日々適当

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Flexlmをアップデート

cg |2016-04-29
Maya 2016 Ext 2を動かすには、フローティング環境下においてはNetwork License Managerのアップデートが必要となるそうです。11.13.1.2が必要となるそうで。

Network License Manager [Autodesk Knowledge Network]

ダウンロードしたら普通にインストーラを走らせるだけなんですけど、その前に、稼働中のライセンスサーバを止めておく必要が有ります。それしとかないと(lmgrdが走ったままインストーラを走らせると)ちょっとはまることになるかもですよ?(って記事を何度か書いているけど、年に一、二回って作業だから、忘れるんだよねぇ)

Autodesk Network License Managerの停止(/usr/local/flexnetserverにて)
./lmutil lmdown -q -force

これで止まらなかったら、たぶんその理由が帰ってくるので、それに応じて対処です。例えば、今回僕がやった時は

sudo /usr/local/flexnetserver/lmutil lmdown -q -force

という形で走らせたのだけど、そしたら
Shutdown failed: Cannot find license file. (-1,359:2 "No such file or directory")
というように失敗したと返事を返してきました。
なので、ライセンスファイルを指定するか(-cオプション)、全部を対象にするオプション(-all)を指定すればいいのだと思います。

sudo /usr/local/flexnetserver/lmutil lmdown -c /var/flexlm/adsk_server.lic -q -force
とか
sudo /usr/local/flexnetserver/lmutil lmdown -all -q -force

止まったら、インストーラを実行してインストールです。(ターミナルからだと Installer -pkg nlm11.13.1.2_ipv4_ipv6_mac_universal.pkg –target / だそうですよ。もちろんダブルクリックでも入ります。)そいえば10.11に対応しているように書かれておりますが、/usr/localに入れられるこれらのツールは、標準状態でも問題なく入るのでしょうか?
んで、サーバーを開始してやります。

Autodesk Network License Managerの開始(/usr/local/flexnetserverにて)
sudo ./lmgrd -c /var/flexlm/adsk_server.lic -l /var/flexlm/debug.log

-cでライセンスファイルの場所、-lでログラファイルの保存場所を指定しています。

というわけで、サブスクセンターから落としたMaya 2016 Ext2をインストールし、ついでにmentalrayも入れときます。

mental ray Plugin, Satellite and Standalone for Maya 2016 Extension 2 [Autodesk Knowledge Network]

そしたら起動。このバージョンから初起動時にライセンス形態を選択するようになりました。



以前のバージョンの設定が残っていればそれを参照してくれるようで、ライセンスサーバーの指定をし直す必要はないようです。

というわけで、Maya 2016 Ext2が起動するようになりました。
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スケマティックFusion

cg |2016-04-26


MODOのモデリグン方面の強力な機能としてリアルタイムブーリアンツールであるところのMesh Fusionがありますが、それをスケマティックから利用できるのがスケマティックFusionで、で、これの基本的な使い方をマスターしていないもので、ちゃんとやってみようかな、と。

新規にスケマティックFusionモデルを作成するには、まずベースとなるメッシュをシーンに置きます。



二つのメッシュを選択し、新規Fusionボタンを押してGUIを呼び出し、今回は和算してみます。
この時、スケマティックFusionがアクティブになっていることを確認です。



和算するボタンを押すと、スケマティックにツリーが作成されます。



Fusionの演算系のノードはチャンネルモディファイヤ→その他の中に入っておりますね。



問題は、このツリーに新たにメッシュを追加する方法です。
これが直感的に分かりにくい。
やり方は、追加したいメッシュを、既存のFusionモデルにドロップする、でした。



そうするとメニューが開いてコマンドが出てきます。スケマティックへ追加(リンク無)を選ぶと、ドロップしたメッシュのFusionアイテムがスケマティックに追加されます。
というわけで、あらかじめ減算して作成しておいた形状を加算する、というような事が可能になりました。




