マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

長い一日

2008-10-19 01:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
今年最後の「英語学会」が、18日(土)と19日(日)に催されました。
学会出席の娘夫婦の代わって、孫のベビシッターに出かけました。

学会前日の17日夜9時50分:
大阪発の夜行バスに乗って、長い一日が始まりました。
金曜日の大阪の夜は、人であふれ、時間の感覚をなくした世界です。
夜行バスは、満席です。
私の右隣席は、中年女性三人連れ。秋の信州の登山のようです。
明朝、長野に着き次第登山なのでしょうか? バスに乗ってすぐに目を閉じます!
私の左隣の三〇代?の男性は、ビールの大缶を飲みながら、ゲームに夢中です。
ゲームオンチの私には、不思議な光景です。
私は、大阪大学学長鷲田 清一の「京都の平熱」に夢中で、一人電気をつけて読書です。
作者は、生まれてこのかた、京都に住みながら、銀閣寺にも東福寺にも弥勒菩薩も見たことがないという。 お寺は、ただで休ませてもらっても、お金を払って入る感覚は全くない。 そんな作者の今までとうりで、「拝観料」のいる所はすべてパスの京都案内のこの本。 『京都に生まれ育った作者のずぶずぶの「京都生活者」の、羞ずかしいくらいに真正直な京都案内』書。
京都は、拝観料を払う所に行くことが多い訪問者の私は、生粋の京都人とその生活と考え方があふれ出ているこの本は、新鮮で面白いです。
バスの中では、一人一人の性格が、見え隠れしています。

朝の五時半:
予定よりも三〇分も早く、初めての地の麻績(オミ)に到着。
ひとっこ一人いない麻績インター入り口に、一人降ろされてしまいました!
まして、一寸先も見えない霧で、どんな所かも見当がつかない乳色の世界!
”私は、どこにいるの”って感じです。 
迎えの者が来てくれるまでの、一寸先も見えない霧の中での1時間は、不思議な時間が流れる体験でした。(霧が消えると、そこは山の中でした!)

七時半:
娘家族の家に到着。
私が家に着くのを待っていた娘夫婦は、孫を私に預けて、学会準備に登校です。
育児の始まりです:
朝食を食べさせ、洗濯、掃除、孫とお遊びや読書、地域の「白金町文化祭」お祭りで皆さんとおしゃべり(写真のお祭り)、公園で遊び、昼食、昼寝をさせ、大きい公園で遊び、お買い物と料理、お風呂、夕食・・・
膝の上に抱き上げて本を読んで聞かせていると、いつの間にか私の腕の中で寝息が聞こえてきました。
夜八時半:  可愛い寝顔で、孫はねんねです

夜11時半:
娘が、学会初日の学会発表、食事会、後かたづけを終えて帰ってきました。
娘は、疲れすぎと足の痛さで、立っていることが出来ません。
足をもみほぐしあげて、サロンパスを貼り付けてあげていると、いつの間にか私の腕に足を預けて寝息が聞こえてきました。
夜中の12時半:  疲れ果てて、娘もねんねです
夜中の1時:  ホットして、私もねんねです

長い一日が、無事終わりました!  長い一日に感謝です!