新MacBook向けのCPUが出たらしい
Intel CPUのYシリーズがMacBookに搭載されていて、多分次期モデルもそうなるのでしょうから、それの新しいもの(第8世代)が登場したらちょっと注目したいわけです。MacBookはYシリーズを採用しています。
Yシリーズは2コア4スレッドで1GHzから1.5GHzのラインナップですけど、最上位のCore i7ではTB時に最大4GHzを超えてきたりと、全体的に前世代よりクロックが上がっているそうです(TDPも0.5W上がっているそうですが)。まぁそれで無駄に熱くなったり、大きく駆動時間に影響を与えるんじゃ困るけど、そうじゃ無いのなら望むところですよね。
でもって大きいのがUSB 3.1 Gen2に対応した事。おそらくMacBookにはThunderboltは採用されないって思ったりするんで、そうするとたった1ポートしかないUSBは重要で、でもこれまでは5GbpsのGen1に抑えられていたんですよね。それがGen2の10Gbpsになるかもしれない。これは大きい。
もっともMacBookって重さが1kg弱ってサイズ感のものなので、Uシリーズの4コアのを採用して欲しいところではあります。
上記リンクページにはYシリーズについて
Yシリーズは厚さ7mm未満、重量1ポンド(=約454g)未満の超薄型2in1/タブレットPCへの採用が想定されておりと書かれている通り、現行のMacBookよりはるかに軽量なマシンをターゲットとしているようで、それよりも重いMacBookにはより強力なのを積んでもいいんじゃないですか?とか思っちゃうわけですよ。
ともあれ2017モデルのマイナーチェンジぶりに比べたら、2018モデルでは少しは楽しめそうなCPUが出てきました。
これでMacBookがCPUを乗せ変えて(それに付随する仕様を置き換えて)ってレベルのモデルチェンジなくて、フルモデルチェンジだったら非常に楽しそうなのですが、さてどうなるでしょう。
Windowsも最新にあげないとダメよ時代についに突入ですか?
macOSの環境を最新にあげないとソフトの動作保証はしないってのはわりーと普通のことなので、はいはい、って感じですけど、Adobe CCの次期メジャーアップデートでのビデオアプリの動作条件がWindows 10 1709以上となっているそうです。
ちなみに現行バージョンはWindows 7以降なので、条件が大変厳しくなったと言えましょう。
まあ、macOSの場合は次次期バージョンで Hight Sierra 以降になったとしても、Windowsは変わらず1709以降って事はあり得ますが。
とは言えマイクロソフトのサポートポリシーがWindows 10のEnterpriseLTSBエディション以外では1709は2019年4月9日にサービスが終了され、1803も同年11月12日に終了となりますから、(どちらも一部はさらに6ヶ月延長されるとは言え)Windows 10を使う以上はちゃんとアップデートを当てていきましょうねって事となり、その提供も無償であるから、事実上問題にはならないのかもしれません。
(Windows 10 1607以下では動くのだけど1703以降だとちゃんと動かなくなる的なソフトってあんのかね? でも将来的にはそーいう断絶は起きそうだし、Adobe CCのビデオ・オーディオ系アプリも1709より前のでは実現できない機能とかあるのかもしれませんね。知らんけど。)
そう言えば、わりーと長い期間の制作を行っていくプロジェクト進行中のスタジオでは、Windows Update禁止とかあるのだろうか?
Viz Artist をインストールしてみる
Vizrt社という会社があります。ノルウェーの会社で放送用途のソフトウェアを作っており、その種類は多岐に渡るのですが、放送用リアルタイムグラフィックの描画エンジンとしてのViz Engineというツールが中核にあります。そして、そのEngineで表示するグラフィックを作成するエディタがViz Artistというものです。
テレビのニュースやスポーツ中継でスタジオや会場で表示されるCGや、ゲームの大会(eスポーツとか)で会場を盛り上げるグラフィックのために利用されていたりするようです。リアルタイムでグラフィック表現をするのだけど、短期間でCGを作成せねばならないって方向の用途といえましょうか。ちなみに最近はAR方面の売り込みを行なっているようです。以前からやっていたけどARって単語が有名になってきたらARって言ってみたって感じですけどね。
こちらのツールたちは、何せ放送用途だから大変にお高く、個人で導入するのはあまり現実的ではありません。放送局でも日本国内においてはVizはやっぱりお高いということで、BrainstormっていうViz Engineと同じような目的のツールとシェア争いをしているのですが、ともあれ、世界では非常にメジャーなツールだったりします。メジャーなのですけど、用途が非常に限られるために、利用者の数は自ずと限られます。
で、今年の前半にVizrt社は何か危機感を持ったのか、Viz Artistのフリー版というのをリリースしてきました。Unity 3dとかUnreal engineなんかのリアルタイムのゲームエンジンの台頭と関係あったりするのでしょうか?
