2021年も終わります
さて、困った。年賀状ができない…
というわけで紅白を横目で見ながらさっぱり進まず困っているわけですが、今日はもう諦めるか。
ということで世間はともかく自身は例年とあまり変わらない2021年が終わります。コロナ禍の年前半(というか2/3ぐらいかね)があったけど、おかげで一人で行動するには空いてて、これはこれでありがたかったのはともかく、世間一般にはあまり良く無い状況が続いてましたが、それも年終盤はかなりマシになってきての年越し。来年はどうなりますか。
そんなわけで、昨年から今年にかけて(空いているから)結構車を走らせることができたのだけど、その車を買い替えたのが今年最後のクライマックスでした。まだ全然走れてないけど、カローラエンブレムとハンドルの感触がツルツルなこと以外は結構気に入ってます。新車特有の車内の匂いは苦手なのだけど、それは新車ならではってことで我慢(^^) 来年、この車でどこに行きましょうか。
カメラもK-3 Mk.IIIが登場してくれたことで購入したり、MacBook Airを買ってみたり、それなりに出費していますね。来年はM1 MaxかM2のMacを手に入れたいものだけど、さて、Appleの新製品はどうなりますか。
というわけで、代わり映えのしない2021年が終わり、平穏でありつつもうまい具合に変化が訪れてくれる2022年であることを祈りつつ、今年最後のエントリを投げるのです。
棚からぼたもち
うちのテレビは古いです(10年超えました)。その古いテレビに今のデザインになったばかりのApple TV(つまり古い)とそこそこ古いサウンドバーを繋いでます。
テレビのHDMIの端子数の関係もあり、テレビ—サウンドバー—Apple TV という順にHDMIケーブルで繋がってます。そのサウンドバーから出るテレビの音がテレビのリモコンから操作できなくなりました。
テレビリモコンからの音量情報はHDMIを通じてサウンドバーに送られ制御されてますが、それが出来なくなった。音は出るんだけど音量調整ができない。なんでかなーって思ってたのだけど、Apple TVの電源ケーブルが抜けてしまっていたのがおそらくの原因でした。テレビ周りを掃除した時に外れたらしい。
Apple TVが古すぎて今のApple IDの認証に対応できず(2段階認証に対応していないため)サインインに失敗したというメッセージが出続けるんで使ってなかったんですよね。だからこれが原因だとは思わなかったのだけど、原因だったらしい。
そんなふうにジタバタしていた流れでApple TVの設定にも真面目に向き合って、その結果、Apple IDを削除することで警告が出なくなり、AirPlayの接続先として使う分には特に問題なく利用できるように再びなりました。(Apple IDの警告が出るだけで、AirPlayは使えてたかもしれないけど、全画面認証に失敗したって情報でうめられるので、問題が起こるのだろうなということで使ってなかった…)
まぁ結果オーライみたいなことになって今に至ります。
MacやiPhone , iPad からの出力先にテレビが使えるのはやっぱいいですね。
SSD追加
写真.appのライブラリとParallels DesktopのOSのイメージをDroboに置いているのだけど、写真.appについてはそれだけがDroboにアクセスしている時はともかく、その他アプリもDroboで作業しているとどうにも重い時があるのと、Parallels DesktopでのOSの起動がDroboのHDDからだとやっぱり遅いということでSSDを導入しました。2.5インチの2TB。
もともと2.5インチのSSDは一発だけUSBで繋いでいたので、追加での購入ということで合計2発のSSDの接続となるのだけど、そのためにUSBポートを2つ使われるのは納得いかないということもあり、ラトックシステムのRS-EC22-U31Rを購入してみました。2.5インチドライブを2発搭載できるケースで、RAID0に設定すれば実測850B/s出るよと謳っている製品です。
2.5インチ用かつファンレスなのでとてもコンパクトです。熱が心配ではありますが、まぁそれはおいといて、これを買ってみた一番の理由がUSB 3.2 Gen2対応というところでした。RAID機能は使うつもりはないので、あまり重視してません。
SSDは2TBのが2発ということになり、両方とも400MB/s〜500MB/sぐらいの速度を出すモデルです。これが両方のドライブに同時アクセスしている時の速度低下を最小限にしたいけどお財布が心もとない時に良い選択肢ではないかと思った次第。ちなみにお財布に余裕があったらThunderboltのケースにしたことでしょう。
ちゃんと10Gbpsでリンクしていることは確認したのですけど、
それぞれの速度低下がほぼ無い、という状況には程遠い結果となりました。
まあそれでもDrobo上にある時よりも速度低下は少なくなるはずです、と思っておくこととしますし、多分それは事実です…
誤算だったのは写真.appのライブラリをコピった後、Parallelsのイメージファイルを置くにはちょっと空き容量が少なくて、それは諦めた方が良さそうってことでしょうか。まあまだイメージファイルのダイエットを行なっていないので、それでうまく効果が出ればできるかなぁ…
<追記>Parallels Desktop上で使っているWindowsのイメージファイルでは、スナップショットを一度も削除したことがなかったので、つまりはWindows Vistaにまで戻せる状態だったため、それらを削除したら割と現実的なSSD空き容量を維持できるサイズにまで小さくすることができました。ということで、WindowsのイメージファイルもSSDにコピーしてそっちでParallels Desktopで起動してみたら、かなり現実的な速度で起動するようになりました。よかったよかった。</追記>
avconvertなるコマンド
本日のApple Ch.のエントリ。
macOS 12.1 MontereyではavconvertコマンドにHEVCビデオ/AACオーディオの8Kプリセットが追加。 [Apple Ch.]
