マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『心の清い人々は、幸いである。』

2013-02-22 10:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
覚えていて、何気なく、読み過ごしている御言葉です。

    『心の清い人々は、幸いである。その人たちは神を見る。』
                 マタイ福音書 5章8節

今日・金曜日・22日。聖書講座。
マタイ福音書・5章8節。 ただ1節だけの考察です。 深い考察に・・・瞬く間に過ぎる1時間15分。

考察の始まり:
『心の清い人』とは誰ですか?   その方はどんな方でしょう?
『神を見た人』は誰ですか?    いたとすれば、その人たちはどんな人だったのでしょう?

改めて尋ねられると、答に窮します。

『心の清い人』の考察。
心の清い人と言えば・・・優しい人。お人のために尽くす人。心の平安な人。嘘をつかない人。等等。 考えます。
でも・・・
聖書の御言葉の『心の清い人』は、『神を見た人』でもあるのですよね。
とすれば・・・
マタイが述べる『心の清い人』は、「優しい人。お人のために尽くす人。心の平安な人。嘘をつかない人。等等。」だけでは、充分条件ではないということでしょう。

ここで・・・
『心の清い人』の考察は、一旦、棚に上げておいて・・・。
先に進んで・・・
『神を見た人』の考察です。『神を見た人』は誰ですか?

こちらも
改めて尋ねられると、答に窮します。 
ごく普通に「神様の呼びかけを感じたわ!」とか言いますよね。 マザーテレサも「お世話をする死に向かう人の中にキリストを見る。」と言います。
でも・・・
マタイの言う『神を見る人』は、『目と目とあわせて神を見る人たち』です。 心で神を見る人たちではなく、目と目を合わせて神を直視した人たち。 


確かに・・・
      『神を見た人たち』
神を見た人はいます。 『神に出会った2人』。昨年の11月MyブログにUPしました。

旧約聖書 にその事実を書き残された 『神を見た人たち』

一人目:  大預言者:『モーゼ』       BC1250年頃。       
  
神から『十戒』を与えられた時のモーゼ。  
     80歳を過ぎたモーゼ。   ミケランジェロ(1475-1564)作品
出エジプト記33章11節は語ります。
『主は人がその友と語るように、顔と顔を見合わせてモーセに語られた。』

     ちょいと余談。Coffeeブレイク

『モーセは、山から下ったとき、自分が神と語っている間に、自分の顔の肌が光を放っているのを知らなかった。』
『モーゼは、シナイ山で主がモーゼに語ったことをことごとくイスラエルの人々に命じた。モーゼはそれを語り終わったとき、自分の顔に覆いをかけた。』
『モーゼは、主の御前に行って主と語るときはいつでも、出てくるまでまで覆いをはずしていた。』
なぜか?? 
モーゼは神と話す時は、顔と顔を見合わせて語り合います。
しかし
民に神の命令を話した後は、モーゼは自分の顔にベールをかけて顔をかくします。 Why?Why? なぜなのでしょうね。 単純な私の疑問です。答を想像はできますが・・・。 
疑問は良しとして・・・Coffeeも疑問も置きまして・・・先に進みます。


そして
モーゼの後、500年以上経った後に、『神を見た人』

二人目:  大預言者:『イザヤ』    BC740年。
  
イザヤも語ります。            こちらもミケランジェロ作品
『わたしは、高く天にある御座に主が座しておられるのを見た。衣の裾は神殿いっぱいに広がっていた。』
『私の目は 王なる万軍の主を見た。』        イザヤ書 6章1&5節


ここで・・・
一旦棚上げしておいた、『心の清い人』の考察、にもどりまして・・・。

    『心の清い人々は、幸いである。その人たちは神を見る。』
『神を見た人』:モーゼとイザヤは、『心の清い人』である。ということです。
 

モーゼとイザヤの共通点は何か? 『心の清い人』の共通点。 をどこに見いだすのでしょう?

