日々適当

hibitekitou

インストールディスクは死んじゃうのか

mac |2011-06-08
OS X LionのインストーラはMac App Storeで配布されるそうです。そして、Lionの新機能としてリストアップされている復元ユーティリティには
OS X Lionには復元用のパーティションがあらかじめ用意されているので、OS Xの修復や復元にディスクを使う必要はありません。
という項目と
復元モードでは、OS XをMacに再インストールできます。
という項目があります。Mac App StoreからDLされたOSのインストーラは復元用パーティションに保持される事になるのでしょうか。その上で、そこからのインストールしか認めないとか、そんなふうになるのでしょうかね?

この場合問題になるのは、システムドライブがトラブった時に復元用のパーティションも使えなくなってしまった場合です。そしたらどうするんでしょ。
インストールディスクをDVDなんかに作成できないとしたら、Lion登場以前のMacユーザはまずSnow Leopardをインストールして、Mac App Store対応バージョンまでアップデートを行い、その上でLionをダウンロードしてインストール、となるのでしょうか。これはちょっと手間ですね。

あるいは、マシンが結構大量にある環境ではどうするのでしょうか。一台一台ダウンロードをせねばならないのでしょうか。ネットワークのトラフィック的にも大変な事になりそうです。

なんとなくこの辺を解消する手段として、OS X ServerマシンやTime Capsuleをアピールしてくるんじゃないかって気もしてきますね。
OS X ServerやTime Capsuleといったサーバーとなるマシンでダウンロードを行い、それを行ったApple IDと同じIDを使って、LAN内の別のマシンからそのサーバーにアクセスし、インストールを行える仕組みを用意する、とか。既存マシンもネットブートの仕組みを利用して対応出来ませんかね? あるいはMacBook Airなんかはリモートインストールが可能なわけですし。

まぁ、インストールディスクを作らせてくれるのが一番楽でいいのですが、Mac App Storeオンリーとするなら、そんな事もありえそうに思えます。Mac App Storeとひもずけるなら、インストールDVDを作ってそこからインストールする場合も、インストール時にApple IDの入力を求められるとかするぐらいは個人的には全然かまわんし。

あ、そうすると、いずれにしても、OS Xは外に繋がるネットワーク環境がないとインストールできないってことか?
閉じた環境への配慮はされるんだろうか?
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スプラインカーブ

xsi |2011-06-08


というわけで、カーブを書こうと勉強を始めようと思ったら、こんなコンパウンドがあって勉強する気が萎えるなど…

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連立一次方程式

sansu |2011-06-08
5x1 + 3x2 + x3 = 3
4x1 + 5x2 + 2x3 = 4
x1 + 3x2 + 6x3 = 6

この連立一次方程式の(x1,x2,x3) の値を求める方法。

これを行列を使って書くと各要素を以下のようにして、



y = Ax

になりまする。両辺にAの逆行列をかけるとxが求まりまする。
つまり、ICEで記すとこんな感じ。





ふむ。
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MobileMe払い戻し

mac |2011-06-07
昨年Macを買った時、お値段お得なのでMobileMeのパッケージも一緒に購入しておりました。
で、今年初めのMobileMe契約更新時、うっかり使うのを忘れておりました。

そこへきて今回のiCloudの開始とMobileMeの終了の発表。もはや使用する事の出来ない未登録のMobileMeのコードが手元に残る事になりました。Appleはそれら発表と同時に、そのための対策ページの公開もはじめました。

MobileMe のパッケージ版の返金とメンバーシップのキャンセルに関する詳細 [アップル]

というわけで、手続きしてみました。



まずはコード他の情報をアップルに送信。



そしたらメールが送られてきます。そのメールに返信する形で、コードが書かれた用紙のスキャン画像や写真を貼付してアップルに送り返すという流れでした。



果たしてこれで正しく手続きが完了したのか、実際に返金されてくるまで分かりませんけど、まぁしばらく待ちます。

ちなみに、1月に契約を更新しているのでiCloud開始時でもまだ契約期間は残っているはずです。
そこから本来契約終了である来年1月までの間の料金はiCloudサービス開始時に返金処理してやればいいのかね?

