goo blog サービス終了のお知らせ 

マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

春到来・・・『庭のくる野鳥たち』 そして 『あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。』

2021-03-09 14:00:00 | 自然・花々・樹木・ガーデニング・畑
3月9日。火曜日。晴れ。

暖かい一日。

     暖かさに誘われて・・・   『庭にくる野鳥たち』 
 
                                          ネットより拝借
       私の庭にも、雀が10匹ほどの集団できて、虫を探しているのだろうか。

         そのかわいい姿を、しばし時を忘れて、眺めていました♡♡
          ”そうだ!写真を撮ろう!” と思い立って立ち上がると
          私の気配を感じたのか、全員で飛び立っていきました。

         今日も、無心の姿の美しい雀たちに、教えられました。
                         感謝!感謝!


そして。

今日は3月9日。四旬節第三火曜日。

『今日の入祭唱』


   『神よ、あなたを呼び求めます。 私に答えてください。
     わたしに耳を向け、 この訴えを聞いてください。
  瞳のようにわたしを守り、あなたの翼の陰に隠してください。』

          詩編 17章6&8節


『今日の福音 イエスの御言葉』

   『そのとき、  ペトロが  イエスのところに来て言った。
 
       『涙の聖ペトロ』            エル・グレコ作品

      「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、
       何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」


イエスは言われた。
       「あなたに言っておく。
      七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。


      そこで、天の国は次のようにたとえられる。
    ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。
     決済し始めたところ、
  一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。
    しかし、
      返済できなかったので、 主君はこの家来に、
  自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。

   家来はひれ伏し、しきりに願った。
     『どうか待ってください。きっと全部お返しします』
                      
    その家来の主君は憐れに思って、
       彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。


   ところが、
この家来は外に出て、自分に百デナリオンの借金をしている仲間に出会うと、
     捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と言った。
 仲間はひれ伏して、『どうか待ってくれ。返すから』 としきりに頼んだ。
   しかし、
   承知せず、その仲間を引っぱって行き、借金を返すまでと牢に入れた。

     仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、
       主君の前に出て事件を残らず告げた。

  そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。
         『不届きな家来だ。
     お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。
         わたしがお前を憐れんでやったように、
      お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。』

  そして、
      主君は怒って、借金をすっかり返済するまでと、
          家来を牢役人に引き渡した。

  あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、
 わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」』

          マタイ福音書 18章21-35節


          『赦し』とは、
   キリスト教における『赦し』は、人間の罪にたいする『神のゆるし』をさします。


旧約における<ゆるし>
その訳語は・・・①おおう。あがなう。 ②取り去る。 ③去らせる。解放する。 等である。
その意味は・・・神と人間との間を隔てている『罪』を神みずからが取去ることを意味しています。
その償いは・・・祭司たちにより、『償いの供え物』 をささげる儀式が行われた。
       しかし預言者たちは、儀式による解決でなく、『悔い改め』 を高調した。

新約における<ゆるし>
その訳語は・・・①放免。 ②釈放 等、負債の免除や刑罰の方面などに用いられる。
その意味は・・・神の『自由なる恵み』と、神の『憐れみ』 が強調される。
       イエスのあらゆる行動の『動機』は、
 『あなたの罪はゆるされた』と語られるように、『罪のゆるし』に基づくのです。
その償いは・・・神は 『イエス・キリストの十字架』 により、
       
        神自らで、借金のための『価』を払って放免し、
        人を自由にし、新しい『生命』 を与えられたのです。 
           これが『福音』であり、『天の国』 なのです。


         『無条件の愛による神の赦し』
   神の『赦し』にあずかった者は、『隣人』を赦すべく要求されているのです。
              以上。『聖書辞典』より



      今日のイエス様の『たとえ話』は・・・

 『貸したお金の決済をする王』は、『神』です。
    ひれ伏して「どうか待ってください。きっと全部お返しします』と願う家来を、
     憐れに思って、彼を赦し、その借金を『帳消し』にしてくださる神様です。
 『王に借金を帳消していだだいても仲間の借金を執拗に取り立てる家来』は、『人間』です。
         そんな人間は、神から『赦し』を受ける資格はないのです。
       積み重なる『自分の罪』を、自分の力で『救う』見込みはないのです。


 神様は、そんな『罪人・人類』を忍耐し、信用して、『悔い改め』 の機会を与えてくださるのです。
   私たちは、『神の慈悲」を本当に理解することができたら、
          『隣人』に対して慈悲深い者となることができるのです。
      『神の慈悲』を理解することが、唯一の『隣人愛』への第一歩なのです。
  

私たちも、
自分の弱さを認めて初めて、
お人の弱さも理解でき、
お人に慈悲深くなれるはずです。
何回も赦しを頂いた『神の恵み』を忘れないで
『赦す人』になりたいものですね。         


『今日の祈願』

   『いつくしみ深い神よ、
     わたしたちを、新しい命と息吹で満たし、
       ゆるしと守りをお与えください。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
春到来で、心を解放して、心楽しい毎日をお過ごしください。