日々適当

いよいよ登場するNehalemこと「Core i7」シリーズ[PC Watch]にて、ベンチマークが行われていました。
使われていたのは、Core i7-965 Extreme Edition、Core i7-940相当、Core i7-920、比較対象としてCore 2 Extreme QX9770、Core 2 Extreme QX9650だそうな。

うーんと型番だとよく分からないのだけど、クロック周波数を見るとCore i7-965 Extreme Editionは3.2GHz、Core i7-940が2.93GHz、Core i7-920が2.66GHzとなりるそうな。クアッドコアね。

Core 2 Extreme QX9770は3.2GHz/1600MHz FSB、QX9650は3.0GHz/1333MHz FSBとなります。もちろんクアッドコア。

で、色々とベンチマーク結果が出ていますが、まかーにはなじみの薄いものばかりで、正直、よくわかりません(^^)
ということで、唯一なじみのあるCineBench R10の結果を見てみると…

Single CPUの結果。Core 2 Quadの3.2GHzや3.0GHzにおいて、3518や3298という結果は、Mac Proの3.0GHzが3400台前半の数値を示すことから、近い値を示しています。ってことで、感覚はつかんだ(^^;
このとき、Core i7において、3.2GHzのは3840、2.93GHzが3509という値を示し、同じくロックにおいてはちょいとパフォーマンスの向上が見えます。

4CPUでは、Core 2 Quadが3.2GHzが12515（3.56倍）、3.0GHzが11621（3.52倍）といった感じの値であるのに対し、Core i7は3.2GHzが12185（3.17倍）、2.93GHzが10499（2.99倍）となっています。ちょっとCore i7の伸びが少ないです。
しかーし、Core i7ではHyper-Threadingなる技術があり、こいつにより8CPUに見せかけると、3.2GHzが16412（4.27倍）、2.93GHzが14632（4.16倍）と気持ちよくコア数以上の伸びを見せております。
この辺は、Turbo BoostとHyper-Threadingの効果が発揮されたということなのでしょうけど、その辺がしっかりと使えるのなら、効果が高そうです。
ちなみにMac Pro 3.0GHzではリアルに8コア存在している為に19805とかいう値が出たりします。Core i7世代になることによるデュアルコアマシンでのパフォーマンスの向上も楽しみですな（3.0GHzぐらいなら3万近い値になったりして）。

Core i7世代のDP構成むけXeonはNehalem-EPって現在は呼ばれているみたいだけど、今年中にでるのでしょうか？
そして、来年頭のMac World Expoにはその勇姿を拝めるでしょうか。

一方でiMacには、んー、さすがにCore i7 9xx Extremeは乗らないだろうな。来年後半とかになるらしいデュアルコア版まではCore i7は無いということすかねぇ。MacBookファミリーに搭載可能（モバイル向け）なCore i7はClarksfieldとかAuburndaleとか言われているらしいけど、こいつも来年ということですな。
これが出たとき、NVIDIAのチップセットがすぐに対応できるのかが気になるところですね。対応できなくとも、MacBook ProについてはGPUが１個に戻るだけだけど、その場合、チップセットが２メーカーからの納入ということになって、コスト的にあまり望ましくないようにも考えられますけど、さてさて、来年の今頃、果たしてMacの中味はどうなっているのでしょうか。

追記
ただし、完全版!! 「Core i7」極限検証 - 総合性能プレビュー編[マイコミジャーナル]のレポートを見ると、Hyper-Threadingの効果は結構限られた範囲になりそうな感じもします（PC Watchでも触れられていましたけど、マイコミジャーナルの方は「Hyper-Threadingについては、かつてのPentium 4の時ほどの有効性はない。個人的にはエンコードとかをするのでなければ、無効にしておくことをお勧め。」とまで言っちゃっている）。
手放しにこっちの方がいいとも言えなさそうな印象ですが、レンダリングとかには有効そうなので、Core i7世代を手にいられれる環境になったならそっちにしてもらった方がいいなぁ、って思いました。あ、職場での話ね。まぁずいぶんと先になるだろうけどさ。