こちらのテレビのスタジオ風景はUnreal engineで表示されているそうです。(1m50sあたり以降からが目玉)
フリー版。当然ながら仕事に使える(最終的なアウトプットに使える)わけではありません。その辺りには制限が加えられています(ウォーターマークが乗ったりSDI出力ができなかったり)。しかしそれ以外の部分は有償プラグイン部分を除いてほぼほぼフル機能を使用することができます。言い方としてはViz Artistが無料化された、ということもできるようです(最終的なアウトプットをするにはEngineが必要で、そちらはかなり高価です)。
ということで、それを自宅環境とか職場環境の各人のローカルにインストールして、利用できる人間を増やしたいというのがVizrt社の願いでしょうか?
インストールしてみます。
Viz Artist [Vizrt.com]のページからGET IT FREE!っていうリンクボタンがあるんで、それを押して行ったページで必要情報を登録します。するとユーザー名とパスワードが記されたメールが届きますので、そのメールに記されたライセンス取得のためのページをWebブラウザで開き、メールに記されたアカウントでサインインします。
あとはこのページの指示通りにして行けば、インストールからライセンスの取得まで済んでしまいます。
その過程でダウンロードするインストーラは二つ。一つはLicense Server Setup、もう一つはViz Artistのインストーラとなります。
まずはLicense Server Setupです。こちらのインストール時に設定する項目は一つで、普通はローカルマシン用に設定するのでしょう。
インストールが終わると、Webブラウザで開いているページは自動的にインストールが完了したことを検知して、下図のようにその行程が終わったことを示し、次の選択肢を示します。
指示に従い Viz Artist のインストーラをダウンロードし、落ちてきたexeファイルを走らせてインストールを行います。
インストーラの設定画面は基本的にデフォルトで良いのでしょうが、データディレクトリは個人的にはCドライブ以外にしておいたほうがいいのではないかと思ったりします。
このインストールが終わると、デフォルトのWebブラウザで
って画面が開くはずです。こいつはGraphic Hub Terminal ってツールで、Viz Artist(Engine)で扱うデータを管理するGraphic Hubって物をコントロールする画面です。デスクトップにGH Teminalっていうアイコンがあるはずで、それでこのページを開くことができるのは覚えておきましょう。
インストールまで終わったら、前の画面のNextボタンを押すとライセンスを生成するボタンのあるページにきます。
Generateすると、Activateするボタンのあるページにきまして
当然それを押すのですけど、初めてインストールする際には
こんな感じでライセンスコンテナが見つからないってメッセージのページに飛ばされるので、Create Container でコンテナを作成してください。(ここでインストールマシンが仮想マシンだと Create Container がアクティブにならないようです。回避方法を知りません…)
結果、改めてActivateできるようになるので、ボタンを押します。
成功すると
こんな感じで、ライセンスに関する全てのプロセスをパスしCloseボタンが表示されます。Closeボタンを押すとまたインストールを即すような画面に行きますが、インストールは終了しているので、無視して大丈夫です。
ちなみにダウンロードした二つのインストーラを保持しておけば、他のマシンに(以上の処理を行ったサイトを開いた上で)インストールが可能です。複数台に入れるなら保存しておいたほうがいいでしょう。Viz Free版がリリースされて最初のViz Artistのバージョンは3.10でしたが夏に3.11が突然リリースされました。落ちてくるのはその時の最新版なので、最新版がリリースされたら落とし直したほうがいいかもしれませんね。ちなみに3.11でViz Artistで初めてスキンベースのメッシュアニメーションが実装されました。Mayaとかで作った基本的なキャラクター構造をfbx経由で持ち込むことができるようになった、ってことですな。<追記>その時の最新版が落とせると思ったのだけど、2020年7月現在、Viz Artist自体の最新バージョンは3.14.3なのだけど、いまだに3.12しかFree版は存在しないから、何か大きな変更がない限り、Free版として不都合のない最新しか落とせないってことなのでしょうね。</追記>
