マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

憧れの作家!! 村上春樹

2007-10-22 22:47:49 | 父の日。母の日。結婚記念日。
私は、私より2才若い作家の、村上春樹の作風が大好きで、彼の本をず~と読んできました。
私は、自分の生活を築き上げていく上で、村上氏を師として、いろいろの面で深い関わりを持ってきました。
私と村上氏は、ひょっとしたら、同じ高校と大学に一緒に通っていた可能性がありましたので、親しみがとてもあるのかもしれません。
私の父の東京への転勤が無ければ、二人は同じ校区の住民なので、高校は先輩後輩で、顔を合わせていたことでしょう
私がもう少し頭が良ければ落第せずにすんだ大学で、そこの学生になった村上と、顔を合わせていたことでしょう  ってな具合の片思い()です。

私は、米国生活時代の32才の時に、一般のアメリカ人達が早朝に楽しく走る姿を見て、私も 『ランニング』 を始めました。
村上氏は、34才の時に、初めてフルマラソンに、マラソンの発祥の地・マラトンで、挑戦していますし、59才の今年の5月には、オリンピックサイズのトライアスロン大会に、ハワイで挑戦されています。
私は、長年、走る方法も知らないまま、走っていましたが、村上氏の本の中に見つけた、村上氏自信の経験の神宮公園や海岸やあちこちで走る方法や大会の様子を、
私は真似をして、走りを覚えていきました。
村上氏は、私の文学の目を開いてくれましたし、魅力ある生き方の先生でもあり、私の走りの先生でもあったわけです。

私は、走りが人生と重なるように感じていましたので、私の師(?)である村上氏と、本を通して、『走り』について、分かち合ってみたいと思っていました。
村上氏は、この度初めて、自分の走りについて、『私が走る理由』の本を出しました
私は、長年の村上氏との分かち合いの夢が実現したようで、嬉しくて嬉しくて、今日、早速本を手に入れました。

村上氏は、四半世紀にわたって日々走り続けてきた実感として、「どんなつまらないことでも、日々続けていれば、そこには何かしらの観照のようなものが生まれてくる」 と書いています。
『観照』を辞書でひくと、「物事を冷静に見つめること。 直感によって美を直接的につかむこと。」 とありました。 

村上氏は、「走っていて 『ああ、きつい、もう駄目だ』 と思ったとしても、『きつい』 というのは避けようのない事実だが、『もう駄目』 かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられていることである。 マラソンという競技のいちばん大事な部分を簡潔に要約すれば、そうゆうことである。」 とも書いています。
きついのだが、「もう駄目」 とは言わず、走り続けるのがマラソン者の挑戦ということでしょうか?
 
村上春樹さんの本を読んでみて、村上氏は、私にとっていつまでも、人生の師であり『憧れの人』 だと、知りました。
村上氏の本の言葉に押されて、私は明日も、早朝ランニングが楽しみです!!