に「ほぅ」と思いつつ、そいえばこのコマンドを実行したことがありませんでした。QuickTime Playerと同じくプリセットの範囲でしか出力の設定は選べないけど、その品質を理解した上で使えばハードウェアエンコードが効くということで速度面で便利かもしれないと思ったりしたので、ちょっと確認してみました。
映像ソースはiPhone 11 Proで撮影した4K動画です。11なのでHDRではありませんが、Final Cut ProでPQのタイムラインに乗せて露出を上げて高輝度で出力されるような状態でProRes 422 HQで出力して、これを素材としてavconvertコマンドを実行してみました。
ソースとなるProRes 422 HQファイルをQuickTime Playerで開くとインスペクタのビデオの詳細の項目にあるコードポイントは 9-16-9 と表示されます。Color PrimariesがITU-R BT.2020、Transfer FunctionがSMPTE ST 2084 (PQ)、YCbCr MatrixがBT2020 Non-constant Luminance という意味で解釈されます。HDRの動画ファイルというわけですね。ファイルサイズは20秒で1.53GB。高いビットレートで固定されるProRes 422 HQですから、これは妥当なファイルサイズです。
これを以下のコマンドで変換して出来上がるmovファイルは
avconvert --source source.mov --output out.mov --preset Preset3840x2160
コードポイント 1-1-1 となります。ITU-R BT.709、ITU-R BT.709、BT709 という意味ですね。H.264ですが、HDRのものとしては変換されませんでした。ファイルサイズは66.4MBとなりました。
解像度3840x2160のプリセットはもう一個用意されてたのでそっちでも変換かけてみました。
avconvert --source source.mov --output out.mov --preset PresetHEVC3840x2160
HEVCの動画への変換ということになりました。コードポイントは 9-16-9 が維持されてます。ファイルサイズは62.4MB。iPhoneで再生してみるとHDRとして認識されました。
というわけで、エンコード形式にこだわらないならターミナルからOS標準の機能として利用できるこのコマンドは便利かもしれないですね。こだわるならffmpegを入れろという感じでしょうか。
あと8K出力のプリセットを用意したのなら、8Kディスプレイへの出力をいい加減サポートしてほしいですな。
アトリビュートの入力
何か数値データがあって、それをもとに何か作れないかなって思った時、Geometry Nodesに外部から値を渡す方法は何かあるのか?って考えます。その一つの方法に頂点に値を持たせておいてそれをGeometry Nodesで利用するってことがあるらしい。
日本の新型コロナの感染者数のグラフを作ろうって時、例えばNHKのサイト(新型コロナウイルス データで見る感染状況一覧[nhk.or.jp])でデータを配布しているのだけど、そこから落とせる「国内の感染者数」のcsvファイルから毎日の感染者数を得ることができます。で、これを書いている日は最初の感染者が記された日から702日目までのデータが入っているから、横方向に702個の頂点のあるグリッドを用意します。下図の文字は701×1が正解。
で、このグリッドの頂点にカスタムのアトリビュートを設定し、各頂点に感染者数の数字を持たせました。(参考ってかコピペ:Custom vertex attributes/data - Coding / Python Support [Blender Artists Community])
import bpy me = bpy.context.object.data layer = me.vertex_layers_int.new(name="layer_int") src = "1,0,0,0,(省略するけど702日分の数字をカンマ区切りで書いてある)" infectionNumbers = src.split(",") for i in range( len(infectionNumbers) ): layer.data[i].value = int( infectionNumbers[i] )
結果、このグリッドにはカスタムアトリビュート layer_int が作成されます。
あとはこのグリッドにGeometry Nodesを設定し、以下のようなツリーを構築。Object Inputでそのカスタムアトリビュートを読み込んでやるだけです。
この結果、以下のようなグラフを得られました。
