-
東京で、一人、『朝の祈り』
今日は11月4日。土曜日。年間第30土曜日。
『第一朗読 使徒パウロの言葉』
すなわち、
一部のイスラエル人がかたくなになったのは、異邦人全体が救いに達するまでであり、
こうして全イスラエルが救われるということです。
福音について言えば、イスラエル人は、あなたがたのために神に敵対していますが、
神の選びについて言えば、(イスラエル人は)、先祖たちのお陰で神に愛されています。
神の賜物と招きとは取り消されないものなのです。』
使徒パウロのローマの教会への手紙 11章1-29節
使徒パウロは、
イスラエル人で、『神の選民』として、ユダヤ教の熱心な信者でした。
『神の選民』としての使命は、
選民の証しによって、人類全体が皆、『神の救い』にあずかることです。
人の目には、『ユダヤ人がつまずいたように見え、神に敵対している』ように見えることも、
神の目には、『世の富となり、異邦人の富』となり、そこから、人類全体を救いに導くのです。
神の賜物と招き=『使命』は、取り消されないものなのです。
そして。
『今日の福音 イエスの御言葉』
『安息日(主日・日曜日)のことだった。
イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。
イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。
「招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。
そうすると、あなたを招いた人が来て、『さあ、もっと上席に進んでください』と言うだろう。
そのときは、同席の人みんなの前で面目を施すことになる。
だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」』
ルカ福音書 14章7-11節
イエスは、時々、『最高の生き方』について、話をなさいました。
今日は、
『たとえ、どんな大切な使命や仕事が課せられていても、高ぶることなく、神と人の前にヘり下りなさい。』
・・・と、話されました。
人の、どんな大切な使命や仕事も、『神からの賜物』であり、人が誇るものではないのです。
人には、それぞれの使命があり、どれが人以上に優れたものであると考えることは、間違いです。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
『神の賜物』である、それぞれの仕事を、尊重しあって尊敬し合って、今日も一日平和に送りましょう! お元気で!