「地中海の猫」 制作 バルテュス
暑さも多少おさまり、ぶらりぃ、岡崎公園内の京都市美術館へ。
お目当ては第6回日本南画院選抜秋季展、主人(Iさん)のお付き合いです。
Iさんは退職してすぐに京都へ来たので、
「今までの趣味の他に、京都で新しいことに挑戦して欲しい・・・」
と思っていましたら、すぐに南画(水墨画)を習い始めました。
H先生のご指導のおかげで、びっくりするほど上手になりました(手前味噌?)。
その先生や先輩が秋季展に出品されていたのです。
帰りに「バルテュス展」へ寄りました。
実は、7月5日~9月7日まで開催の「バルテュス展」について全く知らず、
画家バルテュスやその絵についても無関心でした。
それでも、なぜか見たい・・と思ったのです。
看板の猫の絵(地中海の猫)に招かれた・・かもです。
画家の生い立ちも作品も知らなかったので、音声ガイドを借りました。
これが大正解!
初めに、バルテュス夫人・節子さんが語りかけます。
「すべての先入観を無くして、真っ新な心と目を持って
バルテュスの作品に向き合ってください。
仕事に命をかけた一人の画家の息吹を受け止めてください。
ご覧になる皆様に、何らかの形で未来の着想が生まれますように・・・」
バルテュス(1908-2001)が晩年を過ごしたスイスのグラン・シャレにある
アトリエが再現されていて、未完の画が数点展示されていました。
幸福な晩年を象徴するような、このアトリエから展示が始まりました。
生い立ちや波乱に満ちた生涯に沿って、画風や題材も変化し、
常に何か(貧困、戦争、着想、老いなど)と戦いながら、
ひたすら絵を追及している画家の姿を追い求める「バルテュス展」でした。
特に印象に残っている作品は、
D4-D17 エミリー・ブロンテ「嵐が丘」のための14枚の挿絵
016 鏡の中のアリス
018 猫たちの王
021 夢見るテレーズ
028 美しい日々
034 決して来ない時
037 地中海の猫
049 朱色の机と日本の女
050 読書するカティア
バルテュスはモーツァルトを好んでよく聞いていたそうで、
特別チャンネル「33」を押すと、節子夫人のコメントとともに
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より第1幕 二重唱「お手をどうぞ」
がいつでも聞けるようになっているのがステキです。
展示場で、小休止の広場で、合計3回も・・・。
まるで、傍らにバルテュスと節子夫人が一緒に聴いているようでした。
暑さも多少おさまり、ぶらりぃ、岡崎公園内の京都市美術館へ。
お目当ては第6回日本南画院選抜秋季展、主人(Iさん)のお付き合いです。
Iさんは退職してすぐに京都へ来たので、
「今までの趣味の他に、京都で新しいことに挑戦して欲しい・・・」
と思っていましたら、すぐに南画(水墨画)を習い始めました。
H先生のご指導のおかげで、びっくりするほど上手になりました(手前味噌?)。
その先生や先輩が秋季展に出品されていたのです。
帰りに「バルテュス展」へ寄りました。
実は、7月5日~9月7日まで開催の「バルテュス展」について全く知らず、
画家バルテュスやその絵についても無関心でした。
それでも、なぜか見たい・・と思ったのです。
看板の猫の絵(地中海の猫)に招かれた・・かもです。
画家の生い立ちも作品も知らなかったので、音声ガイドを借りました。
これが大正解!
初めに、バルテュス夫人・節子さんが語りかけます。
「すべての先入観を無くして、真っ新な心と目を持って
バルテュスの作品に向き合ってください。
仕事に命をかけた一人の画家の息吹を受け止めてください。
ご覧になる皆様に、何らかの形で未来の着想が生まれますように・・・」
バルテュス(1908-2001)が晩年を過ごしたスイスのグラン・シャレにある
アトリエが再現されていて、未完の画が数点展示されていました。
幸福な晩年を象徴するような、このアトリエから展示が始まりました。
生い立ちや波乱に満ちた生涯に沿って、画風や題材も変化し、
常に何か(貧困、戦争、着想、老いなど)と戦いながら、
ひたすら絵を追及している画家の姿を追い求める「バルテュス展」でした。
特に印象に残っている作品は、
D4-D17 エミリー・ブロンテ「嵐が丘」のための14枚の挿絵
016 鏡の中のアリス
018 猫たちの王
021 夢見るテレーズ
028 美しい日々
034 決して来ない時
037 地中海の猫
049 朱色の机と日本の女
050 読書するカティア
バルテュスはモーツァルトを好んでよく聞いていたそうで、
特別チャンネル「33」を押すと、節子夫人のコメントとともに
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より第1幕 二重唱「お手をどうぞ」
がいつでも聞けるようになっているのがステキです。
展示場で、小休止の広場で、合計3回も・・・。
まるで、傍らにバルテュスと節子夫人が一緒に聴いているようでした。