暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

寒中自主稽古  菓子五種

2013年01月27日 | 自主稽古(京都編)&奥の細道会
ぶるっぶるっ~う、お寒いですね。

寒中のある日、自主稽古をしました。
朝から雪がちらつく中、茶友がすてきな着物でいらして、
寒稽古にお付き合いくださいました。(ありがとう!)

科目は相伝の内、真之行、大円之草です。
最初に真之炭手前をさせて頂こうと用意していると、
湿し灰が足りないことに気が付きました。
湿し灰を撒くところは重要なポイントの一つです。
なるべく省略なしでしたかったので真之炭は次回へ。

               

主科目が大円之草なので、菓子を五種としました。
Yさんが主菓子2種、「花びら餅」と「咲き分け」(きんとん)を買いに
聚洸さんへ足を運んでくれました。
他の3種は自宅にあるもの、海老芋の煮物、蒟蒻ピリカラ煮、干し柿です。
それらを縁高に盛りつけてみました。

挨拶のあと、縁高を持ち出してから、末座でご一緒しました。
聚洸製の花びら餅は、
京都ではじめて出合うことができた花びら餅(川端道喜、末富、老松製)とは
異なる触感と味わいで、うまく表現できませんが、とても美味しかったです。
また、食べてみたいな・・・と思っています。

             
                 暮に頂戴した、川端道喜の「試餅」

最初に、真之行台子点前をさせて頂きました。
・・・大失敗(中仕舞を忘れてやり直し)もありましたが、
茶友に助けられて、今年初の自主稽古で真之行を修することができました。
いつもすっきりしないふくみ帛紗ですが、
きれいな畳み方を教えてくださって・・・うれしいです。

             

続いて、YさんとSさんが大円之草をいたしました。
実は、暁庵は大円之草が苦手かも・・・
というほど回数多く稽古していませんが。
大円之草は唐物茶入、和物茶入、天目茶碗、天目台、大円盆など
すべての扱いが入っているため、複雑で、修練として奥深いのですが、
なんせ、長い!・・・集中力が続かず、敬遠気味でした。

お二人の大円之草を拝見して、順番や違いを整理でき、
きれいな所作に刺激を頂いたので、
「次回はすらすらできるようになりたい・・・」
と今は思っています。

                              

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