以上でデスクトップにある Viz Artist のアイコンをダブルクリックすれば、Viz Artist が起動するはずです。
Viz Artistを利用する際のデータの取扱いに注意点があります。
Viz Artist(Engine)は全てのデータをデータベースで管理します。Windowsのエクスプローラで手軽にアクセスできるようにはできていないということです。必要なデータ(ジオメトリやテクスチャ)はArtistやEngineを介してデータベースにインポートします。そして、そのデータベースを管理するものがGraphic Hubで、Viz ArtistはGraphic Hub越しにデータを扱っているということになります。そのため、Graphic Hubが止まっているとViz Artistでは何もできなくなります。
これが動いている状態。
Emergency Shutdown というボタンを押すと止まります。ちなみにこのインストールプロセスでインストールをすると、マシン起動時にGraphic Hubが自動的に起動するようになるようです。
これが止まっている状態。
データベースのバックアップを取る時なんかは、必ずGraphic Hubを止めてから行います。
また他のマシンで動作しているGraphic Hubを指定することもできます。(今回のインストール例では)ローカルのGraphic Hubが止まっている状態でViz Artsitを起動させると
Graphic Hubがみつからねぇから指定しろってダイアログが開きます。この状態で他のマシンで動作しているGraphic Hubがあるなら、localhostと入っているドロップダウンメニューから他のマシンを指定できます。
複数のマシンを同期させて動作させるという時、ほぼ必ず、同期させる全てのマシンが一つのGraphic Hubを参照するように設定するわけです。(テレビのスタジオでは複数のカメラで同時に撮影して収録が行われるわけで、通常は、カメラごとにViz Engineを稼働させたPCを用意します。各PCのローカルにデータベースを持つよりも、ネットワーク越しに一つのデータベースを参照する方が効率いいっすね)
というわけで、このViz Artist。簡単なものを非常に簡単に作ることができます。手数を非常に減らすことができる。その代わり難しいものはあまり得意ではないというか、一定のレベル以上のことをやるのが非常に困難なのですが、あるレベルまでならその制作速度は他の追従を許しません(と思う)。人によっては楽しいかもしれないので、一ついかがでしょうか?
世界中のテレビ局で使われているツールなので、人によっては世界を相手に仕事の道が開けるかも、ですよ?w
リアルタイムレイトレーシングなGPU
シーグラフで発表された際に見せたデモの一つが以下で、
これがリアルタイムで描画されていたということです。
もちろん、プリレンダーの世界のように空間の全ての光がレイトレースで取得されたものというわけではなく、画面を構成する一部の要素をレイトレースで取得することでリアリティを高めている、ということみたいですね。
この辺のデモで使われていたエンジンはUnreal Engineだったそうで、またレイトレーシングにはDirectXの仕組みが利用されたそうです。
で、この新GPU(Turing)で恩恵を受けるのはリアルタイム処理だけではなく、プリレンダーの用途でも大きな効果が期待できるようで、NVIDIAのリリースでは、様々な既存ツールが対応を表明しています。
World’s Top Graphics Software Companies Adopting NVIDIA RTX Capabilities [NVIDIA Blog]
Arnoldなんかはシーグラフ会場でQuadro RTXを利用した展示がされていたそうで(2014年あたりにGPU対応を発表していたように思いますが、ようやく姿を見せた感じかね。しかしその時はOpenCLでって話をしていた気がするけど、NVIDIAオンリーになるのか、複数の選択肢があるのか)。
これらツールの演算の高速化に大いに役立ちそうなQuadro RTXではありますが、いかせんそれはQuadroです。5000、6000、8000という型番の投入が予告されていますけど2300ドル、6300ドル、10000ドルという価格設定はちょっと手が出にくい。