単にオブジェクトをスケマティックに放り込めばFusionアイテムとして利用できるようになるわけじゃない、ってのが注意点でございますな。

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MacBook Late 2008 のストレージを交換

mac |2016-04-24
登場は2008年10月なんですねぇ。購入したのはいつだろう。2009年の何処かでしょうが、前半だと思うんですよね。もう8年目に突入している勘定になりますか。
アルミニウム筐体のMacBookですけど、OS Xの最新バージョンにまだ対応しており、なもんで、ちょっとウェブをチェックしようと言う時にまだ時々使っていたりします。んが、OSの構造的に遅いストレージをあまり考慮しない物になってきているのか、起動が遅いのですよ。特に、OSをアップデートとかセキュリティアップデートでの再起動後の動作が著しく重い。しばらく放置しておけば普通に使えるようになるのですけど、たまに使用するというマシンでその状況はとても厳しいわけです。
と言うわけで、SSDも安くなってきたし、交換してみることにしました。

ちなみにLate 2008に元々ついていたHDDは160GBか250GBだったようで、不便を感じていたからか、500GBの物に交換しておりました。たぶん、当初搭載していた物よりかは高速なんでしょうけど、それでも今のOS環境だとつらいってことで。

交換したSSDはCrucialのCT480BX200SSD1。1.4万円程で買えます。480GBの物で、つまりは交換前のHDDより容量が小さいことになります。だからUSBのHDDクレードルにSSDを乗っけて、ディスクユーティリティの復元機能を使って内蔵HDDのデータを移行することはかないませんでした。
まず、USBのHDDクレードルにSSDを乗っけて、その状態でOSのインストールを行い、OSのインストール中にある移行プロセスでもって旧環境をSSDに移しました。その後、SSDを本体に内蔵します。そうして内蔵SSDから起動するようになったところでソフトウェアアップデートを一通り行いました。



ちなみにMacBookでは、ストレージ本体を固定するためのピンをストレージ横4箇所に取り付ける必要があるのですが、上の写真にはそれがついていません。HDDから取り外すのが面倒で(取り外すにはトルクスドライバーが必要)。まぁ最終的にはラジオペンチ使ってHDDから取り外してSSDに取り付けたんですけどね。

このMacBookのシリアルATAの接続は3Gになります。このSSDは6Gに対応しているものなので、十分な性能を発揮できない状態なわけですが、それでもHDDより十分に早い。顕著なのはOSの起動速度で、電源を入れてからログイン画面が出てくるまでの時間は、HDDでは1分以上かかっていたのが30秒を切る時間になります。そこからログインするわけですが、ログイン時間(デスクトップにアイコンが表示されるまでの時間)はHDDとSSDで差は特に無く、両者とも15秒ぐらい。けれども、合計すると使用可能になるまでの時間は、HDDでは1分半ぐらいのなのに対し、SSDだと1分を軽く切るわけです。これは結構大きいですわな。(OSのアップデート直後だと、HDDの場合こんな速度で使用可能になることはなく、もっともっと時間がかかります)。アプリケーションの起動速度も向上しており、Safariのトップサイトが表示されるまでの時間は(ホーム画面をトップサイトにしています)、HDDが15秒弱なのに対し、SSDが8秒程と倍近い差が生じるわけで、古いマシンだけど軽いウェブブラウジングにはこれからもしばらく活躍してくれそうな感触を持つことが出来ました。



ってことでちょっと投資してしまったのでもうちょっと使っていくことになるわけですが、だから次のOSにも対応してくれたらうれしいなぁ(さすがにあまり期待はしていませんが。El Capitanの後継OSに対応しなかったとしても、El Capitanのままで1、2年はいけましょうし)。
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劇場版 響け!ユーフォニアム

movie/anime |2016-04-24

劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~



テレビで放送された13話をまとめた総集編という内容ですが、新作カットがずいぶんと足されている印象です。音も撮り直しているのでしょう。同じシーンで同じモノローグが流れても、その内容がちょびっと変わっていたり、読み方が変わっていたり。テレビと全く同じ流れだから気づかなかったけど、所々微妙にいじられているシーンが結構あるように見受けられました。