<追記>
7/5か6か。返金の手続きが完了したってメールが届きました。ここからさらに4~6週かかってお金が入ってくる模様。
</追記>
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Mac OS X Lion発表

mac |2011-06-07
WWDCの基調講演のビデオを見るのはとりあえずあとにして、更新されたAppleのOS X Lionの頁を眺めています。

OS X Lion - 世界で最も先進的なコンピュータのオペレーティングシステム。 [アップル]

ところでこのページ。まず気になるのは、Mac OS Xの"Mac"の文字が消えて、"OS X"と表記されている事です。いよいよブランドの統合に動き始めたという事でしょうか。

サイト内で動画で見せている部分は、動きのある描画ということで、マルチタッチを利用したインターフェースに焦点を置いているように見えます。それがかなり快適そうに描写されているもんで、デスクトップ環境において、Magic Trackpadが必須のような錯覚をおぼえます。Magic Mouseでの動作はどうなんでしょうね。

というわけで、順番に見ていきましょう。

マルチタッチジェスチャーは、アップルのサイトに置いてある動画を見るのが一番ですけど、スムーズに動作しています。と同時に、前述した通り、デスクトップ環境ではどんなもんなんだろうな、って思っちゃいますね。
たとえば、ワコムのタブレットからジェスチャーでトラックパッドで呼び出せる機能を扱えたら素敵かもしれないです。Magic Mouseではどうかって書きましたけど、対応しているようです。Magic Trackpad(とかMacBookのトラックパッド)と同様に扱えるのかは分かりませんが。まぁでも指は最高3本みたいだから大丈夫かな。

フルスクリーンアプリケーションは、既存のアプリがこれにより使いやすくなるのかはちょっと想像がつきません。でも、今後これを視野に入れてアプリ開発はされるでしょうし、慣れていくかもしれませんし、そもそも慣れる必要すら無いかもしれませんが。

ちなみに、Photoshopなんかでこうなっちゃったら、ボク個人はムキーってなるかもしれないとか思ったけど、今のPhotoshopってフルスクリーンで扱うのが前提であるかのような状態が初期設定なんですよね(ウインドウやパレットが互いにドッキングし、一つのワークスペースを構成する)。その機能はボクはオフにしているけど、フルスクリーンアプリケーションとの相性は良いかもしれませんな。

このフルスクリーンと関連して、スクロールバーが消えるそうです(それを開発者が望んだ場合でしょうが)。それの是非も触ってみないとだけど、最初からそうなっているiOS上で特に問題を感じないからいいのかな? ちなみにスクロール方向は現行のMac風かiOS風か、システム環境設定で選べるっぽいです。

各アプリ間をまたぐ中心に据えられるのがMission Control。うん。これは使いやすかもしれない。



通常のデスクトップとそれを拡張するSpaces、Dashboard、フルスクリーン(アプリケーション占有の領域)と3つのレイヤーがある意味出来てしまい、それを行き来するのがなかなか厄介そうなのをこれで解決する事を目的にしたものでしょう。Exposéの拡張って事でしょうが、見た目が洗練されています。

もっとも、一つのアプリで書類を十数枚開く事があるんですけど、そんな時はどうなるんでしょうね? 従来通り、アプリごとのExposéが生きていれば問題はありませんが。

LaunchpadはiOSのアプリ管理画面その物ですね。これは、Mac App Storeで配布されているアプリは自動で登録されるものなんでしょうな。でも、たとえばAdobeアプリみたいに、いろいろと関連ファイルをライブラリなんかに放り込むタイプのソフトはどうなるんでしょ。Launchpadの売りの一つとして、iOSライクにアプリのアンインストールが出来るってのがあるみたいだけど、従来型のアプリだとそれは出来ないだろうから、それは今まで通りってことかなぁ。
ってか、Adobeアプリに限らず、Mac App Storeで配布できるような形態でアプリを作成してくれると、アンインストールが楽なんだよね。まぁ、その結果プラグインを扱えないのは困るけど、Mac App Storeで配布されるアプリじゃなければ、プラグインって入れられるんだよね?