と思っていたところにGeForce RTXが8/21に発表されました。9/20発売だそうです。内部コア的にはQuadroと同様Turingコアを採用し、2080Ti、2080、2070の3製品を一気に投入するのだそうです。こちらは一番お高いものでも11万円ほど。現実的な範囲に収まってくるので、Quadro RTXのリリースにあるような各ソフトウェアの演算にも恩恵があるようなら、なかなかの価値があるように思えます。(ちなみにRedshift 3dといったGPUレンダリングのソフトウェアにおいては、Quadroだから高速ってことはなかったので、GeForce RTXでも恩恵があるんじゃないかと期待しています。)
まぁ思ったほどの価値がなかったとしても、エンターテイメント系のCG業務方面においては、GeForce 10XX世代のものより劣るという事はないはずだから、今後導入するならGeForce 20XXになるんでしょう。
願わくば、この辺りからAppleもNVIDIA採用をしていってくれんことを。(AMDやInrelはどう動くかね)
AppleもMetalにおいてGPUを利用したレイトレーシングの高速化の話を今年のWWDCで行なっていたようです。派手なデモなんかが一切ないのでたぶん知名度は相当低いのではないかと思いますが(MSのDirectXにおけるレイトレースサポートの発表とは桁が違う空気感のように思います)、今後のソフトウェアでレイトレースをして画面を豪華にしたゲームなんかがしれっと登場してきたりするのでしょうか?(時期iPad ProとかiPhoneの発表時に大々的にとかだったりするのかな?)。
Quadro RTXをサポートしますってソフトのリストがなかなかな顔ぶれになっていたのも、GeForce RTXの対応ゲームタイトルの数がそれなりになっていたのも、NVIDIAが開発中のカードをばらまいていたって事なのでしょうけど、そのバラマキ先にAppleもあったりして、近い将来の製品にNVIDIAが採用されてないかぁ(かなーり希望的観測とは思っています(^^;)
Mac miniの新型がリリースされるという噂
発表時期は9月とか10月とか言われているようですが、とにかく割と近い将来にMacBookと共にアップデートされるという話が上がってきています。しかもMac miniについてはプロ向けを志向しているということで。
Mac miniの現行モデルがリリースされたのが2014年。従来4コアであった上位モデルも2コアになり、演算性能の低下で一部でブーイングを浴びつつも、その声は大したことがなかったのかなんなのか、4年もの間モデルチェンジを行うことなく今に至っています。
プロ向けということは(何かを作るという方向のの場合)
- 高速なCPU
- 高速なGPU
- 大容量メモリ
- 高速・大容量ストレージ
- 高速ネットワーク
- 豊富な拡張性
Mac miniなのだから、筐体は小さめなのでしょうけど、MacBook Proに採用された6コアCPUとMacBook Proでは実現されたなかった64GBメモリ、MacBook Pro同様の4TB高速SSDあたりは来ましょうか?(MacBook Pro並みの金額になりますがね) その上で高速なGPUをThunderbolt 3接続で実現するというコンセプトあたりが無難ですかねぇ? それと10Gb Ethnernetでしょうか。
まぁしかし、4コア8スレッドのCore i7(Vega M搭載のだったりしてね)で16GBメモリ、1TB SSD、Thunderoblt 3ポートが2つくらいにUSB 3.0ポートが4つぐらいある構成で20万を大きく切れるなら競争力がありそうな気がするし、普通に欲しいかもしれない。
さて、どんなものが出てくるでしょうか。ちょっと楽しみしております。
Vega M入りのIntel CPUがCore i7 8809Gとかですね。Intel CPUのくせにAMDのGPUを内蔵しちゃってるの。でもNVIDIAのMax-Q Designな構成でもいいのよ?
去年Mac miniを買っていますけど、それを大いに後悔させるようなコストパフォーマンスの良い、あるいはアッと驚く内容を持ったものの登場を期待します。
MacBook Pro 2018 不都合編
直繋ぎすると2560x1440出るので、TS3との相性問題かな?
