マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

復活節の終了…雀の巣立ち。 そして 『いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。』

2016-05-16 23:44:10 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

雀の巣立ち


                                 写真はネットより拝借
昨日。
教会の石畳に雀の巣を発見。糞が周りに散らばっているが、姿は見えず。
あたりに新聞紙を敷いて応急処理をしました。
赤ちゃんがうまく巣立ったのでしょうか! 頑張って~!

雀はこの季節、巣立ちを迎えます。
卵からかえって約2週間ほどで飛び立つことができるそうです。
誤って巣から落ちてしまったりすることもあり、なかなか成鳥になることも大変なようです。


雀も人も・・・
親や師の教えを我がものとして、親や師から巣立つのは、難しいことです。一大仕事です。

親の仕事は、子供を育てて・・・最後は放りだす。自立させる。
子を親から自立させる。そこで、やっと、親の仕事の完了ですよね。
雀もライオン達も、動物は、時が満ちると、容赦なく子供をつき離し、子育てを完了します。

ところが・・・
人間の親は、子の自立の大切さを分かっていても、子が切り離されていく痛みが親が耐えがたいことであったりもするのですよね。

子の自立は、親にとっても一大仕事であると、雀から教えられた昨日でした。


そして。
今日は5月16日。年間第七月曜日。
昨日の『聖霊降臨の主日』で、2016年度の復活節の終了です。

『復活節』は、復活祭から聖霊降臨までの期間。その50日間を『復活節』といいます。
『復活祭』は、キリスト教典礼暦の中で最も大切な祝日で、磔刑で亡くなったイエス・キリストが三日後に蘇った記念日です。
『聖霊降臨』の『ペンテコステ』は、ギリシャ語で50番目という意味でもあり、この日に教会が誕生しました。


  『今日の福音 イエスの言葉』 ”何と信仰のないことよ!”と嘆くイエスです。

『群衆の中のある者が言った。
「息子に取りついた霊(悪霊)を追い出して下さるようにお弟子たちに申しましたが、できませんでした。」
イエスはお答えになった。
「なんと信仰のない時代なのか。いつまでわたしはあなたがたと共にいられようか。
いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。
その子をわたしの所へ連れて来なさい。」

霊はイエスを見ると、すぐにその子を引きつけさせた。
霊は叫び声をあげ、ひどく引きつけさせて出て行った。

弟子たちはひそかに、
「なぜ、わたしたちはあの霊を追い出すことができなかったのでしょうか」と尋ねた。』 
                      マルコ福音書 9章14-29


雀も人も・・・
親や師の教えを我がものとして、親や師から巣立つのは、難しいことです。一大仕事です。

弟子たちは・・・
イエスから悪霊を追い出す力を、すでに与えられていました。
それでも、実際には、子供から悪霊を追い出すことができませんでした。
イエスからの自立が、未完成だったということです。


イエスは・・・
育てた弟子たちに、この世でのイエスの働きをまかせて、磔刑の後、御父の所へ帰るのです。
時間のないイエスは、信仰の薄い弟子たちを見て、
まだまだ弟子たちが自立できていないことを嘆き、厳しい言葉をかけます。

『なんと信仰のない時代なのか。いつまでわたしはあなたがたと共にいられようか。
いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。』 と。

弟子たちが・・・
悪霊に取りつかれた青年から悪霊を取り出すためには、神への強い信仰が必要なのです。
悪霊を追い出す力をすでに受けていても、追い出せるのは自分の力ではなく、神の力によるのです。


『イエスは、「祈りによらなければ決して(悪霊を)追い出すことはできないのだ』と言われた。』
                                    マルコ福音書 9-29
神に祈り求めることをしなければ、神に頂いた力を発揮することは出来ないのです


私達も・・・
イエスの仕事=愛の分配を続ける使命を受けています。
それは、自分の力で出来ることではなく、
イエスとつながって、神の力で出来ることを強く信じることができるように祈りましょう!

 

『熊本地震』の被害に遭われている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
私は我が子をしっかり巣立たせただろうか? その前に、私は一人前であろうか?
一人前の条件は、神の愛と力を信じて、自立することですね。


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