マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

カトリック大阪大司教区  『大司教着座式』

2014-09-23 14:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
      『聖ペテロの司教座』

バチカン・サン・ピエトロ大聖堂 。     ベルニーニ作品


  イエスは弟子たちの前で宣言しました。
    『司教座』 の設定でした。

イエスは、
『岩』という意味を持つ名の、弟子の一人、ペテロに向かって、
       『司教座』 を宣言しました。

『あなたはペトロ。 わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。
陰府の力もこれに対抗できない。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。
あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。』
                                        マタイ福音書 16章18&19節
   ペテロは、
   カトリック教会 『初代司教』 となりました。


バチカン・サン・ピエトロ大聖堂 。
9世紀のもの。フランク王国のシャルル王が教皇庁に贈ったもの。 と推測されている
        『聖ペテロの司教座』             『父と子と聖霊』も力を与えます
  
神学の基礎を築いた『4人の博士たち』によって支えられています。      
聖アンブロシウス。聖アウグスティヌス。聖アタナシウス。聖クリソストス。


キリストによって、ペトロが 『初代司教』 に任命されて以来・・・
  綿々とつづいて。
2000年近くの年月が流れた今日。
2014年9月23日。火曜日。14時。 於:大阪明星学園。マリアンホール。

     カトリック大阪大司教区
  第8代・トマス・アクィナス・前田万葉 司教
      『大司教着座式』

                                                  『新大司教座』
始まります。

聖書が読まれます。
             『御言葉』

『兄弟たち、
   神の憐れみによってあなたがたに勧めます。
自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして捧げなさい。
   これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。』
                    ローマ信徒への手紙 12章1節

 続けて。
駐日ローマ法王庁・代理大使による

             『任命式』

司教は
カトリック教会の位階の一つ、ある教区を監督する聖務職のこと。 教皇に任命されます。

司教に任命される者は、
①堅固な信仰、品行、信心、司牧に対する熱意、英知、賢明及び人間的諸徳に優れ、かつ当該職務上適当な才能を有する者。
②世評の高い者。
③35歳以上の者。
④司祭叙階後、少なくとも5年を経過している者。
⑤使徒座認可の高等教育機関において聖書学、神学若しくは教会法の博士号又は少なくとも教授資格を授与されている者。又はそれらに精通している者。 
                  であること。 教会法より。


そして。
      『着座式』

まずは。
18年間の第七代・大阪大司教・レオ池長潤 司教 から    
                  『交代式』     

       新大司教・第八代・大阪大司教・トマス・アクィナス・前田万葉 司教 へ。

     『司教杖』
        引き継がれました。
    司教が祭式の時に手に持つ杖です。 『牧杖』 とも言う。
        司教の権能の象徴です。 
司牧者としてその教区の信徒を牧することを表すため、『羊飼いの杖』 に似せた形をしています。


そして。
    『着座』             そして         『新司教紋章』            
  
65歳です                                   三つの円
                           Fides(信仰)。Spes(希望)。Caritas(愛)。
                     大阪教区大司教の司牧範囲の 大阪府。兵庫県。和歌山県。 をも示します。

ここで。
もう一つ。
         『御言葉』

『イエスは、シモン・ペテロに、
   「沖にこぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。
 シモンは、
   「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。
      しかし、
 お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。
      そして、
猟師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。

     すると、
イエスは、シモンに言われた。
  「恐れることはない。
      今から後、あなたは人間をとる漁師になる。
    そこで、
彼らは船を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従った。』
                             ルカ福音書 5章1~11節

続けて。
新大司教の『説教』。  一部です。

『皆さん、ほんとうにありがとうございます。 どうぞよろしくお願いします。
私の名前は、前田万葉です。 この名前は、親から頂いた宝物の一つです。
もう一つの宝物があります。 祈りです。
神を意識することを、いつも教えられ、身につけました。

  ”なぜ?広島から私が大阪へ?”
これが、今回の祈りのスタートでした。
  不満。つぶやき。 でした。
祈りは、愚痴から始まって。。。。神と通じるものがありました。

  ”大阪へ広島から行く!”
私は広島で司教になって丸3年。 いろいろの学びと経験をしました。
土の中で、生命の蓄えの時が、私の短い広島の3年と考えるようになりました。
 新しい風を神様は望んだ。 と。 納得しました。 

       ペテロがイエスにに言った『言葉』。
     『お言葉ですから、網を降ろしてみましょう』
 神学生になっても、神父になっても、
    『この言葉』 しかない。 と考えるようになりました。

    『御言葉』 は不思議です。
      縛られたように・・・断れない。

   今回も、祈りの内に・・・
    『拝受します。』 と。サインをいたしました。

 まいりました。  よろしくお願いいたします。』
                     以上。 説教(ご挨拶)の一部でした。


最後に。
        『共同祈願』

前田大司教の祈り。

 『救いの源である神よ、
あなたの導きに信頼して祈るわたしたちに勇気と力をおあたえください。
心をひとつにして神の国に使えることができますように。
  わたしたちの主イエス・キリストによって。』 

以上。
カトリック大阪大司教区  『大司教着座式』 の様子でした。
          ご一緒していただきまして ありがとうございました

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
家族を信頼する。友人を信頼する。そして 神を信頼する。 こんなに幸せな人生はありませんね!

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