんですねー。そのちょっと後、あー、やっぱりWOWOWだった、アバドがベルリン・フィルで。コンサート形式だったけど、来日公演の時と同じ雰囲気が味わえました。歌手はところどころ違って、クベッリ→ストゥーダー、ガズディア→マクネアーとか。最近、BSでスカラ座のやつをやってて、アバドの時と同じ演出だったけど、ちょっと大人しい感じが。私が最近おきにのバーバラ・フリットーリが出てた(間違えました。チオーフィだった。)。で、今回のオリイ伯爵だけど。これはすごい。タイトルロールはかのフローレス!それから、誰このすごい高音出すソプラノ?と思ったらディアナ・ダムラウだった(顔が細くなったような)。それからメゾもすごい、ジョイス・ディドナート。声の饗宴。名演です。