13話ってのは4時間以上の尺があるわけで、それを2時間に満たない時間にまとめるために、エピソードをいくつかばさっとカットしています。それは仕方がないし物語の全体の動きには影響はないのだけど、ファストフード店のいい話がカットされているのは残念だったなぁ(^^)

でもあのシーンに結びつけるための新作シーンを挟んできたりという事もしていました。なにより演奏シーンが大増量されているのはとてもうれしい変更だと思いますよ(んで同じ作画でも仕上げの処理にさらに一手間加えてたり)。

また劇場でその演奏を聴けるというのも大きいと思いました。まぁ僕の場合、録画した番組をHDMI端子が壊れたデッキからの出力で見ていたから、映像も音もちょっとねぇって環境でテレビを見ていたってのもってのもありますが、音をより感じ取れる印象でしたですよ。あるいは細かな音の演出が足されていたのかもしれませんが。
そういえば、このシーンで流れるこの曲が、ん?入っていないぞって場面もありましたな。割と印象的な場面で流れる曲なので、それがばっさりと無くなっているのにちょっと驚いたりしました。あるいはサントラにこの曲あったっけ?って曲が流れてきたりもしています。もちろんエンディング主題歌はこの劇場版のための物だから、サントラ出ますかな?とか思ったら、4/27発売だそうですね。

10月から新シリーズの放送が始まります。それを楽しみに待っている人なら、迷わず劇場に行くべきだと思いました。上映劇場はとても少ないですが、行ける範囲に上映館があるなら行っとけって感じです。

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Mac Pro っぽいコンセプトのゲーミングPC

pc |2016-04-24
1月にやったCESで発表されていたPCらしいですが、日本で取り扱いがはじまるって事でニュースになってました。

G65 - MSIゲーミングPC [アークオンラインストア]



円筒形の筐体の中にCPU一発、GPU二発を配置するという何処かで見た構成のゲーミングPCです。
こちらのレビュー[YouTube]を見るとMac Proよりも一回り大きな筐体であることがわかります。しかしCPU以外の構成はMac Proもゴミ箱と呼ばれるこのデザインで行くならこーいうの用意すればいいのにって思わせる内容となっております。

CPUこそCore i7で最大4コアですけど、GPUがGeForce GTX 980 8GB Memoryを2発でSLIを組んでます。拡張性はUSB 3.0 x 4とThunderbolt3 x 2を持っており、ビデオ出力としてはHDMI x 2、mini displayport x 2を搭載。現行Mac ProはThunderbolt2がディスプレイ出力を兼ねていますけど、Thunderbolt 3だとそうじゃなくなるんですかね?(Thunderbolt 3をモニタ出力に使った場合、USB3.1形状のdisplayportケーブルが必要になりますが、現状そーいう製品はないのかな? 変換アダプタはあるようですが。)

Mac ProがシングルCPUになっちゃって、だったらCore i7でいいよって話もありますが、Xeonが順調に多コアになっているためコア数が多いほど有利な処理の為のCPUの性能的にはCore i7には不安があります(もっとも多コアになりすぎて性能を生かし切るにはメモリの帯域が大丈夫?って懸念を持っている人もいるようです)。しかしGeForceって選択肢はMacにも欲しいですし、もちろんQuadroでもいいですな。NVIDIAのが欲しいところですから。

ということで、Mac Proのエレガントさには到底及ばないこのゲーミングPCですが、コンセプトとしてはなかなかにうらやましい物となっております(ただしエレガントさに欠けるので、どうせ欠けるのならこの筐体のじゃなくて普通のやつ買うわ、という気分にもなりますねw ゲーミングPCにエレガントなんて感覚を求めるなという話もありますか)。