「再開」という機能は、これは良いと思います。保存、という動作をする事なく、次回アプリを開くと、Macを再起動すると、以前作業していた続きから行われるわけっすね。これはオートセーブやバージョンとかぶる新機能なのでしょうけど、この機能で懸念されるのは、巨大なファイルを生成するたぐいのソフトではどうなるか、って事ですね。
たぶん、この動作に相性のいいアプリと相性の悪いアプリがあるんだと思うんですよ。時に1GB超のファイルを扱う事がある画像処理系や、さまざまなファイルを参照する事で一つのシーンを構築していく3D CGソフト系とか動画処理系とか。この辺は相性が悪そうに思えます。
動画処理については、Final Cut Pro Xの登場が控えてますから、それでどんなもんか、あるいは分かるかもしれませんが、さてさて、といったところ。
でも相性のいいアプリでは圧倒的に便利そうに感じられます。



AirDropは良い機能と思います。半径約9メートル以内にいるマシンがWi-Fiネットワーク越しに見えて、それに対してファイルを送る事が出来るもので、やっている事は従来Finderの共有に見えているマシン内のDropBoxにファイルをコピーしている事と変わらないと思うのだけど、相手が受信を許可しない相手にファイルは渡らない。でも、その手続きが非常に簡易になっているから、ちょっと相手にファイルを渡したい時の手間が、手間と思わないぐらいの圧倒的な簡易さを実現するんじゃないでしょうか。
これの機能については、Windowsとも互換性があるとより利便性が高まりそうだなって思いました。

以上が目玉機能としてリストされているもので、これを含めて250を越える新機能が紹介されています。

250を超える新機能をすべてご紹介します。 [アップル]

その中から気になったものを。

AppleScriptエディタに手が入っているのはありがたい。AppleScriptエディタからCocoa AppleScriptアプレットが扱えるようになるそうです。より高度なAppleScriptアプリの作成が手軽に作成可能になりそうです。と平行して、
ターゲットを設定したスクリプトにはtellブロックやterms構文が不要なので、クイックに行いたい開発プロジェクトに最適です。
というのは、どれほど便利になるのか興味があります。

FileVault 2では外付けドライブの暗号化に対応したそうです。外付けHDDとかは、今ではセキュリティ機能の導入が当たり前になっていますけど、Mac用は開発が遅れていたり使い勝手がいまいちだったりってパターンが多い印象があります。メーカーも、あるいはこれを利用しろっていうスタンスになるのではないかとか思ったりしました(もっとも、FileVault 2がHFS+のみだとするなら、それはありえないでしょうけど)。

FinderではWindowsのエクスプローラのように、ファイルのカテゴリごとに並び替えられるそうです。ちなみにWindows上でその機能を積極的に使った事がないので、それがどれほど便利な事なのかは知りません。便利だったらうれしいな。
これまでいまいちだった検索の利便性が向上していそうです。「検索トークン」という機能として書かれていますけど、
例えば、近藤さんから送られたすべてのKeynoteプレゼンテーションを探したいなら、「Keynote」と「近藤」を検索フィールドに入力します。これで2つのトークンが作られ、Finderには近藤さんのプレゼンテーションだけが表示されます。
という部分。これ、従来とどう違うかね。
Finderウインドウ間のファイル操作の拡張部分がどんな動作なのか気になりますね。フォルダの結合っての。フォルダをコピーする時、同名フォルがある場合、コピー先に対してまとめるかどうか聞いてくるという動作もしてくれるとよいですな。あるいは、コピー先に同名フォルダがいた場合、別の名前にしてくれる、でもいいよ。その上で「フォルダの結合」を使う。どんなもんでしょ。
でも、Windows 7の上書き時に出てくるダイアログってどう考えても見づらい(情報量が多すぎるうえに見づらい)ので、そんな方向になっているのはうれしくない。

