信仰とは?
『天と地をつなぐ梯子』
『ヤコブが夢で見た天国へ続く梯子』
『先端が天まで達する階段が地に向かって伸びており、しかも、神の御使いたちがそれを上ったり下ったりしていた。』
創世記 28章 10-15
今日は2月18日。年間第六土曜日。
『今日の第一朗読 信仰について ヘブライ人への手紙』
『信仰とは、望んでいることを確信し、見えない事実を確認することです。』
ヘブライ人への手紙 11章1節
ヤコブは、見えない事実:『天国・神の国』、を夢の中で確信し、確認したことでしょう!
そして。
信仰によって分かること・・・その①
『この世界は神の言葉によって創造された。』
ヘブライ人への手紙 11章3節
『大空』
聖書は、万物は、神の被造物であり、それゆえに神の栄光、すなわち神の知恵と力、ご性質、を表していると語ります。
『天は神の栄光を物語り 大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え 夜は夜に知識を送る。
話すことも、語ることもなく 声は聞こえなくても その響きは全地に その言葉は世界の果てに向かう。』
詩篇 19章2-5節
『神について知りうる事柄は、彼らにも明らかだからです。神がそれを示されたのです。
世界が造られたときから、
目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、
これを通して神を知ることができます。 』 ローマの信徒への手紙 1章19-20節
自然界に現されている『神の栄光』を、読み解く一つの方法が、科学です。
ニュートン、万有引力の法則を発見、は言いました。
『太陽、惑星、彗星からなる極めて美しい天体系は、
知性を有する強力な実在社の意図と統御があって、初めて存在するようになったとしか言いようがない。
・・・・至上の神は、永遠、無窮、全く完全な方であられる。』
同様に。
ガリレイも、言いました。
『より高いものを見上げる人は、よりすぐれた人です。
そして哲学の本来の対象である自然という壮大な書物を調べることは、まさに高いものを見上げる方法なのです。
すべて、全能の造り主の御業であって、それは、この上なく素晴らしいことですが、
中でも造り主の見事な御業をもっとも明らかに示すものには、最大の価値があります。』
ところが、
いつしか聖書と科学は、対立するものとして、捉えられるようになってしまいました。
聖書を信じるということは、科学の合理的な考えに逆らうことだ。 等と思われるようになっていったのです。
しかし、
極めて高度に科学が進歩した今、逆に科学では説明できないこともあることを、認めざるを得なくなった。』
宇宙飛行士たちが、任務を終えたとの会見で、話される『言葉』です。
『科学は、私たちの世界が、いかに運動し、保たれているかを、ある程度まで説明することはできます。
他方。
なぜこの世界が存在しているのか? 何のために存在しているのか? 等等の問題が残ります。』
・・・確か。宇宙氏の何人かは、帰還後、牧師になられましたよね。
様々な問題への『答』を語るのは・・・科学ではなく、宗教なのです。
そして。
信仰によって分かること・・・その②
『アベルはカインより優れたいけにえを神に捧げ、その信仰によって、正しい者であると証明されました。』
ヘブライ人への手紙 11章4節
『アベルとメルキセデクの捧げ物』 細部
サン・ヴィターレ聖堂
『(人祖)アダムは妻エバを知った。彼女は兄カインの弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となった。
時を経て、アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持ってきた。主はアベルとその捧げ物に目を留められた。』
創世記 4章1-5
信仰によって生きた模範者・義人:アベル
『義人』とは、信仰によって生きる人です。
『自分の確信を捨ててはいけません。この確信には大きな報いがあります。
神の御心を行なって約束のものを手に入れるためには、忍耐が必要なのです。
もう少しすると、来るべき方がおいでになる。遅れられることはない。
わたしの正しい者は信仰によって生きる。』 ヘブライ人への手紙 10章35-38節
もう一度。
『信仰とは、望んでいることを確信し、見えない事実を確認することです。』 同 11章1節
そして。
信仰によって分かること・・・その③
『信仰によって、エノクは死を経験しないように、天に移されました。』
ヘブライ人への手紙 11章5節
『天に移されるエノク』
『エリア(7代目の族長エノク)とエリシャ(エリアの後継者)が話しながら歩き続けていると
見よ、火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。エリヤは嵐の中を天に上って行った。』
列王記下 2章11節
『エノクは六五歳になったとき、メトシェラをもうけた。メトシェラが生まれた後、三百年間神と共に歩み、息子や娘をもうけた。
エノクは三百六十五年生きた。エノクは神と共に歩み、神が取られたので いなくなった』
創世記 5章21-24節
天に上ったエノク。
再び現れたのは・・・
『山上の変容』
3者会談。 預言者を代表する『エリア』 『キリスト』 律法を代表する『モーゼ』
『イエスの姿が彼らの目の前で変わり、服は真っ白に輝き、
この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。
エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。』 マルコ福音書 9章2〜4節
こういうことですね。エノクも納得のはずです。
『神の計らいは限りなく、生涯、私はその中に生きる。』
そして。
信仰によって分かること・・・その④
『信仰によって、ノアは、信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました。』
ヘブライ人への手紙 11章7節
『ノアの造った箱舟』
米国・ケンタッキー州。『原寸大の箱舟』のテーマパーク:『アークエンカウンター』
でっかい!
『主は、
地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計らっているのを御覧になって、
地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。
主はノアに言われた。
「全て肉なるものを終わらせる時がわたしの前に来ている。見よ、わたしは地もろとも、彼らを滅ぼす。
あなたはゴラフェルの木の箱舟を造りなさい。
わたしはあなたと契約を立てる。
あなたは妻子や嫁たちと共に箱船に入りなさい。又、すべて命あるもの、すべて肉なるものから、
二つずつ箱舟に連れて入り、あなたと共に生き延びるようにしなさい。」
ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。』 創世記 6章
山の中へ、人々の嘲笑いを無視して、『ノアの箱舟』を作ったノア。
『信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神のお告げを受けたとき、
恐れかしこみながら、自分の家族を救うために運び船を造り、
『ノアは信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました。』 ヘブライ人への手紙 11章7節
諸先人たちの信仰のお蔭様で、『神の義』は継続されたのです。
『信仰とは、望んでいることを確信し、見えない事実を確認することです。』 同11章1節
同時に。
信仰とは、神の力と、神の約束に信頼させる、『神からの賜物』、なのです。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
私達も、今日は沢山学ばせて頂きましたので、目に見えるものに頼らず、信仰を持って歩みましょう! お幸せに!
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