ちなみに、最近のMac Pro関係の噂としてApple、次期MacにAMDの次世代GPUアーキテクチャ「Polaris」を採用へ [気になる、記になる…] ってのがあります。
PolarisはAMDの次世代のGPUで、まぁつまり次もAMDですか?って気分になるわけです。AMDもいいですけど、NVIDIAの選択肢も欲しいんだよなぁ。ただThnderbolt 3になると外付けGPUが公式にサポートされるようになるので、そっち方面でMac用ドライバをNVIDIAがちゃんと用意してくれればそれでいいという時代になっていくのはありがたいことです。
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MacBookがアップデート

mac |2016-04-20
MacBookがモデルチェンジしました。CPUをSkylakeとしパフォーマンスの向上がはかられていますが、それ以外の部分は新色(ローズゴールド)が追加されたぐらいで、特別見るところは無いように思います。

MacBook Early 2015と比較して、少なくとも数字上の変化はああまり感じられません。

CPU
1.1GHz(1.2GHz, 1.3GHz)Core MからCore m3 or Core m5へ。
メモリ
8GBの1.6GHzから1.866GHzへ。
グラフィック
Intel HD Graphics 5300から515へ。

これぐらいの差でしょうか。
せめてUSBポートをUSB 3.1 gen2に対応して欲しかったところですが、変わらずgen1で速度は5Gbpsとなります。

ということで、順当なモデルチェンジという印象でした。

一緒に13インチのMacBook Airのメモリ量を標準で8GBにしたってリリースも出たそうです。って発表をするぐらいだから、MacBook Airの更新も当分ないんだろうなぁ。

ていうか、NABがはじまってThnderbolt 3対応機器がちょぼちょぼ姿を見せていると言うのに、それが繋がるMacが未だ存在しない状況。どーいうことよ、って気分ですよ、ホント。Mac ProとMacBook Proの更新をさっさとしてくださいよ、ねぇ。
WWDCが6/13~17と発表されたけど、そこでOS XからmacOSになることが発表されるという噂があり、そうすると、macOS世代の新しいMacとか言って新しいモデルを発表なんてストーリーを想像するけど、んーでも、あまり期待してないです。
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Maya 2016 Extension 2 ?

cg |2016-04-19
NABがはじまりました。
それに合わせて、3ds max 2017が発表されたような感じなんだけど、一緒にmayaもアップグレードしたとか思ったら、ん? 2016 extension 2ですか?





何か大きな改修を行っていて、2017のリリースが遅れているとかそんな感じなのでしょうか。
恒久ライセンスの新規発行を無くした現在、アップグレードを確実にだいたい一年置きにしなくても(デスクトップサブスクリプションのユーザーは)それほど怒らないと考えているのか。(恒久ライセンスでサブスクリプションに入っている場合、アップグレードを定期的に行わないと不満がたまりますからね。それこそ、かつてのSoftimage 3Dのように。でも、デスクトップサブスクリプションって払っている間だけ使えるって契約だから、アップグレードのリリースを視野に入れた契約とは意味付けが変わってくるとも言えるわけで、定期的にリリースしなくても文句が出にくい、のかな?)

しかして、それよりなにより、Solid AngleがAutodeskに買収されたらしいと言うのが大ニュースです。

Solid Angle joins Autodesk [autodesk.com]

Arnold Rendererが同社製品ですが、複数のプラットホーム向けにそのレンダラを提供しております。それが今後どうなるかっすね。一応、上のリンク先のページでは
We are committed to expanding Arnold’s support for third party applications such as Houdini, Katana and Cinema 4D. Autodesk will also continue to support other renderers with products like 3ds Max and Maya.
という風におっしゃっておりますが、なにせオートデスクの言うことですからw

まぁ、mayaやmaxのレンダラとして無料で利用できるようになるとかだと(レンダリングライセンスも数個ついてくるとかだと)、ユーザにとって短期的にはメリットがありそうではあります。Autodeskが競合するレンダラを所有していると言うこともなかったと思うので、そうそう殺すようなまねはしないと思いますし、期待しときましょうか?(今後のバージョンのfor Softimageは完全に絶たれたような気がしますが)
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映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃

『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』公式サイト

2016年のクレしん劇場版です。
驚くのは、劇団ひとりが脚本参加している事ですね。古いクレしんファンとしては単に話題性を狙っての採用なのではないかと普通に不安になりますわな。でも、その不安を払拭する内容でした。結果としてはなかなかに面白い良作に仕上がっていたと思います(個人的には今年のドラ映画よりも全然上の評価ですよ)。
ってか、ファミリー向けとして普通におすすめ(や、でもクレしんなので下品な表現を子供がまねしちゃったらどうしようと心配で心配で心配でたまらないご家庭の場合は、子供同士でこっそり観に行くのがいいかなぁ(^^;)(でもぞーさんとか無いしな、問題ないんじゃない?)

