2月12日。水曜日。晴れ。
我が家にも。
開花が始まった・・・ 『しだれ梅』
春到来
美しい桃色に、『希望』 が感じられる。
そして。
今日は2月12日。年間第五水曜日。
今日の典礼は、『真の希望』 について語ります。
まずは。
一つ目の希望。
『今日の集会祈願』
『聖なる父よ、
あなたは倒れていた世界を、
キリストの死によって、
新しい命に立ち上がらせてくださいました。
信じる者を罪の束縛から解放し、終わりのない喜びを味わわせてください。』
イエスがもたらした『新しい命』 そして イエスと共に『終わりのない喜び』
これらこそが、人生における 『真の希望』 なのです。
人の人生は、『希望』 によって成り立つのかもしれません。
すばらしい伴侶に恵まれて、すばらしい家庭を築いて、社会的地位も得て。等。
希望校に入学して、好きな音楽部に入って、生涯『アマチュアバンド』で活躍する。等。
それらは『希望』であり 又 『期待』です。
実現可能かもしれない。 途中で挫折して『失望』に変わるかもしれない。
それでも。
人は、『新たな希望・期待』を抱いて、先に進むのです。進めるのです。
一方。
『真の希望』は、
『期待』の先にある『絶望』から生じるのかもしれません。
人が抱く『期待』は、自分の力に頼る、常に不確かなものであり、
人は、『希望・期待』の不確かさゆえに、時に絶望する。
その結果・・・自分の力による希望ではなく
『確実性』:『真の希望』 を求めていくのであろう。
『わたしたちは知っているのです。
苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。
希望はわたしたちを欺くことがありません。』
ローマの信徒への手紙 5章3-5節
人は、最終的には、欺かれることのない『希望』 に出会って初めて、
真の幸せに気づくのです。
次は。
二つ目の希望。
『今日のアレルヤ唱』
アレルヤ、アレルヤ。
『父よ、わたしに与えてくださった人々を聖なる者としてください。
あなたの言葉は真理です。』 アレルヤ、アレルヤ。
『イエスの磔刑前の最後の祈り』 ヨハネ福音書17章17節
イエスは、この世での最後の『祈り』で
永遠に続く『真の希望』
を、ご自分を信じる者のために祈りました。
『父よ、時(イエスの磔刑)が来ました。
世から選び出して私に与えてくださった人々(イエスを信じる者・キリスト者)は、
御言葉を守りました。
彼らは、私が御元から出て来たことを本当に知り、
あなたが私をお遣わしになったことを信じました。
父よ、彼らのためにお願いいたします。
真理によって、彼らを聖なる者としてください。あなたの言葉は真理です。
彼らを、私のいるところに、共におらせてください。
私に対するあなたの愛が彼らの内にあり、私も彼らの内にいるようになるためです。』
ヨハネ福音書 17章1-26節
『真の希望』は、
私たちが信仰により聖なる者にしていただき、
その後に得る 『イエスと共にいる』:『永遠の命』 です。
この世において生きている間も、この世の生を終え神の国においても、
『イエスと共にいる』 ことは、
神が与えてくださる、決して欺かれることのない、『真の希望』なのです。
最後に。
三つ目の希望。
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた。
「皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。
外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、
人の中から出てくるものが、人を汚すのである。
すべて外から人の体に入るものは、人を汚すことができない。
それは人の心の中に入るのではなく、腹の中に入り、そして外に出される。
人の中から出てくるものこそ、人を汚す。
中から、つまり人間の心から、悪い思いが出てくるからである。
みだらな行い、盗み、殺意、姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など。
これらの悪はみな中から出てきて、人を汚すのである。」』
マルコ福音書 7章14-23節
イエスの時代。
ユダヤ人は、律法に乗っ取り、先に身を清めてから、食事を始めました。
一方。
イエスの弟子たちは、身を清めるどころか、手も洗わないで、食事を始めることもありました。
ユダヤ人たちは、衛生面だけでなく、
手を洗わないで食事をすることは、『信仰に反すること』:『罪』であると教えられたのです。
一方。
イエスは、
食べ物は『人の体』に入り外に出され、『人間の心』に入るのではない。信仰に関係がない。
心から出る弱さ、悪いこと・・・『心』が信仰に関係があるのだ。 と言われました。
『人はパンだけで生きるのではない。
神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。』
マタイ福音書 4章4節
『信仰=真の希望』 を得るために、
弱い人間は、いつも心を清めるために、『改心』&『回心』しなければなりません。
『改心』&『回心』を妨げる悪いものは、私たちの心の中に住むのです。
形式的なことでなく、『心』の持ち方を大切にしなければならない。
と、イエスはおっしゃるのです。
大丈夫!
神が、私たちが望めば、私たちの心を清くしてくださいます!
『真の希望』を持っていましょう!
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
春遠からじ。梅が咲き、櫻が咲く春はもうすぐです。 お元気で!