今日はバレインタディです。
胸ときめかせてチョコレートを渡したことも遥か彼方にあったけれど・・・
今は心からの感謝を込めて2つだけ用意しました。
あとはお渡しするだけですが、今日中に間に合うかどうか?微妙です。
2月17日に茶事をします。
11月24日の口切の茶事以来、久しぶりですが、茶事をしていないと・・・ねぇ~ぇ!元気が出ませんの。
お正客さまは京都からお出まし下さるので、とても張り切っています。
だいぶ前から準備していたのですが、それでもいくつか悩んでいる事が有ります。
その一つは炭です。
茶事では懐石の八寸の頃に煮えがつくのが良いとされ、濃茶の時には一煮たちが過ぎて湯がねれている頃が良き湯相とされています。
冬季は乾燥しがちなので炭が熾るのが早く、炭の置き方を工夫してもすぐに煮えがついてしまいますので、もう少し煮えを遅くするのが目下の課題です。
今回は、炭の洗い方と時期を考えてみました。
いつもなら1週間前くらいに洗うのですが、天気の様子を窺いながら4日目にし、しかも2時間くらいバケツの中に炭をしっかり漬けてみました。
今、炭を干していますが、良いのか悪いのか? 曇り空で寒いです。
もう一つは、初座と後座の掛物と花との関係です。
いつものことですが思い悩んでいたら、2005年「淡交」2月号に興味ある記述(「茶の湯の花」菱本芳明文)を見つけました。(以下抜粋します。詳しくは本誌をご覧ください)
古くは紹鴎の時代に、前席に掛物、中立でそれを巻いて後席に花を生けたという茶会記をときたま見受けます。
しかし、茶事が現在の形に整えられるのは利休居士の晩年です。しかも、それが確立されるのは江戸時代に入ってからと思われます。
怡渓(いけい)和尚などは「掛物は心法、花は慰みもの」と述べ、前席の緊張感を後座の花で解きほぐすのだと言いました。
一説には「前席は懐石で酒が入り、これが陽だから陰の掛物を取り合わせ、後席は茶が陽だから陰の花を生けるのだ」(江守奈比古著「茶の道具組」)という説明も見られます。
しかし、「草人木」には「人毎に始掛物、後花を定め心得るハ悪し、道具の前後は、亭主の心次第・・・」と述べられ、初座を掛物にするか、花にするかは、亭主の心まかせというわけです。・・・後略・・」
「亭主の心次第・・・」
いつもS先生から言われ、背中を押して頂いているお言葉でもあります。
その言葉にやっと合点がいきましたが、今考えなくっていつ考えるの?・・・もう少し考えて楽しんでみることにします
今日はこれから懐石材料の買い物へ出かけます。
梅香る正午の茶事へ