以下ネタバレいきます。


一定の範囲内の春日部の人々が一つの夢の中で各人望む夢を見ることが出来るようになったという状況がある日生まれます。それと時を同じくし、ふたば幼稚園に転入生・サキがやって来るわけですが、その夢の状況は、サキの父親がサキの為に作り上げたものだったわけですな。
人々の夢をエネルギーとして取り込むことで、サキに起こっている問題を緩和するという事を行っていることが物語の中盤までに語られます。
しかし物語のかなり早い段階で、各人の夢の量には限りがあり、その総量がそもそも少ない大人から悪夢の世界に放り出されていき、やがて子供の中にも吸い尽された者から荒野に放り出され、そこで悪夢に嘖まされていく事になります。結果としてどんどん消耗していく大人と一部子供。そんな時に風間くんがまず異常に気づく事からかすかべ防衛隊と野原一家が事態の解決に向けて動き出すというか巻き込まれていきます。

そんな状況を描いていく映画なのですが、つまりサキのせいで町の人々は悪夢に嘖まされるという事になっており、また、一つの町から人々の夢を吸い尽くしたら次の町に移動する生活を続けてきているサキは、自分のせいで問題が起こっているという事実を知られてたら周りの人から嫌われる事が分かりきっていると思っている事と、どうせすぐに次の町に引っ越していくという事とで、幼稚園で周りの子供たちから距離をとろうとし、そのために溝を深めるような言動をするわけです。けど、これが歴代映画の中で初めての展開だと思うのですが、ネネちゃんが、(原因は知らないけど)サキがそこまでかたくなに「幼稚園のおともだち」と距離をとろうとするその態度にむしろ好感を抱いて、サキにかかわろうとするんですよね。それによるネネちゃんの感情の揺れ動きも物語を作る核になっていっています。

最終的にはサキの救済のために奔走するという内容となるわけですが、そこに至るための各面子のかかわり方がのバランスがとても良いと感じました。つまりですね、クレしん映画としては珍しく、初見でかなりまとまっているという印象を受けたわけで(^^) なかなかに良くできていたと思います。

少し残念だったのは、悪夢の世界の描写かなぁ。基本一面荒野でそこの部分にもうちょっとメリハリがあると良かった。でもその荒野のところで、今回のゲスト芸人、とにかく明るい安村が出てくるんですが、その使い方はとても効果的だったと思います(10年後に初めてみる子供たちには「?」って感じになるだろうけど、でも子供たちにはその姿だけで笑いの要素になりうる芸人ですから、風化ネタにまでいかなそうなのが素晴らしいですね)。
大和田獏さん部分は、もーちょっと圧縮するか見せ方を工夫したほうが…

演出陣に池端たかしさんの名前が見えました。この方は個人的に考えるクレしん黄金期(本郷・原監督時代)の演出を支えた方で、個人的にはベストな小気味いい演出をされた印象が強いのですが、なんとなくそれを感じさせる場面があったように思いました。「げんこつ」の表現とか、たぶん、最近のテレビでは自粛している昔ながらのクレしん表現が感じられたのもとても良いです。ちなみにその黄金期の演出は、水島努、よねたによしとも、池端たかし、ささきひろゆき(こちらは今もずっとやられている)に加えて初代・二代目・三代目監督の本郷みつる、原恵一、ムトウユージというスターたちがローテーションを回していたと言う今観ると夢のような演出陣でした(そこにIG回が入ってて、そっちには貞光さん(ガンダム第一話(だけじゃないけどの)演出)や川崎さんがいらっしゃる(今でもいらっしゃる))。