     2人の共通点

①何よりも、非常に、謙遜な人。です。

2人の、謙遜を表す言葉です。

モーゼ曰く:(出エジプト記3章11節)
『主は言われた。「私はあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」モーゼは神に言った。「私は何者でしょう。」』 と。 
イザヤ曰く:(イザヤ書5章5節)
『災いだ。私は滅ぼされる。私は汚れた唇の者。汚れた唇の民の中に住む者。』 と。 

そして
②神の言葉を預かる『預言者』です。 そして 『神の御心』=『律法』、との深い係わりを持つ人たちでもあります。

『神の御心』は、
神と人間の完全な仲直り。神への裏切りにより神の国を追い出され『エデンの東』に住むようになった人間と神の和解。 神からの救い。
そして…
その神の和解・救いを得る方法は、『十戒』の実行である。と。  『十戒』を与えられたのがモーゼです。
ところが・・・
人間の心は、
弱い。律法の大切さは分かっても守れない。努力はするが挫折ばかり。 反省ばかり。
律法の要求を前にして、
律法を自力で行えぬ罪:人間の罪を神から告発されて、神の告発を民に警告したのが『預言者』です。 モーゼもイザヤもその預言者です。

大預言者イザヤは、更に、気づきます。
人間に聖く生きることを命じる 『律法』は、 同時に、人間を聖くする力を内包したもの でなくてはならぬ。と。 『律法の核心』に気づいたのがイザヤです。



更に考察が続きます・・・

新約聖書 にその事実を書き残された 『神を見た人たち』 はだれか?


一人目: 12年間出血病に悩む   『イエスの服に触れる女』
 
『女が近寄ってきて、後ろからイエスの服の房に触れると、直ちに出血が止まった。』
『イエスは(震えながらイエスの前に進み出てひれ伏す女に)言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」』
                             ルカ福音書 8章43~48節


二人目:  『会堂長夫妻とその家の人』

『会堂長はイエスの足もとにひれ伏して、自分の家に来てくださるように願った。十二歳ぐらいの一人娘がいたが、死にかけていたのである。』
『イエスはその家に着くと、娘の手を取り、「娘よ、起きなさい」と呼びかけられた。すると娘は、その霊が戻って、すぐに起き上がった。』
                             ルカ福音書 8章40~48節


三人目:  イエスの第一弟子で初代教皇:『ペテロ』

『イエスは、漁師ペテロの船に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。
そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。
これを見たシモン・ペトロは、イエスの足もとにひれ伏して、「主よ、私から離れてください。わたしは罪深い者なのです」と言った。』
                  ルカ福音書 5章1~8節
そして                            
四人目: 徴税人:『ザアカイ』

『ザアカイは徴税人の頭で、金持ちであった。 背が低かったので、イエスを見るために、イチジクの木に登った。
イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りてきなさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」
ザアカイは急いで降りてきて、喜んでイエスを迎えた。そして、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍にして返します。」』
                  ルカ福音書 19章1~9節


    『心の清い人々は、幸いである。その人たちは神を見る。』
『神を見た人』:新約聖書の4人の人たちも、旧約聖書のモーゼとイザヤ同様に、『心の清い人』である。ということです。
 

新約聖書の4人の共通点は何か?    『心の清い人』の共通点をどこに見いだすのでしょう?

     4人の共通点
  何よりも、非常に、謙遜な人たちです。              4人の写真はネットから拝借です


そして、今日の講師の結論。

心の清い人と神を見た人の考察から分かった結論は、『心の清い人』とは『謙遜な人』、ということです。
そして
神の前に『謙遜な人』とは、自分の弱さと罪を認めて、『神を見ている人』です。 神の前にへりくだりひれ伏す人です。 神の力を求める人です。
人はつい・・清い人になろうと努力して『良い人』になろうとします。その行為は尊いことです。 しかしそれは『自分を見つめている』のです。 自分の力に頼る人ともいえます。
神から『清い人』とされる人は、
単純に、『神を見つめる人』です。 自分の病気の回復を願い罪の許しを願い、『神の愛と憐れみに頼む人』なのです。
私たちも、
素直に自分の弱さを認めて謙遜になり『心清く』しましょう! 神の愛に信頼して『神を見つめ』ましょう! 
そうして・・・まずは心で神を見ましょう。 次には、顔と顔を合わせて『神を見る』希望 をも持ちましょう!  と。


以上。
清い心の人と神に出会った人の、考察の一部でした。 長々と書きました。陳謝!


皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。最後までお読み頂きまして重ねて感謝申し上げます。

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記録 
今日・24日のラン距離:12km
今朝5時。外気温度1度。雨続きで4日ぶりのラン 焦りますが・・・十分の休養後のランは楽々♪♪
  2月走行距離合計126km 名古屋マラソンまで14日。

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