ただ、これは不完全で、本当ならポイントの発生源をポリゴンの中心からにしてあげるといいのだろうし(どうやるんだろう?)、頂点から生やすこの方法でやるなら、必要のないポイントは削除してやる必要がありますね。もっと言えばスクリプトを走らせるのなら必要ポイントだけのオブジェクトを作ればいいのかもしれない。だからこの方法そのままじゃ実用性は薄いけど、一つ勉強したということで今日は満足しておくこととします。
Blender 3.1 Alpha版でCyclesのMetal対応が始まった
Cycles now has a Metal GPU backend, contributed by Apple. The implementation is in an early state, with Metal GPU rendering supported on Apple M1 computers running macOS Monterey. For info and feedback: https://t.co/DUIvK0DPwt #b3d #devfund
— Blender Developers (@BlenderDev) December 13, 2021
こんな投稿がされたことを知りました。実装は初期段階であるとあるけど、M1で動作するとあります。Apple Siliconと言っていないのが少し気になりますが…ともあれダウンロードしてみました。M1のMacBook Air(16GBメモリ)にいれてみてます。
環境設定にはx86版の同一バージョンや3.0以下には存在しない Cycles Render Devicesって設定項目とMetalの文字が見えます。
ということで試しにBlenderのDemo Filesが置かれている公式サイトから Monster Under The Bed って作品のファイルを落とし、それをレンダリングしてみました。
GPUを使っている様子とGPUを使わない設定時の様子です。Metalで回す設定にするとちゃんとGPUを使っている様子が伺えます。そして、レンダリング時間はというと、CPUのみの時が21m16sだったのに対しMetalでは12m22sとなりました。計算結果が同様なのかは確認してませんが(ぱっと見同じって程度の確認だけ)計算時間は大幅に短縮されています。Windows環境下ではおそらくこれよりもはるかに高速に回るのだと思いますけど、Mac環境下でもGPUを使えることでパフォーマンスが大きく改善される可能性が示されたのでなかなかに満足いく結果じゃないかなと思います。今後に期待ですな。
<追記>余談ながら、同じシーンを他のマシンでレンダリングするとどれだけかかるかを調べてみると、2017年末に販売開始されたiMac Proの一番下の構成のモデル(3.2GHz 8Core Xeon W / Radeon Pro Vega 56 )で13m37s。Windows PCの例として3年ほど前に販売されていたモデルでCore i9-9900K 3.6GHzにGeForce RTX 2080Tiを積んだマシンだと、CPUだと12m20s、GPU(CUDA)だと56sと出ました。いずれもBlender 3.0での結果ですけど、こうしてみるとCPUのみにおいてもM1 Macの戦闘力はまだまだってのを認識できるし、GPUについてもすごく遅れをとっている現状を突きつけられますな。
M1 ProやMaxになったとしてもCPUのみでM1の倍の性能としてようやく3年前のCore i9と勝負になるかなって感じだし、GPUに至っては4倍だとしてもGeForce RTX 2080 Tiの1/3ほどということになります。まあ、デスクトップPCのCPU/GPUと比べるなといえばそうだけど、そんな舞台で戦うには現在のApple Siliconはまだ役不足と感じてしまうのは残念な限りでございます。(ただGPUのパフォーマンスについてはMetalの性能がまだ引き出されていないという可能性もちょっとはあるだろうから、もうちょっと数字が良くなることは期待できそうだけど、それでもこのスコア差をひっくる返すには至らないだろうなぁ)</追記>
納車
というわけで、納車されました。
オーリスとの別れは名残惜しいですけど、契約してから納車まで4ヶ月弱かかってて、新しい車の金額にはオーリスの下取り価格が含まれていることもあり、契約した時からなんとなく借りている車って気分が少しあったのも事実で、それは少しだけ気分が楽になります。まあ、新しい車ってことで別の緊張感があるわけですが。オーリスは最終的に46400km弱の走行距離でお別れとなりました。ありがとう、さようなら。