復元ユーティリティの部分。Mac OS X LionはApp Storeからの配布のみという事みたいですが、そこの機能を見る限り、まず、インストーラを入れるためのパーティションが作成されて、それがずっと保持される仕様のようですね。何かあったら、そのパーティションから復元すると。
ところで、OSを新規インストールする時ってどうするんだろ。HDDを交換したとかした時とか。この仕様だと、消去してインストール、というのは可能に見えるけど、HDDに何も入っていないところからLionのインストールは果たして可能なのかどうなのか。

SMBはApple独自のものに置き換わっていると聞きます。それでかえってパフォーマンスが上がっているといいですね。いや、Snow LeopardのSMBって、相手先フォルダの中身を取得するのに時間がかかる事があるんですもん。それが解消されていたらうれしい。

Safariですけど、MathMLのサポートとCSS3の縦書きテキストのサポートがうれしいです。あ、でもそれをこのblogで使う事は出来ないかね。gooさんが早々に対応するとは思えない(gooは対応していないhtml要素は削除しちゃうのよね)。

そのSafariの縦書き機能に対応しているのかもしれない。システム全体で利用できるテキストのエンジンが縦書きに対応しています。日本語のどのレベルまでの対応がなされているか、あんまり期待はしていないけど、楽しみですな。

画面共有は、共有先のバックグラウンドで動作させる事が出来るそうで、これは、相手に知られぬまま、こっそり相手のCPUリソースを利用する事が出来るって事すか。職場で、こっそり他人のマシンの裏でレンダリングとか。

ざっくりと気になったのはこんな感じですけど、しかしこれが2600円ですか。
Mac App Storeに関連付けられたアカウントからインストールを行えば、台数にかなり余裕を持って何台かに入れる事が出来るらしいですから、これは2600円で家中のマシンを更新できるってことっすよね。しかし、企業ではどうなんだろう。代表するアカウントを一個作れば、何百台とかいけちゃうのか?

ってことで来月発売らしいLionちゃん。
どうしよっかなぁ。何も考えず、アップグレードしちゃおっかなぁ。
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どんよりした天気でした

pictures |2011-06-05
ちょろっとカメラ持って出歩きました。いや、チャリに乗ってだけど。
15時過ぎに出たので既に照明条件が悪くなってきている上に、今にも降り出しそうな天気でしたね。行くんなら午前中にいっておくんだったと後悔しております。




あやめまつり、ってのが開かれているようでした。今日から6/19まで。ってことで、まだそんなに咲いていない状況でしたね。ところで今年は
例年実施しておりますステージイベント、水上バスの運航等については、今回は中止となりますので、ご了承ください。
第28回 あやめまつり (平成23年度) [我孫子市ホームページ]

なのだそうです。なんでなんでしょうね。予算不足とかでしょか? 自粛とか?




補正加えてます。




補正加えてます。蓮の群生地。こっちはもぅ全然早くて、あと2ヶ月程しないと花は楽しめないようです。今年は見にいきたいものです。

この周辺の催し物が結構自粛だかで中止とかがあって、あやめまつりもそうだし、夏に行われる花火大会も中止だそうです。予算不足とかそんな理由じゃなく、単に自粛する、というのなら、そのメンタリティはちょっとよく分からないのだけど、なんなんだろうなぁ。
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ホームページ作成ソフト

mac |2011-06-05
Hype

Mac App Store

HTML 5ベースで動きのあるページを作成するソフト、だそうです。
たぶん、このblogをはじめる前に存在していたら飛びついていたと思う物ですね。最近はこの手のツールを使ってページを作成しようという意欲が全くわかないもので、手を出す事は多分ないのだろうけど、非常に野心的なツールだと思います。

