8月1日(日)BSジャパンで放映された
「奥深き香道を継ぐ~500年の時を越えて~」を観て
門外漢ながら香道や香木への興味をつのらせています・・・。
盛夏の候、茶友のIさんから再び香席へお招きいただきました。
「何卒、また香席へ伺いたく・・」という要望に応えてくださったのです。
お客さまは五名、始めての方が多かったので、
前回同様、資料とメモ用の筆記用具が配られました。
香席へ入る前に別室で六国五味や組香についてレクチャーを受けました。
香席では、組香といって先ず3種の香(試み香、伽羅、羅国などの香木で、
和歌より香銘が付けられている)を聞きます。
次いで本香2種(試み香から1種と、今まで聞いていない香1種)を聞き、
この2種の組合わせを当てるのだそうです。
なんせ、2回目ですので間違っていたら、ごめんなさい。
その日の組香は「はつかぜ香」でした。
はつ風とは、八月終りか九月初め頃にふと「秋が来たなぁ~」と
一瞬感じる、爽やかな風を呼ぶそうです。
香銘「心、扇、露」は、秋のはつ風に因む和歌三種から付けられています。
優雅な香銘「心」と「扇」は、大好きな西行法師と式子内親王の和歌からと知り、
香席への期待で胸が膨らみました・・・。
頂いた資料には次のように書かれていました。
「はつかぜ香」
一.心 二、扇 三、露
上の三種を各二炷(ちゅう)づつ用意し、内一炷づつ試む。
残り三炷を内交ぜて一炷を選び、ウ一炷(今まで聞いていない香)を
加えて本香二炷となす。 ウは初風の心なり。
心 新古今 西行法師
おしなべて ものを思はぬ人にさへ
心をつくる 秋のはつ風
扇 新古今 式子内親王
うたた寝の 朝けの袖にかはるなり
ならす扇の 秋のはつ風
露 新古今 源 具親
しき妙の 枕の上に過ぎぬなり
露をたづぬる 秋のはつ風
いよいよ香席へ入りました。
香炭団が入っている香炉が二つ並べられ、灰手前が始まりました。
灰をかき上げ、灰押さえで灰を押さえながら円錐をつくり、
羽箒で際を整え、火箸で五面に十本づつ小筋を入れていきます。
正面に聞き筋を1本入れ、火窓があけられました。
Iさんの凛とした姿勢、確かな手の動き、茶道とは違う所作を
一同、真剣に息を詰めるように見つめました。
(2)へつづく
写真は、「カラスウリの花」と「風にゆれるガマの穂」です。
「奥深き香道を継ぐ~500年の時を越えて~」を観て
門外漢ながら香道や香木への興味をつのらせています・・・。
盛夏の候、茶友のIさんから再び香席へお招きいただきました。
「何卒、また香席へ伺いたく・・」という要望に応えてくださったのです。
お客さまは五名、始めての方が多かったので、
前回同様、資料とメモ用の筆記用具が配られました。
香席へ入る前に別室で六国五味や組香についてレクチャーを受けました。
香席では、組香といって先ず3種の香(試み香、伽羅、羅国などの香木で、
和歌より香銘が付けられている)を聞きます。
次いで本香2種(試み香から1種と、今まで聞いていない香1種)を聞き、
この2種の組合わせを当てるのだそうです。
なんせ、2回目ですので間違っていたら、ごめんなさい。
その日の組香は「はつかぜ香」でした。
はつ風とは、八月終りか九月初め頃にふと「秋が来たなぁ~」と
一瞬感じる、爽やかな風を呼ぶそうです。
香銘「心、扇、露」は、秋のはつ風に因む和歌三種から付けられています。
優雅な香銘「心」と「扇」は、大好きな西行法師と式子内親王の和歌からと知り、
香席への期待で胸が膨らみました・・・。
頂いた資料には次のように書かれていました。
「はつかぜ香」
一.心 二、扇 三、露
上の三種を各二炷(ちゅう)づつ用意し、内一炷づつ試む。
残り三炷を内交ぜて一炷を選び、ウ一炷(今まで聞いていない香)を
加えて本香二炷となす。 ウは初風の心なり。
心 新古今 西行法師
おしなべて ものを思はぬ人にさへ
心をつくる 秋のはつ風
扇 新古今 式子内親王
うたた寝の 朝けの袖にかはるなり
ならす扇の 秋のはつ風
露 新古今 源 具親
しき妙の 枕の上に過ぎぬなり
露をたづぬる 秋のはつ風
いよいよ香席へ入りました。
香炭団が入っている香炉が二つ並べられ、灰手前が始まりました。
灰をかき上げ、灰押さえで灰を押さえながら円錐をつくり、
羽箒で際を整え、火箸で五面に十本づつ小筋を入れていきます。
正面に聞き筋を1本入れ、火窓があけられました。
Iさんの凛とした姿勢、確かな手の動き、茶道とは違う所作を
一同、真剣に息を詰めるように見つめました。
(2)へつづく
写真は、「カラスウリの花」と「風にゆれるガマの穂」です。