MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

山茶花と「おちばたき」

2013年12月14日 | あらかると

近くに、ほぼ正方形で2辺が山茶花で囲まれた公園があり、
その山茶花の花が今満開である。

快晴の青空の下に咲く山茶花は華やかで写真的にも面白く、
いろいろ工夫をしてみるがいつも「普通の写真」しか撮れていない。


で・・・
山茶花といえば思い出すのが、童謡・唱歌の「たきび」で、
小学生のときに歌った記憶がある。

たきびの歌詞の2番(作詞 巽 聖歌)

さざんか さざんか さいたみち
たき火だ たき火だ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけおててが もうかゆい


私が小学生の頃は生徒の栄養状態が余り良くなく、
痒い「しもやけ」は日常生活の中での出来事だったし、
焚き火も普通に行われていたから歌詞の解説なんて必要が無かった。
ただ、我が家には山茶花が無かったので「さざんかの花」を知ったのは長じてからである。

いまは「しもやけ」になる人も殆ど居ないし、
焚き火は市の条例などで禁止されていて、
籾殻などを燃やしていると市に通報される始末である

「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉があるが、
「たきび」の歌詞はすでに現代には通用しなくなっていて、
その歌を懐かしむとともに歌詞を解釈できるのは、
団塊の世代前後だけになっているのかもしれない。


「まさかり担いた金太郎」・・・まさかり?
「煙たなびくとまやこそ(我は海の子)」・・・とまや??
などなど童謡の世界の貴重な「日本語」は消えかかっている。

ついでに言ってしまえば
「ら」抜きも気にかかる。
「食べれる」じゃ無くて「食べられる」なのに・・・・・
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