Flashを利用してページの主要部分を構築しているサイト。たとえば日本では映画の公式ページに多いけどね。そんな動きあるページ作りを行うために、Flashを利用しているようなところの一部は、このツールに移行しても問題はないのではないかな、と思わせるぐらいの内容を持っていそうです。何より、iPhone、iPadからアクセス可能なページになるのが大きなメリットですよ?(逆に、IE 6なんかではアクセス出来ないサイトになるんじゃないかと思いますけど、でもたとえばGoogleは世に出ている主要なブラウザの最新バージョンおよび一つ前のバージョンのみをサポートするという方針になったそうですし、世の流れとして、もぅ、古いブラウザはほぉっておいていいんじゃないと思うんだよねぇ。まぁ中にはそれが許されないサイトもあるだろうけど、Flashを見た目の楽しさのために利用しているサイトは、ねぇ(^^))

この手のツールをAdobeがリリースするのはいつになるかなー
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メモ:カラーチャンネルのストア

xsi |2011-06-05


たとえば上図は、State_IDごとに、パーティクルの色を変えるようにしたものだけど、普通にレンダリングするとConstantシェーダで設定された色が塗られます。上図の場合、パーティクルのColor値をConstantシェーダに入れているため、黄色く塗られるはずです。
しかし、それが塗られると同時に、State_IDに基づいた結果も欲しいとなると、カスタムなチャンネルを設定し、それに入れてやればいいというお話になるようです。この図の場合、State_IDというチャンネルを設定し、それを取得すればState_IDが0の物は緑、1の物は青く塗られた状態で出力されてくるという感じです。
ただし、Mainチャンネルの結果にそれは反映されたくないので、Mix 2 Colorを通して、最終的には計算結果に反映されないように設定しています。

という方法以外にやり方があるのか、アルなら知りたい所です。

move particle toward goal


これは、圧縮するには無謀な動画になっちゃってますな。
画像の遷移エフェクトの一つを考えている所です。内容的に途中からOLして乗り換えてもよさそうなものになっちゃってるのはともかく…ね。所定の位置にパーティクルが到着したら、そこの部分はオリジナルの画像に差し替えたいはずなので、そのためのキー素材を出してやればその時の助けになるんじゃないかね。しかしそのためにもう一回レンダリングを回すのはなぁ、って時に、上記のチャンネルをストアするという方法を使えばいいじゃね、と考えた次第。
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レイの飛ばし方が変わってる?

xsi |2011-06-04
XSI 7.01で作成したエリアライトの設定されたシーンがあります。
1フレーム塗るのにかかる時間は、XSI 7.01では37秒なのに対しSoftimage 2012では49秒かかっています。

このとき、XSI 7.01ではshadow raysの数が54273343(per eye rayが60.34)と表示され、Softimage 2012ではshadow raysの数が84803800(per eye rayが94.29)となります。

上記値はSoftimage 2012やXSI 7.01において、Area LightのSamplesの値がUV共に10の時の値となります。つまり、サンプル数が同じにもかかわらず、2012のshadow raysの値が大幅に増えている事が分かります。
Softimage 2012において、Samplesの値をUV共に8まで下げると、shadow raysが54281728(per eye rayが60.35)となり、XSI 7.01の時の値に非常に近くなります。計算時間は34秒まで短縮。

実際に仕上がってくる画像の品質も影の部分は、

2012(10)> 7.01(10)≧ 2012(8)



となっているように見えました。

以上はもらったシーンで試したもので、それじゃ、双方の環境で同じシーンを作成するとどうなるかな、と試してみました。
Softimage 2012で簡単なシーンを作成した時のログを保存し、それをXSI 7.01で開いて実行することで、全く同じ設定のシーンを別個に作成します。



エリアライトのサンプルの設定はUV共に3です。このとき、XSI 7.01のshadow raysの数は10125984(per eye ray 7.56)でSoftimage 2012では11338569(per eye ray 8.5)となりました。サンプル数が小さかったから、差が小さいとはいえ、Softimage 2012の方が大きな値になる傾向があるようです。ただし計算時間はSoftimage 2012の方が若干高速でした。



