床に「隅田川」(蓼洲画)を掛け、釣釜(雲龍釜)にしました
3月9日(金)は弥生の五葉会でした。
廻り炭之式、結び帛紗花月、昼食をはさんで三友之式の順でお稽古しました。
10時頃に集合し、手分けして炭台、巴半田、筋半田などの準備をします。
廻り炭から始めるので、先ず全員で巴半田の巴の灰形に挑戦しました。
初めて・・・という方もいましたが、こればっかりは実際にやるっきゃない!
失敗しても火箸で灰をならせば何度も挑戦することができます。
毎日数回ずつやってみると、お好みの巴の灰形が常時できるようになるかも・・・。
もう一つ、2月になると毎年泥縄でやりだすことがあります。
それは左右の手の運動、開いたり握ったり、トレーニング用機器(握り込む)を手元に置いて、握力をつけることを心がけます。
通年で心がければよいのですが、怠け者の悲しさで2月から4月頃、つまり廻り炭が近づくと頑張ります。
札で花(東)が当たりましたが、巴半田や筋半田を持って点前座に座る自信がなく、Hさんに交代してもらい、月(正客)をさせて頂きました。
廻り炭では、点前の順番や炭の取り置きも難しいですが、一番の難関は埋火(うずみび)を成功させることです。
毎回、いろいろ工夫しますが、今回は8時頃(2時間以上前)に炉灰を掻き起して空気を入れてから炭火を置き、湯釜を掛けて灰を温めておきました。
その後、廻り炭の点前が進み、東が埋火を掘り起こし割ってみると、残念!火が消えて黒くなっています。
昨年第1回五事式で成功)した時とほぼ同じようにしたつもりでしたが、炭が少なかったのかしら?
今回失敗したことがとても好い刺激になりました。
もう一度3月末に廻り炭をする予定なので、いろいろ考えて再挑戦したいと思っています。
三友之式は全員で花を生け、香を聞き、花月で薄茶(4服点)を優雅に楽しみました。
まだまだ花が少ない時期ですが、持ち寄ってくださった花が床を華やかに彩り、春爛漫の風情です。
三友之式
侘助椿 雪柳 唐銅尊式 一 宗里 三
こでまり 雪柳 侘助椿 染付扁壺 二 宗悦 四
木蓮 相模侘助 小岱焼 四 宗厚
満天星つつじ 白玉椿 備前蹲 三 宗曉 二
金龍花 雪柳 萩耳付 主 宗智 一
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