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暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

はつ夏のベランダ茶会・・・(1)

2018年06月05日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会



6月3日(日)は「はつ夏のベランダ茶会」です。
茶会に先立ち、メールでご案内を差し上げました。

草花が繁茂し金魚の棲んでいるベランダで ゆるりと薄茶一服差し上げたく どうぞお出まし下さいませ。
薄茶なので楽しく親交を深めることが第一と考え、気軽にさせていただきます。
ベランダ席は初めての試みです。設えが意外と難しく悩みながら・・・どうぞお楽しみに。
この茶会を機にお茶の縁が新しく結ばれたり、親交を深めたりできましたら何よりと存じます。
御来庵を心からお待ち申しております。




 茶会の主人公はベランダ先住の金魚たち
 ・・・そう言ったら、飼い主がアオミドロいっぱいの水槽を数回に分けて水替えしてくれました


お客さまは4名様、引き合わせてくださったお茶の神様に感謝しながら、私見の紹介文を忘備録として記します。
(この茶会のご馳走はお客さま、ベランダ周りの草花と金魚と思っております)

Hさま・・・横浜市金沢区にお住まいです。表千家流の方です。
今年初め、右膝故障で休んでいたブログを再開をした時、再開お祝いの嬉しいメールを頂きました。この度の茶会へ勇気を出して初参加です。

Oさま・・・東京都世田谷区にお住まいです。S先生の東京教室(裏千家流)で共に学んでいる先輩で、頼りになる方です。
暁庵の茶事が気に入ってくださったようで、今回も参加してくださって感謝感激です。

Kさま・・・東京都渋谷区にお住まいです。京都出身で25年間のイギリス滞在のあと、京都を経ての東京暮らしです。
裏千家流ですが、金剛流の能もお習いしています。京言葉がはんなり素敵ですが、エネルギッシュな方です。

Sさま・・・東京都武蔵野市にお住まいです。暁庵が京都滞在中、2回も茶会へ来てくださいました。
お招きをためらう様な古家「灑雪庵(さいせつあん)」でしたが、一生懸命おもてなしした数々の茶事・茶会が懐かしいです。再会を楽しみにしておりますし、日々の暮らしをお聞かせください。流派は表千家不白流だったような・・・?。
(参考ブログ:https://blog.goo.ne.jp/maru-akko_august/e/c8fa93391e26e921dc3226081780d333 
https://blog.goo.ne.jp/maru-akko_august/e/375593b61db23e3cb587154d526187c8
https://blog.goo.ne.jp/maru-akko_august/e/f93fb4e42ec6e5ebf6d8593c53fdcc40 )


    狭い庭にうっそうと庭木が生い茂っています

その日は晴れ、風もなく、これで緋傘を立てれるわ!
予報の最高気温は28℃とのこと。少しでもベランダの温度を下げるべく、9時前からパラソルと緋傘を立て、露地や植木に水をたっぷり撒きました(この作業は私めではなくツレの協力で・・・)。
玄関周りに水を撒き、在釜の札を掛けてお待ちしていると、12時少し前に車が止まりお客さまが到着したようです。
詰のSさまが打つ板木の音を合図に、冷たいおしぼりと梅ジュースをお出ししました。

今回は全部椅子席、ベランダが薄茶席という初めての試みでした。
待合は八畳の和室、こちらに点茶盤と喫架で大きなテーブルを作り、煙草盆を置きました。
待合ですが、暁庵も丸椅子に座って最初のご挨拶はこちらでゆっくりと・・・。


    点茶盤と喫架を並べたテーブル席(待合)    

床に「洗心」の御軸、紫野・寛道師の筆です。
桑小卓の中棚に花、天板に香炉をかざってみました。
ピンク色の花はベランダ脇のプランターで咲いていたのですが、植えた覚えもなく花名もわかりません・・・。花器は京都で購入した小代焼です。
伊万里で購入した香炉を天板に置き、伽羅を焚いてお迎えしました。


(ピンク色の花の名前がわかりません。わかりましたら是非ご一報ください)


自己紹介をして頂き、いろいろお話が飛び交って緊張感がほどけていったかしら・・・。
隣の部屋へ動座して頂き、そちらのテーブル席でお昼を差し上げました。
(反省・・・点心のつもりでしたがいろいろ作っていったら、点心だか懐石だかわからない中途半端なものになってしまい恐縮しています  )


  はつ夏のベランダ茶会・・・(2)へつづく   募集記事へ

第1回・花ゆう会を終えて・・・

2018年06月01日 | 暁庵の裏千家茶道教室

    睡蓮鉢の金魚が元気に泳ぎまわっています



    七事式偈    両忘庵・大木拙翁筆


5月19日(土)に第1回・花ゆう会(かゆうかい)を開催しました。

花ゆう会は当ブログで募集させて頂いた、花月を初歩から修練する会です。
暁庵の社中だけでは人数が揃いにくいこと、社中外の方が入ることで良い意味での緊張感が生まれること、さらに新たな交流が始まるのも楽しみでした。
社中からY氏、Kさん、Uさんが、外部からHさん、WKさん、WTさんが参加してくださいました。
HさんとWKさんはお茶サロンに参加してくださった方、WTさんは五葉会のメンバーでもあり、この度のご縁がとても嬉しいです。

「花ゆう会」の名称はみんなで決めました。
候補をいくつか上げ投票して頂いたのですが、票が割れて困りました・・・。
一番多かったのが「花ゆう会」でした。
ただ、ゆうの字が遊、友、悠など・・・それで平仮名のゆうとし、各自の頭の中で好きな字を当てはめてもらうことにしました。
暁庵は「ゆう=友」かしら・・・?




  縞葦、京鹿の子、二人静、鳥足升麻を桂籠にいけました


第1回は全員参加して頂きたく調整したのですが、Kさんが足首をねん挫し急遽欠席されて残念でした・・・Kさんもきっと・・・。

その日の科目は平花月、平花月、濃茶付花月です。
折据や花月札の扱い方、札を置く位置、「お先に」のタイミング、足の運びなど、今まで諸先生方からご教示頂いたことを一生懸命思い出しながらお教えしました。
恥ずかしながら暁庵は今まで七事式(花月を含む)を何度も何度もやって、それでも忘れてしまって・・・なのです。
座右の銘「養之如春(これを養う春の如し)」を噛みしめながら、ゆっくりされどしっかり歩んでいければ・・・と思います。




花月は一緒に勉強するお仲間が大事です。
とても素敵なお仲間が集まってくださって、これからがますます楽しみになりました。
みんなで「花ゆう会」を養之如春、育てていきたいですね。
6月16日(土)に元気にお会いしましょう。 お会いするのがもうもう楽しみです!  


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