クオリティは、Softimage 2012の方が上に見えます。サンプルを1にすると、そのクオリティの差はよりはっきりします。



shadow raysはXSI 7.01が3906638(per eye ray 0.98)なのに対しSoftimage 2012は3931291(per eye ray 0.98)となっています。ほぼ差はありませんかね。計算時間はXSI 7.01の方が若干高速です。

レイの数にそんなに差があるようには見えないにもかかわらず、影の滑らかさに大きく差が生じています。影のレイの飛ばし方がずいぶんと変わったんじゃないかと感じられます。

ちなみに、shadow raysの値は、アンチエエイリアスの精度を触ってやると変化します。
Softimage 2012でエリアライトのサンプル数が3の時、11338569(per eye ray 8.5)でした。このときmental rayの設定のエイリアシングの値の最小レベルが-1でした。これを0にしてやります。すると、35314335(per eye ray 8.5)に増大します。ついでに計算時間も19秒から54秒に激増します。

以上から想像されることは、Softimage 2012でXSI 7.01と同じサンプル数を設定したとしても、より最適な影が生成されるようにレイの飛ばし方が変わっており、結果として、絵は美しくなるものの計算時間は増大する、ということが生じちゃってるんじゃないでしょうかね。
とはいえ、単純にサンプル数を減らすだけだと、逆にクオリティが下がっちゃう可能性もあるわけで、XSI 7.01の時と同じようなクオリティを出すために、パラメータの調整のせめぎ合いを頑張らねばならなそうな印象です。
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新iMacのパワー

mac |2011-06-04
iMac Mid 2011のベンチマーク結果を中心にしたレビューが

これぞ究極のオールインワン! 新iMacをレビュー(後編) [ASCII.jp]

として掲載されています。
他機種との比較がなかなかに興味深いです。

iMacの21.5インチと27インチモデルのCore i5モデルに対して、MacBook Proの2.2GHzモデルとMac Proの2.8GHzモデルを相手に比較しています。補足すると、iMacは21.5インチが2.7GHz、27インチが3.1GHzであり、MacBook Pro採用のCPUの最大クロックは3.3GHz、Mac Proのは2.66GHzというのがカタログ上の値となるようです。

そうしたとき、単純にクロック周波数が効いてくるような処理のおけるMacBook Proの意外な検討具合と、Mac Proの弱さが目に付きます。

MacBook ProとデスクトップであるiMacは、ある意味、比較するようなものではありませんが、Mac Proと選ぶとき、迷う率が高まりそうです。特に、トラブル発生時のコストを考慮せず、純粋に購入に必要なコストだけに目を向ければ、Mac Proの下位機種を導入してきた所には非常に魅力的なんじゃないでしょうか。

トラブル発生時のコストというのは、iMacはパーツの交換が不可能であり、基本的にAppleに送って修理せねばないって部分の事です。Mac Proなら、ハードディスクや光学ドライブ、ビデオカードあたりの故障なら、自分で対応可能ですが、iMacではメモリぐらいしか自前での対処は公式には不可能

純粋なコストに目を向けたときも、Mac Proの拡張性とモニタの選択の自由度の高さという部分からiMacを選択肢に入れない考え方もありましょう。しかしThunderboltの搭載により、近い将来、内蔵機器と同じパフォーマンスで接続可能なHDDやSSDやPCIeボックスが登場し、それらの値段が十分にこなれているものになるなら、コスト面でiMacがやはり優位になりそうです。モニタについても、外付け可能ですから、そちらも問題なし。ただ、結果として、Mac Pro導入時より大きな設置面積が必要になるかもしれませんが。それもコストと考えると、Mac ProとiMacから選ぶときに、実に悩ましくなりますな。

そんなわけで、iMacの登場でうれしい悩みの声を上げている人もいるのではないかと想像します。それをより助長するためにも、Thunderbolt対応機器の早々の登場が待たれます。

ちなみに、個人的にはMacBook Proのパフォーマンスの頑張り具合がちょっとうれしかったです(^^)
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