マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

神よ、わたしをあなたの平和の使いにして下さい・・・『アシジの聖フランシスコの祈り』 そして 聖パウロ・・・『神の選んだ器』

2018-04-20 04:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
我が家の居間にかかる自作タペストリー『掛け軸』

    『アシジの聖フランシスコの 平和を願う祈り』 
 
 
   『神よ、わたしをあなたの平和の使いにして下さい。』

  

   神よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください。
   憎しみのあるところに、愛を
   いさかいのあるところに、ゆるしを
   分裂のあるところに、一致を
   迷いのあるところに、信仰を
   誤りのあるところに、真理を
   絶望のあるところに、希望を
   悲しみのあるところに、喜びを
   闇のあるところに、光をもたらすことができますように。


   神よ、わたしに、
   慰められるよりも、慰めることを、
   理解されることよりも、理解することを、
   愛されるよりも、愛することを 望ませてください。


   自分を捨てて初めて自分を見いだし、
   ゆるしてこそゆるされ、
   死ぬことによってのみ、永遠のいのちによみがえることを 深く悟らせてください。

  
イタリア・アッシジの『サン・フランチェスコ聖堂』を訪れた時の『感動』を、『掛け軸』にしました。
   下絵を画いてみて…布地に図柄を画いて…刺繍をほどこしました。

      あの時の『感動』を、私は『体現』できているだろうか?


そして。

今日は4月20日。復活節第三金曜日。

『今日の第一朗読 使徒たちの宣教 使徒パウロの回心

『その日、
サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。
それは、
この道に従う者を見つけ出したら、男女を問わず縛り上げ、エルサレムに連行するためであった。

ところが、サウロが旅をしてダマスコに近づいたとき、突然、天からの光が彼の周りを照らした。
      サウロは地に倒れ、
  「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」 と呼びかける声を聞いた。

 
 『パウロの回心』   ピエトロ・ダ・コルトーナ作品 1631年

     「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、答えがあった。

      「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
  起きて町に入れ。そうすれば、あなたのなすべきことが知らされる。」


    サウロは地面から起き上がって、目を開けたが、何も見えなかった。
人々は彼の手を引いてダマスコに連れて行った。サウロは三日間、目が見えず、食べも飲みもしなかった。

      ところで、ダマスコにアナニアという弟子がいた。
幻の中で主が、「アナニア」と呼びかけると、アナニアは、「主よ、ここにおります」 と言った。

      すると、主は言われた。
「立って、『直線通り』と呼ばれる通りへ行き、ユダの家にいるサウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ。       
今、彼は祈っている。
アナニアという人が入って来て自分の上に手を置き、元どおり目が見えるようにしてくれるのを、幻で見たのだ。」



      しかし、アナニアは答えた。
「主よ、わたしは、その人がエルサレムで、あなたの聖なる者たちに対してどんな悪事を働いたか、大勢の人から聞きました。
   ここでも、御名を呼び求める人をすべて捕らえるため、祭司長たちから権限を受けています。」



      すると、主は言われた。
  「行け。あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、
    わたしが選んだ器である。
わたしの名のためにどんなに苦しまなくてはならないかを、わたしは彼に示そう。」



そこで、アナニアは出かけて行ってユダの家に入り、サウロの上に手を置いて言った。

  
  『パウロの目を開けるアナニア』   上から『聖霊』が照らします。

  「兄弟サウル、あなたがここへ来る途中に現れてくださった主イエスは、
あなたが元どおり目が見えるようになり、また、聖霊で満たされるようにと、わたしをお遣わしになったのです。」


    すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。
  そこで身を起こして洗礼を受け食事をして元気を取り戻した。

      サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちと一緒にいて、
すぐあちこちの会堂で、「この人こそ神の子である」と、イエスのことを宣べ伝えた。』
                     使徒言行録 9章1-20節


  『使徒聖パウロ』
  初期キリスト教の使徒で、新約聖書の著者の一人。
 
 『執筆中のパウロ』     ニコラ・トゥルニエ作品 1620年

はじめはイエスの信徒を迫害していたが、回心してキリスト教徒となり、キリスト教発展の基礎を作った。
古代ローマの属州キリキアの州都タルソス(今のトルコ中南部メルスィン県のタルスス)生まれのユダヤ人。

  
まずは。

   聖ペテロの 『ユダヤ教徒時代』

パウロの職業はテント職人で、生まれつきのローマ市民権保持者でもあった。
ファリサイ派に属し、エルサレムにて高名なラビであるガマリエル1世のもとで学んだ。
熱心なユダヤ教徒の立場から、初めはキリスト教徒を迫害する側についていた。
使徒の中で、一番目の殉教者となったステファノを殺すことにも賛成していた。


そして。
イエスキリストの昇天後…『聖霊の時代』の始まりです。


次に。

  聖ペテロの 『キリスト教徒時代』 が始まります。


   パウロの大きな出来事: 『サウロの回心』 が起きます。


   ダマスコへの途上において・・・
「サウロ、サウロ、なぜ、わたしを迫害するのか」と、天からの光とともに、イエス・キリストの声を聞いたのです。
   その後、目が見えなくなった。
アナニアというキリスト教徒が『神のお告げ』によってサウロのために祈ると・・・
  サウロの目から鱗のようなものが落ちて、目が見えるようになった。

   こうしてパウロ(サウロ)はキリスト教徒となったのです。


   『回心後のパウロの伝道活動』


  パウロは、異邦人への宣教者として、教会共同体から、派遣されるのです。

その後・・・
かつてさんざん迫害していた使徒たちに、受け入れられます。
やがて・・・
アンティオキアを拠点として。 小アジア、マケドニアなどローマ帝国領内へ赴き、
会堂(シナゴーグ)を拠点にしながら、バルナバやテモテやマルコといった弟子や協力者と共に、布教活動を行ったのです。

   
 『ペテロとパウロ』       エル・グレコ作品


ペテロは、イスラエルという囲いを取り除いて、最初の異邦人を信徒の共同体に受け入れます。
パウロは、バルナバと、小アジアの各地を巡り歩いて、ユダヤ人にも異邦人にも福音を宣べ伝えます。


  3回の伝道旅行を行ったのち、エルサレムで捕縛され、裁判のためローマに送られた。
  皇帝ネロのとき、60年代後半にローマで、斬首されて殉教。



『今日の答唱詩編』

『すべての国よ、主を讃美せよ。主の愛しみとまことは、わたしたちを超えて力強い。』
 詩編117章


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
日々…感動していたい。『感動とは感じて動くこと』とは、相田みつおの『言葉』。
私は、感動して…感じて動き…感動を体現できているだろうか? 週末の日々が穏やかでありますように。お元気で!

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