仕方がないので、Displayportケーブルを購入してきます。(ヤマダのポイントでまかなえたので、まあいいか。あ、USB-C→Displayportアダプタは既に持ってたこととする。)
(以下、何か起こったら追記していく)
MacBook Pro 2018 ベンチマーク
Blenderのベンチマーク
Blender Open Data [blender.org]
こちらはまだベータ版で、正式には比較に使うべきでは無いのかもしれないけど、色々なBlenderシーンファイルを利用しての計算時間の計測が行われているので、参考になるかもです。計算されるシーンの一部はこちらのページのデモファイル[blender.org]のようです。出力される数字からCPU/GPU/メモリなどのシステムのパフォーマンスの関する情報が分かるみたいなのですが、どの数字が何の参考になるのか、ちょっとわからんので、とりあえずtotal_render_timeの数字を表示してみました。
MacBook Pro 2018 | MacBook Pro 2016 | Mac Pro Mid 2010 | OMEN by HP | |
---|---|---|---|---|
CPU | Core i7-8850H(2.6GHz) | Core i7-6920HQ(2.90GHz) | Xeon CPU W3680(3.33GHz) | Core i7-7700HQ(2.8GHz) |
GPU1 | Intel UHD Graphics 630 | Intel HD Graphics 530 | GeForce GTX 1060 | GeForce GTX 1060 with Max-Q Design |
GPU2 | AMD Radeon Pro 560X | AMD Radeon Pro 460 | ||
以下シーン名 | 以下 Total Rendering Timeを記述 | |||
barbershop_interior | 2124.4 | 2896.53 x1.36 | 2842.25 x1.34 | 3170.58 x1.49 |
bmw27 | 426.244 | 578.527 x1.36 | 728.018 x1.71 | 625.291 x1.47 |
classroom | 1351.6 | 1847.37 x1.37 | 2006.34 x1.48 | 2112.89 x1.56 |
fishy_cat | 616.194 | 851.944 x1.38 | 864.182 x1.40 | 936.008 x1.52 |
koro | 874.916 | 1195.96 x1.37 | 1094.87 x1.25 | 1229.4 x1.41 |
pavillon_barcelona | 1042.06 | 1472.76 x1.41 | 1664.19 x1.60 | 1551.71 x1.49 |
参考までにOMEN by HPっていうHPのゲーミングノートのも入れてあります。昨年のモデルね。
これ見ると、まずはMac Pro Mid 2010のシングルプロセッサモデル、意味ねぇなってところに目が行きます。MacBook Pro 2016よりも遅くなりがちって感じですから。
そして、MacBook Pro 2018については、MacBook Pro 2016と比較して思ったほど伸びていないかなって感想もわいてきました。コア数1.5倍なのだから、1.5倍ぐらい言って欲しかったところですが、ちょっと残念。
結果のばらつきがあるでしょうから、本来は何回かやらないといけないのでしょうけど、このBlenderのベンチマークはフルにかけるとMacBook Pro 2018を除いて2時間超えの計測時間がかかるので、そうそう手軽にできる感じじゃ無い上に、CPUフルに(もしかしあらGPUもフルに)回して延々と動き続けるので、ファンが回り続けてハードウェアにはあまりよろしく無いってこともあり、この一回の計測で今回は満足します。
1分30秒ほどのProRes 422の720p30の動画(ファイルサイズ630MBほど)をCompressorのYoutube公開用のプリセットにかけた時間を出してみました。
動画ファイルは各環境のローカルに置いています。
MacBook Pro 2018:16秒
Mac Pro Mid 2010:2分28秒
iMac Late 2013:19秒(Core i7 3.1GHz/GeForce GT 750M(1GB RAM))
こちらはGPUによるアクセラレーションの有無でMac Proが悲惨な結果になっております。
銀Macはいい加減引退させるべきでしょうか。ただし、CPUのみのMac ProとGPUの支援を受けたその他では出来上がるファイルのサイズに差があります。CPUのみのが100MBほどなのに対しGPUのは114MBというサイズとなっています。ちなみに、面白いのが、iMac Late 2013のデスクトップに置かれている時のファイルサイズが114MBほどで、MacBook Pro 2018のデスクトップ上に置かれていた時のサイズが118MBほどでした。両者をMac Proのデスクトップにコピーしてきてみると、ファイルサイズは両方ともだいたい114MB。しかし両者には1MBほどの差がありました。ファイルシステム上でのファイルサイズの見え方の問題とComressprの環境による結果の違いの両方の要因が重なったってことでしょうか。
(以下必要に応じて追記)
MacBook Pro 2018 のセットアップがとりあえず終わった
