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WWDC始まる

mac |2024-06-11

Apple Parkの敷地を利用した凝った映像でのOSの新バージョンやAppleのAIに関する取り組みを語ったキーノートは、日本時間11日午前2時から始まって、ぼーっとみておりました。内容盛りだくさんだけど、眠い頭でぱっと見で感心したもの(ぱっと見でも感心できたもの)はそんなに多くは無かったです。

iOSについてはコントロールセンターのカスタマイズの拡張は便利になりそうです。衛星通信を使用したメッセージの送信ってのは制限なくできるのだろうか。ってか、その機能は現状では緊急時に利用できるものだけど動作確認はできるみたいで、しかしそれを試したことなかった。今度やっておこう。

iPadOSについては計算機の搭載について、まあ履歴のついた電卓でしょと思っていたら(それはそれで十分ありがたい)、MathNoteって新機能がスバラシいかもしれんですね。手書きで入力した数式を理解し演算結果を返してくる。その結果も含めノート上に手書きのテイストで残るし、その状態で数字を変えると結果も変わるってのは感心しました。これは手書き部分を文字として認識して手書き文字の見た目を整え、おそらくそれを自体を意味のある文字として認識させることで、手書き部分に対してスマートな文字列処理を可能にしている(コピペや文中の複数行の文字列内の一部削除で行が詰められるとか、スペルチェックし手書きのテイストのまま修正された文字に置き換わるとか)SmartScriptの機能っぽいです。SmartScriptは素敵そうです。

macOSはSequoia。カタカナではセコイア?。機能として一番有用と思ったのがiPhoneをリモートで操作できるようになる iPhone Mirroringです。これはとてもいいかもしれんです。っていうかいいのだと思います。これがどれだけスムーズにストレスなく使えるかにもよるだろうけど、Mac使用中は常時表示させててもいいかもしれない。常時表示されることは考慮されているのであろうか。

そんな感じで発表された新機能の多くの部分がキーノート後半で語られたAppleのAIが使われているように見えました。

Apple Intelligenceと呼んで発表された内容は、まずはAppleのデバイスやクラウドの中だけで完結する内容から始まりました。その内容自体は先行する各種AIのサービスの性能にもしかしたら届かないのではないかと思ったりはするけど、使用者をアシストするという方向で便利に感じられそうなプレゼン内容であったと思います。これまでSiriが理解することができなかったさまざまなタスクを理解し、前後の文脈を考慮して返事をしてくれるようになっている。その返事はタスクの結果だったりもする。その処理を実現するために使用者の利用するデバイス内のあらゆる情報を利用するがために、その情報を外に漏らすことはないとしています。ただ、デバイス内で完結できる内容には当然ながら限界があるために、AppleはApple Siliconで構成されたクラウド上のサーバーを利用するようになっているそうです。
そんな機能を持たせて実際にどんなふうに活用するかって風景を見せてました。Siriではより自然にお話しできるようになりましたって言っております。指示代名詞を理解するのは良さそうです。っていうか機械に理解させるために考える手間が減るのは有用でしょう。画面に表示されている内容に対して指示を投げるとそれに応えたアクションを起こしてくれるのは、それが確実な動作をしてくれるなら、大変に助かるだろうなと想像します。
Siriの外では文章の校正、内容の提案や要約といったものや、メールではメール本文の内容に応じた受信箱内のメールの管理がされたりといった言語能力を利用した機能とか、絵文字を生成するGenmojiや素早くイメージを生成するImage Playground といった機能をコミュニケーションで活用しましょうとか、Image Wandっていうたとえば手書きのイメージをそれなりの絵に仕上げてくれたり、周囲の文字列から画像を生成したり、画像内の必要のない要素を消したりといった画像の生成AI周りの機能、動画の内容を理解して検索することができるようになったりとか、まあまあ色々紹介されました。画像の生成AI周りは自由自在にあらゆる画像をって印象ではなく、一定の制限の中で画像を生成しているのかね。権利関係の問題とか速度の問題とかをそれで解消しているような印象があるけど、どうなんだろ。

まあそんなわけでさまざまな機能がApple Intelligenceを介して利用できるようになるけど、さらにChatGPTとの連携もアピールしておりました。以前からOpenAIやGoogleと交渉しているという噂が伝わってきていたけど、こんな感じの利用の仕方なんすね。必要に応じて使用者の許可を得て必要な情報だけをChatGPUに投げて返事をもらう。期待しておきましょう。

そんなわけでAIに焦点を当てたように見えるキーノートは終わったわけですけど、それ以外の部分の技術の進歩がどうなっているかは、今後のWWDCのコンテンツやドキュメント(をみた人々の会話)から見えてきましょうか。何が聞こえてくるか楽しみにしておきます。なをAI周りの日本語のサポートはまだ先になるようで、いい感じに早めに実装されてくるのを待ちたいと思います。

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