鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

何回も経験したズボンの後ろポケットからすり落ちた財布がまたまた出てきて、命拾いしたことを神さまに感謝するしかない

2024-03-12 | Weblog

  先日のことである。神奈川県議会本会議に傍聴に行き、自民党の幹事長の代表質問が終わったところで、引き揚げてJR線関内駅から武蔵小杉駅を経由して武蔵溝の口に降り立ち、家に帰る途中で、ふとズボンの後ろのポケットに手をやったところ、いつも入れている財布がないことに気が付いた。多分、県議会傍聴席で椅子に座っている時に下に落としてしまったのだろうと思い、早速家に帰って、議会事務局に電話して、座っていた席の場所を伝え、その下あたりに落ちていないかを伝え、探してもらうことにした。

 落とした財布をズボンの後ろポケットに入れて落としてしまうことは過去何回も経験しており、2年くらい前にも横浜市議会の本会議を傍聴した時もつい落として、座席の上に置いたまま退出して、戻った時に守衛さんから「落としたのでは?」と聞かれ、無事に戻ってきたことがあり、その他にも映画館やレストランの座席の下や観光バスの座席に置いたまま退出して、戻って確認して取り戻したことが何回もある。もちろん、財布のなかには現金のほか、クレジットカードやマイナンバーカードなどがあり、無くなったら大変なことになる。特にクレジットカードは銀行のキャッシュカードと一体となっており、拾った人が悪用したら、とんでもないことになりかねない。今回もなんとか、発見されてほしいものだ、と祈って返電を待った。

 数分して、神奈川県庁から電話をもらい、「残念ながら、探したがそれらしきものはない」とのことだった。となると、JR線の2つの路線で座っていたので、そのどちらかで座席に置いたままということが考えられるが、その前にまずクレジットカード会社に連絡して、第三者が使用しても使えないように手続きをしないといけない、と思って、VISAデスクに電話して、紛失したと伝えた。電話口に出た男性はこうした電話は何回も受けているようで、すぐに手続きを取ってくれて、すぐに警察にも届けるようにと伝えて来た。そしてクレジットカードの再発行に手続きとして、取引銀行の支店に出向き、再発行してもらうよう説明してくれた。その際、銀行通帳、届け出印鑑、そして身分を確認するパスポートのようなものを持参することもアドバイスしてくれた。

 財布にはそのほかにものうひとつクレジットカードとマイナンバーカード、それに川崎市の図書館の利用カードもあり、そうしたものの手続きも必要だと思い、まずはJR線での落とし物確認と警察への手続きをしなくちゃ、と思っていたところ、電話が鳴り、取ってみたら、神奈川県庁から今度は中年の男性の声で「お申し出の財布が見つかりました」と言うことだった。なぜさっきの電話では「ない」と言ったのにと思ったが、いまとなってはまずお礼を言うしかない。そして「4日後に取りに行きます」と言って電話を切った。まずは感謝するしかないだろう。

 で、クレジットカードについて、VISAデスクに「先ほどの紛失したカードが出てきました」と電話したが、もう手続きをしてしまっているので取消はできないということだった。そうしたことは最初にVISAデスクに連絡した時にも言われていたことで、そうしないと事務が混乱して大変なこととなることは十分に考えられることだ。失くしたと思ったこちらに責任があることと思うしかないだろう。

 で、前に言われていたクレジットカードの再発行の手続きを進めることとし、取引先銀行の三菱UFJ銀行二子玉川支店の予約し、昨11日午前に赴いた。言われた通りに預金通帳と印鑑、それにパスポートを持参し、手続きを終えた。で、VISAデスクから言われていた再発行手数料1100円を請求されなかったので聞いてみたら、「紛失でなかった場合には手数料はもらわないこととなっています」と言われ、思いもしない有難いこととなった。

 今回、三菱UFG銀行窓口の事務がインターネットで予約したうえで、決まった時間に訪れる仕組みとなっていることを確認したのも初めてのことで、恐らくどの銀行も同じようになっているのだろう、と思った。それと、店頭でインターネットによるダイレクト取引が行われていることも初めて目にした。ともあれ、何回もズボンの後ろポケットからすり落ちた財布が出てきて、またまた命拾いしたことはいくら感謝しても足りないことだろう。今度こそ落とさないようにしないといけない、と固く心に念じた。

 

 

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