今回、旧環境からの移行ですけど、移行ツールでのユーザフォルダとアプリケーションの移行はやりませんでした。それ以外の設定系やユーザフォルダ外のファイルの移行は移行ツールやっています。Wi-Fi経由でやろうとしたのですけど、遅すぎて駄目でした。なので本当はThunderbolt 3ケーブルで互いをつないでやればいいのですけど、自宅にそのケーブルがありません。2016のTimeMachineを2.5インチ外付けHDDに行なっているので、その内容を最新にした上で2018につないでやればそれでよかったので、問題にはなりませんでしたが、自宅にもThunderbolt 3必須の環境が欲しいですね。
旧環境はMacBook Pro 2016のスペースグレーで新環境はMacBook Pro 2018のシルバーなので、色が変わったなぁ、ぐらいの感慨しかないかなと思っていたのですが、そういえばキーボードの印字が変わっていたのですね。これは2017からのようですが、ちょっとだけ違和感をおぼえました。
各所で報告されているように、キータッチが柔らかくなったと感じます。
普段使用しているキーボードは、現在売られているデスクトップ向けのキーボードの前の世代の有線のタイプと、そのさらに前の世代のいわゆるより厚みのあるキーが採用されている物です。MacBook Proを利用している場所では主にその厚みにあるキーをポチポチ押している日々で、MacBook Pro本体のキーは時々MacBook Proを持ち出すときに叩くだけ。ということもあり、このMacBook Proのキーの薄さにはまだ慣れません(ミスタッチも多い)。今後もそんな使い方でしょうから、当分慣れることはないでしょう。
2016は現在2013を使用している親に譲る予定なのですが、このキーの薄さで評判が悪くなるのではないかとちょっと心配しております。ちなみにキーボードの隙間にゴミが入って困ったことになりそう対策として、Moshi のキーボードカバーを用意してみました。そちらについては、将来苦情が生じる事態になったら何か書くかもしれません。
2016との外見・触感方面の違いといえばそれぐらいですかね。
ちなみに、電源アダプタですが、今回購入してきたものに付属してきたものをまだ開封していません。13インチモデルに付属する61W USB-C電源アダプタは新しいものになっているそうです。USB PDの仕様が変更されたそうで、iPad Proの充電がより早くなっているそうです(MacBook Proの、じゃないのですが、電源を流用できるのは良いことですね)。
Appleの新型「Apple 61W USB-C電源アダプタ」(A1947)は、より速くiPad Pro充電可能 | アクセサリ [Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)]
一方で15インチに付属する87W電源アダプタについては何か変わったって情報は特に無いように思えたので、電源アダプタはとりあえず余っていることもあり、箱から出さなかったというわけです。
ということで、移行作業をしての、まずはファーストインプレッションでございました。
ペンギン・ハイウェイ
そうそう、これですよ。これぞ夏休み映画。ジュブナイル映画。
スタジオコロリド作品ですけど、監督が石田祐康氏で、フミコの告白の人ですね。劇場長編デビュー作なのだそうです。フミコの告白は公開された当時のインパクトが半端なかったわけですけど、プロの作家となっての初長編監督作品でまた素晴らしいものをあげてきたなと(短編映画として陽なたのアオシグレ(2013年)で劇場デビュー済みでしたけど、そこから5年。実に喜ばしい)。
ってことで公開2日目に観に行ったわけですが、大満足で劇場を後にしたのでした。
お客さん、入って欲しいですね。老若男女楽しめる作品だと思います。
ClamXAV 3がリリースされたらしい
で、新バージョンのリリースの案内と、旧バージョンのウイルス定義更新は今年10月までだよって案内が届きました。
ということで、その案内からリンクされているページがこちら。
ClamXAV 3 is here! [Canimaan Software Ltd]
インストール方法やインターフェースの改善で使いやすくなった、って言ってますね。
しかして前バージョンまでのような無料や買い切りではなく、サブスクリプション制に移行するようです。年間3441円となっています(2年契約は少し割引がある模様。月間の契約も可能)。ファミリーパックもあり9台までインストールできて年間5738円だそうです。
既存ユーザのうち2017年7月以降に購入した人は半年から1年間のサブスクリプションを無料で、それ以外はプロモーション期間中は50%で1年間のサブスクリプションが手に入る模様。
ClamAVはオープンソースで、それを使いやすい形にしてMac用にリリースしているものがClamXAVです。ClamAV自体はだから無償で利用することができ、自分でコンパイルし管理できるならそうした方が安上がりでしょう。
んじゃ、一般のユーザが他にもセキュリティソフトウェアの選択肢があるのに有償のこのツールに手を出すメリットって何だろうとふと思ったりします。
ノートンやウイルスバスター、カペスルキーなどの有名どころは、アンチウイルスだけじゃなくてセキュリティソフトとしていろいろな機能を有しており、お値段はClamXAVとそう変わらないように思います(複数台入れることができるものが多いってのもその理由)。なんなら無料のものもありますしね。
そう考えると、んー、どうしたもんかねぇ