暑中お見舞い申し上げます
35℃を超える猛暑日が続いていますが、如何お過ごしでしょうか?
暁庵は茶道教室へ入門されたKさんとM氏と割り稽古に汗しています。
割り稽古とは(茶道大辞典より)
点前作法の最も基本となる諸動作を部分的に稽古することをいう。
初心者が点前の稽古に入る前などに行う。帛紗さばきや茶巾・茶筅の扱いなど。
基本の基なので侮れませんし、初心者にとって割り稽古はなかなか大きな壁なのです。
しっかり集中して基本動作を正しく身に着けないと、いつまでも壁を乗り越えられませんし、へんな癖がついても困ります。
それで、7月だけ特別に稽古回数を3回に増やしてもらいました。
第1回目・・・先輩たちの小習いを見学しながら、濃茶、薄茶、菓子のいただき方を学んでもらいました。
その後、二人になり、帛紗さばき、棗や茶杓の清め方、茶筅通し、茶巾の扱いなどの割り稽古です。
第2回目・・・この日は二人だけの稽古日なので、襖の開け閉め、ご挨拶の仕方、帛紗さばきなどの割り稽古のあとで、
初めて盆略点前で自分で薄茶を点て自服していただきました。
「ご自分で点てた薄茶はいかがですか?」
「美味しいです・・・(上手に点てられてほっとした様子に秘かに拍手!)」
第3回目・・・一人ずつ別の日を設定して割り稽古と盆略点前をしてもらいました。
この日は襖を開け、歩き方、回り方など足運びを何度もやってもらいました。
「薄茶一服さしあげます」と挨拶し、盆を運び、建水を運び、盆略点前です。
盆略点前は手続き2回、鉄瓶から湯を入れ薄茶を点てる本番が2回、
一服目は私が客となりましたが、喉が渇いていたので超!美味しかったです。
二服目は亭主が客にもなって、自分で点てた薄茶を客席で呑んでもらいました。
こちらも美味しそう・・・。
薄茶は清浄の白(一保堂)、干菓子は柚子琥珀、抹茶落雁などでした。
本番以外の割り稽古は専らこちらで・・・
先輩と一緒、二人一緒、一人の稽古といろいろな形の稽古を取り入れてみましたが、
KさんもM氏もとても熱心なので、割り稽古の大きな壁を無事に乗り越えてくれそうです。
八月の前半は夏休みですが、後半また頑張りましょうね。
九月には柄杓を扱う稽古へスムースに入れそうで、秋の到来が楽しみです。
昨日プールへ行ったら
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