ってことで赤いです。センシャルレッドマイカ。光に当たるとマイカ成分?がキラキラとします。目立つとは思いますが、これまでオレンジメタリックのオーリスに乗っていたことを考えれば、それと同等か目立たないくらいかもしれないなぁと思ってます。(暗くなるとオレンジメタリックはだいぶ赤く見えることもあり、写真を撮ると似たような色で写りますね、そういえば)
まずは給油です。レギュラー満タン。オーリスは仮にもターボ車ってことでハイオクをずっと入れてました。それがレギュラーになるのは財政的には助かるような気もします。オーリスの1.2リットル直4ターボエンジンは一応レギュラーガソリンもOKってなってますが、せっかくなのでとハイオクを入れ続けておりました。満タンにした結果出てくる残りの走行可能距離が1100kmを超える数字になってますから、燃費的にも燃料代は結構安くなりそうですね。
150kmほど走りまして、たぶん単純に走るって方向では前の車の方が楽しいのでは?と微妙に思いつつ、車の進化に感動しておりました。前の車についていく部分とか、エンジンを回す回さないの挙動とか、モーターだけで走る範囲の広さとか。
ということでこの車と数年かそれ以上か付き合っていくことになるはずです。カローラのエンブレムだけは気に食わないけど、今のところ全体として気に入っているこちらの車、楽しんで利用していきたいですな。
Align Euler to Vectorノード
Geometry Nodesのノードの中でAlign Euler to Vectorノードってのがあって、インスタンスを発生させたときに、その方向を任意の向きに設定したい時によく使うようです。
ベタだけど、上図のように左側の形状を球の表面に這わせたい時、下図のように例えば設定するのでしょう。
三重にAlign Euler to Vectorを掛けてます。このうちインスタンスを球に沿わせた上で下向きに回転させているのが左の二つで、最初にNormal方向に向けて球に沿わせ、球に沿った状態を維持するためにZ軸中心で回転させてY軸を(0,0,1)方向に向けてます。三つ目はインスタンスの根元を中心にちょっとだけ持ち上げるように回転させるためのものです。
二つ目(と三つ目)をオフにすると、それはNormal方向のみに回転させるということですが、下図のようにうまく上下方向には向きません。ということでもう一方向指定するために二つ目を設定するという理屈のようです。
映画鑑賞記録
アイの歌声を聴かせては幸いにもネット上で評判を呼び結果としてまだ公開が続いているわけですが、それも今週で多くの劇場が終了するようです。シネマシティにまだ行けてないと残念に思っていたら(aスタジオでの上映が終電に乗っても帰れない時間なんだもん)、10日から16日まで上映回数を2回にしかも結構真っ当な時間にしてくれる模様(aかcになるようですね)。ってことでなんとか足を運びたい。
2005年のエウレカセブンからはじまった一連のシリーズに幕を下ろすEUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションを観に行ってます。これもお客の入りがイマイチなのか、公開二週目で上映回数が大幅に減っている劇場があるように見えましたが、個人的には気に入ってます。とはいえより内容を把握するためにはエウレカセブンから始まる全ての作品を見ておかないといけないような気もしますけど、それは今後の課題としましょう。「 ポケットが虹でいっぱい」がとても苦手だったために一回しか観ておらず、故に内容もよくおぼえてないのだけどやはり見返すべきなのだろうとこの映画を見て思いました。いつになるか分からないけど。
本予告の曲が大好きです。(Anemoneのサントラに入っている「彼岸の彼方で鐘が鳴る」かね)
『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』本予告
で、フラ・フラダンスに行ってます。こちら、フジテレビの「ずっとおうえん。プロジェクト」の一環でバクテンや岬のマヨイガと同じプロジェクトの作品だったということです。知らんかった。つまりは東日本大震災から10年というのを受けての物語であり、それを経験した地域、つまりはいわきのスパリゾートハワイアンズを舞台に、フラガールを職業とする(しようとしている)少女たちの物語であり、字面だけ見ると重そうな感じだけど(底にはその重い思いが流れていると感じますが)、基本的には青春だなぁって感じだし、スカッとするようなカタルシスがあるような展開ではないのだけど、日常を重ねて成長していく姿がとても良かったなと思いました。見ている時は気づかなかったけど、主役の日羽の声はアイの歌声を聴かせての主役のサトミと同じだったんすな。エンディング見てて、へぇ、と思っておりました。そのエンディングの映像が結構気に入って見ておりましたですよ。
フィロソフィーのダンス「サンフラワー」(映画『フラ・フラダンス』ver.)