MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

千駄堀村坂道迷い道 (エピローグ)

2013年12月08日 | あらかると

千駄堀村の坂道の逍遥は終わったのだが、
その日の目的は「21世紀の森と広場」の紅葉や秋草であり、
エピローグ(終章)として公園内で撮ったものなどをまとめた。

21世紀の森と広場にある千駄堀池や、
そして周囲に広がる松戸市千駄堀の住宅街は、
道のりを間違っていなければその地域が、
200年以上前からある旧千駄堀村とは気付かなかったわけで、
偶然の迷い道から学んだことは面白く楽しかった。

園内の紅葉は最盛期だったが、
紅葉初期に発達した低気圧の通過で強風に煽られたため、
カエデは疵付き、橡などの葉もほとんどが落下していた。


下の写真左側のカエデは葉が縮み茶色に変色してしまっているが、
紅葉を阻害されたカエデは他にもあって、残念な状況だった。
「散紅葉」に期待したいが地表は橡などの茶色の葉で覆われていてた。


14時過ぎからは斜光と山陰で変化する千駄堀池を中心に撮影した。
この時間帯に公園に居ることは少なく、
光と影の綾なす光景が物珍しくしかも面白かった。


背の高い茅だけに光線が当たっているのも面白く、


背景の明かりで浮き出てくる「紫式部の実」には過疎けさが漂いはじめた。


21世紀の森を塒としているハシボソガラスが帰ってきて、
騒々しく上空を飛んでいた。
カラスが帰ってくると日没も近い。


番のカルガモも塒へと急いでいるようだった。


今までは公園の景色には邪魔な存在だと思っていた、
迷い道の道しるべとなった高圧線の鉄塔は、
夕日を受けて頼もしげに輝いていた。


16時丁度に「帰り支度を促す園内放送」が流れた。
冬場は16時30分が閉園時間だがこの日はすでに日没を過ぎていた。
下の写真は日没直後に撮ったこの日最後の写真である。


久し振りに心身ともに充実した、在り難い(そうあることが難しい)一日となった。
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