
雨のベランダ・・・・愉しかった茶会が終わり、元のベランダへ戻りました
(2018年6月6日撮影)
(つづき)
4人のお客さまから素敵な後礼の手紙やメールを頂き、何度も茶会のあれこれを思い出しながら拝読しました。
ありがとうございます!!
SさまとKさまから頂いたメールを記念にこちらへ掲載させて頂きます。

靫草(うつぼぐさ)または夏枯草(かこそう)とも

暁庵様
昨日はお招きいただきありがとうございました。
心の通い合うお茶席にただ今も余韻をたのしんでおります。
待合の設えに心静かに、丹精込めたお懐石に胸熱く、そして野趣に富んだお席に驚き
御趣向に感謝の思いでいっぱいでございます。
京都の灑雪庵の茶会へ伺ってから4年が過ぎ、再会が叶いまして本当にうれしく懐かしいおもいです。
天神市で出会った反物を仕立てお伺いできましたことも天神市で出会ったというお火箸につながりました。
山本玄峰師の短冊に私も何年か前に出会い丁度今使わせていただいておりましたので、うれしく思いました。
お柄杓も持たせていただきこの上ない一日となりました。
どうぞお疲れが出ませんようにおすごしくださいませ。
またお会いできますこと心より願っております。
取り急ぎ御礼申し上げます。 Sより


暁庵様
昨日は素晴らしいお茶会にお招きいただき本当にありがとうございました。
はっきり言って、「暁庵ファンクラブ」のファンミーティングのようでした(笑)。
待合でもどこでもひたすら暁庵さまのお茶に対する姿勢や本日の設えやお料理、おもてなしの数々に対する感想の言い合いっこで、皆様、目をキラキラさせて語る、語る・・・。
私も含めて、ブログのファンであり、今日の日をどんなに楽しみにしていらしたのかなと、皆様の熱い血潮に触れた思いでした。
お天気もそれを受けて暑くなるかと思ったら、さわやかな薫風が手入れされた愛らしい庭の樹々をそよがせ、緑陰の気持ちよい、ベランダ茶会となりましたね。
旅箪笥から繰り出される野趣あふれるお茶碗の数々に歓声があがり、それについてのお話も興味深く、また表千家の方のお点前も新鮮でした。
お料理も私はてっきり簡単な点心だとおもっていたら、いきなり四つ椀で、繰り出される鉢の数々に、これでは茶事じゃないですか~~~とかえって申し訳ないくらいです。
表千家の方や京都出身の私のことも考えてくださって、お料理や器にも細かい配慮が感じられました。
ひとつひとつに驚き、感心して感想を言うからなかなか進みませんでしたね(笑)。
私は京都の夏に、ちょっと暗くて涼しい「はしり」でおばんざいを頂戴しているような感覚になりました。
さらに至れり尽くせりのおもてなしもさることながら、やはり一番のご馳走は「お茶会」だったからこそ、いっぱい暁庵さまとお話ができたことです。
戸外で開かれるアリスのお茶会のように、さわやかなベランダで流派や経験の多少にかかわらず、お茶の話に専心できるのは、まさしく「洗心」「雪月花」の世界でした。
いつものように素晴らしい方たちとの出会い、一座建立してくださった暁庵さまに感謝するとともに、この刺激をまた自分の茶道生活に生かしていけるように精進したいと思います。
暁庵さまのお膝がかなり快方に向かわれているというGOOD NEWSもありました。
これからは暑くなったり、うっとおしい季節になりますので、どうぞご自愛くださいませ。
心から感謝をこめて Kより

色紙「茶」 布絵作家・森下隆子作

皆さま
早速に後礼の嬉しいお手紙を頂き、ありがとうございます。
私もたのしゅうございました!
ご一緒に楽しくゆったり過ごせましたのもベランダ茶会の持つ親しみやすさとお客さまのお蔭と存じます。
お茶の神様の配材は素晴らしく、素敵で刺激的なベランダ茶会になり、心から感謝しております。
本格的な茶事もよろしいですが、気軽な茶会も楽しいですね。
またどうぞお出かけください。

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