MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

千駄堀村坂道迷い道 (その1)

2013年12月03日 | あらかると

友人とJR新八柱駅前で待ち合わせ、
「21世紀の森と広場」の今が見頃の「楓紅葉」を撮りに行った。

駅からは、武蔵野線に沿った道を右に左に歩いていくと、
迷うことも無く公園に辿り着くのだが、
すでに何度か歩いた道で新鮮味が無い。


新鮮味が無いということは、
逍遥しながらのスナップ撮りには不適な道のりということで、
過去に一度だけ回り道したことのある「里山」経由の逍遥コースへ。

里山に侵入する手前から下り坂になり、
坂道の手前には「ボーイスカウト松戸一団」の看板があった。


坂道を程よく下ったところには貸し農園のような施設があり、
下の写真の看板の右側の上り坂を行くと、
21世紀の森の南口に通じているが、看板の指示に従いそのまま直進。


いよいよ里山への進入である。
この里山は「しんやまの森」と名付けられており、
松戸市のボランティアグループが森の整備をしているとのこと。(森の前の掲示板より)


里山林道は変化に富み、
木の根がむき出しになっていることから推察すると、
古くからのがけ地の道であったことが窺がわれる。
が・・・・・
こんなところがこの林道のよさで、
しかも、聞こえてくるのは野鳥の鳴き声だけで、
人の往来の無い「うら寂しさ」も素晴らしい。


道なりに進むとT字路に出会い、
この最初のT字路を右に進むと、先ほどの貸し農園の上に出、
21世紀の森と広場の木々も見えてくる。下の写真が右折道。


と・・・ここまでは一度通ったことがあるのでそのまま直進した。

右手には農地が広がり民家が数件確認できた。
農地と道路を挟んで反対側の山際の空き地には、
鮮やかに「トリトマ」の花が咲いていて、
さらに周辺には真っ赤な実をつけた樹木もあった。
(巻頭の写真・葉の形状からナナカマドと判明)。


さらに先に進むと十字路があり、
左に行くと未舗装の道が山間を下っていて、
帰宅後調べたグーグルマップによれば「八景台町会集会所」や、
「松戸市立第六中学校」まえに出られるようだった。

直進と右折は舗装されている。
直進か右折か・・・・道に迷い始めた。
人も居ないし地図も持っていないが・・・・
右折方向の畑の際に背の高い「コスモス」の花が咲いていて、
しかも目の前を通った郵便バイクがその方向に行ったので、右折に決定。


上の写真に見えるアンテナは「21世紀の森と広場」からも見え、
公園にたどり着くための多少の安心材料にはなっていた。
道路を挟んでコスモスの反対側の家の庭には、
生花に使えそうな小さな真っ赤な実を無数に付けた樹があった。

梅には全く似ていない「ウメモドキ」である。
ウメモドキの小さな花が梅の花に似ているからついた名前のようである。


道には迷っているが、新たな森羅万象との出会いは面白く、
これから先「21世紀の森と広場」へ辿りつくまでの間、
古い時代との出会いなど、更なる出会いが待っていたのである。
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