そんなわけで、家族連れにももちろん大人の方にもおすすめな映画に仕上がっていると思いましたですよ。

<追記>
二回目。
この作品、やはりよいですね。
荒野の世界の描写に不満を持ったのは、たぶん、かすかべ防衛隊と悪夢との最終決戦時のパンチの弱さのせいなんだろうなって思いました。
</追記>
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QuickTime for Windows 終了?

cg |2016-04-14
Apple、「QuickTime for Windows」のサポートを終了 ー アンインストールを推奨 [気になる、記になる…]

この記事を受けて、国内の映像方面の方々が色めきだっておりました。
Appleが公式に表明したわけではなく、間接的に外部の組織によりそれが確認されたという事のようですけど、かつてfor WindowsのあったSafariもAppleが公式に「開発やめた」と表明したことはなかったように思いますし、そう考えると真実味があるというものです。

映像を取り扱うときに現在でも高い存在感を見せるQuickTimeファイルと、それの生成・再生・編集のためにQuickTimeを必要とする多くのソフトウェアが現役で存在する業界においては、なかなかにショッキングな出来事と言えましょう。(アプリによっては正常に動作しなくなることも)
で、AdobeやAutodeskやThe Foundryといったそのようなツールの提供をしているところは、AppleのQuickTimeに対する対応についての調査をするでしょうし、しているのだと思います。その結果如何で(本当に開発停止で今後も代替案が提示されることはないのなら)どう動きますかね? 単純にQuickTimeはずしに走るか、独自の実装を試みるか。なんとなく前者にいっちゃいそうな気がしますが、仮に後者に行ったとして、でもそれはAppleのものと同じ動作をする保証は無いわけで、ね。

AppleにはQuickTimeファイル(.movファイル)を生成・再生・編集するための機能を呼び出すMac上でのと同等の機能を有するフレームワーク(ライブラリ)をWindows向けに提供をして欲しいと思いますけど、やらないだろうなぁ…。

ちなみに、一部ではQuickTime Playerも重宝されていたようです。一フレームずつ映像を確認できる希有なツールとしてね(映像を自在にスクラブ出来るツールって少ないのよね)。起動が重いので嫌われつつ、仕方なく使われていたという面もあったようですが。でも、アプリケーションについてはQuickTimeファイルの為のライブラリをAppleが用意したら、それを利用したものが出てくるでしょう。

それにしてもファイルとしてのQuickTime(.mov)を置き換えるとしたらなんでしょ。aviやmxfやoggとか?。映像業界ならmxfですかね。

ともあれ、なんとなくこれでMacプラットホームと他のプラットホームとの断絶が進むような気がしてしまうのです。困ったものです。

<追記>
16.04.17
QuickTime Windows版のサポート終了について [Adobe Creative Station]

Adobeがブログにてコメントを出していますな。ProResじゃなくてGoPro CineFormの利用をどうぞ、というようにも読めます。WindowsではこれをCodecとし、コンテナをAVIにしたもので利用されていくんですかね。

QuickTimeを利用した制作環境が一気に淘汰されていくのかもしれませんねぇ。

Appleに対する忠誠心が厚い人であっても、制作環境にMacをお勧めするのに躊躇せざるえない状況がどんどん加速して行っておりますね。ハイエンドの更新が遅々として進まない、GPUにNVIDIAが選べないという状況に加えて、今回のソフト的な不安の露呈。コスト意識の高いところはMacを外しにかかるでしょう(FCPから他の環境への移行を模索した時に既に外しているところも多いかもですが)。それでもProResというカードを握っていたからApple製品って選択肢がありえてたとして、Apple製品では作りづらいフォーマットでの納品を求められるようになった時、Macにこだわるのはコストに見合わないことになってくる人も多そうです。Apple全体の売り上げに占める映像向け市場なんて微々たるものでしょうから、Apple的には困らなそうではありますが、映像制作の現場からMacが消える日も近いのかもしれません。
</追記>

<追記>
こーいう見方もあるのか。

WindowsからQuickTimeをアンインストールしたら...[hiroshisaito.net blog]
DPXなんかである程度代用はできますけど、正直「Windowsだけが困ってる」という状況でProRes(QuickTime)を捨てるかといえば、もうそういう時代でもないように思います。Linux版のFlameやScratch, Nukeなんかは普通に対応していますし。かつては「Windowsに対応してないソフトはダメ」くらいの状況だったのですが、それゆえ現在のWindowsがぼっちになってしまったという感じもします。
なるほど。自分の仕事環境だと納品先の編集環境がWindowsベースであり、最終的にそこで読めることが大事なので(そして日本のCG業界が圧倒的にWindowsベースであるが故に)これまで書いたような感想になったのだけど、現状ではLinux環境のツールでは独自対応できており、Macでは言わずもがななわけで、そうなるとWindowsがおまり幅を利かせてない海外の映像産業においては、そこまで大事じゃないのかもしれんですね。
とはいえ僕自身に関して言えば周囲がそんな状況だから、Appleが良い代替案を用意してくれるといいなあって思うんだけど、まあ、あまり期待はしてません。
</追記>

<追記>
Apple、「QuickTime for Windows」のサポート終了を正式に認める [気になる、記になる…]

特にリリースが出たわけじゃないけど、そーいうことらしいです。
</追記>

<追記>
QuickTime 7 や QuickTime 7 Pro についてわからないことがある場合 [Apple サポート]

に追加情報が記されたことが先月末ごろに話題になっていました。
Apple では、QuickTime 7 for Windows のサポートを終了いたしました。2009 年以降の新しいバージョンの Windows には、H.264 および AAC など、QuickTime 7 に対応した主要メディアフォーマットのサポートが組み込まれています。現行の Windows Web ブラウザはすべて、ブラウザプラグインがなくてもビデオ再生に対応しています。Windows パソコンで QuickTime 7 が不要になった場合は、こちらの記事の手順にそって、QuickTime 7 for Windows をアンインストールしてください。
脆弱性云々にふれられていませんが、サポートはしてないよと明言してきております(一般用途におけるQuickTimeの役割は終了しているという認識なのでしょう)。一般じゃない用途では、grass valleyの対処法が現実的でしょうか。

FAQ|QuickTime for Windowsサポート終了とEDIUSのご利用について

QuickTime Essentials のみを再インストールするという手法ですね。これでAdobeやThe Foundryのソフトにどう影響するかですけど、それで問題ないなら、少しでも問題を少なくするためにやっておくべき対処かもしれません。
(Animationが制限されるのはつらいって人も多そうですね。)
</追記>
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Pentax K-1 の発売日が決まったらしいじゃないですか

与太話 |2016-04-14
PENTAX K-1、4月28日に発売日決定 [デジカメ Watch]

まぁさすがに買うのは無理だよなぁって思ってます。
ヨドバシ.com価格で本体278100円。
こいつの為に用意されたといってもいいレンズは5種類ありますが、それぞれ

HD PENTAX-D FA 28-105mm F3.5-5.6ED DC WR:77760円
HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8ED SDM WR:215870円
HD PENTAX D FA24-70mm F2.8ED SDM WR:177800円
HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW:258800円
HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW:272700円

ですからね。お財布にそんな自由になる金はありません。

なので、今後の注目はK-3IIの後継が出てくるかなのでございます。どうなんでしょうかねぇ。それはまたずいぶんと先の話になるでしょうし、ここはTHETA S [RICOH IMAGING] にでもいっておきましょうかw
実際、THETA Sなら「仕事にも使える」といういいわけが立ちやすいんですよね。ライティング用のHDRIの作成に使ったりとか、単に背景として利用してみたりとか(リアルタイム動画もやりようによってはいけるようだし)。ヨドバシ価格40500円にオプション諸々つけて5万円ほど見込んでおけばいいでしょうか。

欲しいなぁ…。

しかしてどーでもいいけど、ヨドバシとかAmazonとかの税込み価格での表示はとてもいいですね。
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