ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

信頼

2010年12月31日 | ロクマル日記

 アメリカでは信頼出来るサービスを提供する整備工場を見付けるのは至難の業である。

 仕事ぶりとか作業性を言っているのではない。別の表現をするならば価値基準やキズカイと言って目に見えなかったり数字で表せないものかも知れない。本当に信頼出来る店やメカニックと関係を持つ事は古いクルマを維持する上では必要条件となるが、多くの工場はそれ以上に効率や経済性を求めている。金儲けが悪いわけではない、しっかりとした仕事をこなすならば料金は多少高くても気持ち良く支払う事が出来るのが顧客の心理だ。



 良い整備工場(整備人)に巡りあう為には多少努力が必要となる、大きくて有名だったり専門店であっても妥協は禁物だ、実際に預けたクルマに触るのはそこの作業員であり、その作業員の内面が結果となるからだ。



以下、参考になればと思う



1、 クルマ好きな友達に工場やメカニックの評判を聞く、情報を集める。


2、 実際に工場を訪れて作業中のクルマを見たり、見積もりを依頼して働く人の人間性を見る。


3、 小さな仕事を依頼してみる、その作業性を評価した上でもう少し金のかかる大きな仕事を依頼する。



 これらが最小限のプロセスだと思う、アメリカの場合だと③で躊躇してしまう、良い評価を出来る工場は意外と少ない。



未処理のUボルトの先端



 フロント、ランクル60にオールドマンエミーウ(ダカール)の新しいリジッドサスペンションをその道の専門店で組み上げた。U字ボルトの末端が長いまま処理されていない、しかたないと言ってしまえばそれまでだが...これでは障害物を乗り越える時にボルトの末端がつぶれる可能性がある。





 リア、この処理は問題外、見た目も悪く確実に岩などに当たれば折れ曲がる。

風で飛んできたビニール袋はここで拾う(笑)事が出来るが...。

 これがアメリカの専門店での仕事ぶりだ。

怒る気にもなれない、彼らにしてみれば普通の事なのだ、逆に苦情を言うお客の心理は理解出来ないのが現実。(悲)



 

結果、車が傾く



 左右のリアのタイヤハウスの空間。写真では解り難いが3センチほど左右の高さが異なる、即ち新しいサスペンションをアメリカの専門店で導入したらクルマが傾いてきた(その時は気付かなかった)という結論。

 後に$400.程の別の出費で、別の店で再組して左右の傾きを直す。そのメカニックいわく、おそらくいい加減に組んでいたのだろう(涙)。



 現在アメリカを走っている車高を揚げた4WDは結構傾いているのかも知れない。(笑)

 そしてドライバーも気にしていないのかも?日本人は繊細なのかも知れないが、傾いたランクルに愉しくは乗れないし危ない。私が求めているのは当たりまえの事がきちっと出来る、そういった作業の出来る工場がアメリカには少ないと言う事だ。各個人がDIYで自宅でクルマを直したりする文化が発達してきた背後の理由が理解出来ないでもない。

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冬こそランドクルーザーが似合う

2010年12月30日 | ロクマル日記

 カリフォルニアのSORで購入したトヨタランドクルーザーというビデオテープを暖かい部屋の中で観た、外は雪景色だ。1990年代の初期のハチマルが出た頃にCCVによって制作されたものだ、最後の場面でハチマルが雪景色の山道をゆっくりと優雅に走る姿が撮影されていた、そのとうり、ランドクルーザーには雪道が似合う、ランクルのハンドルを握って雪道を運転すると不思議な安心感がある、どこに出かけて行っても必ずかえってこれるような安心感を持ち合わせている。過剰な安心感は不要だが、ランクルに乗る限り常に紳士的な運転を心がけ、ランクルをころがす誇りを大切にしてゆきたい。

 ビデオの中で(故)松本さんが、ぼろでも新車でもランクルが傍にあると安心する、っていう表現に納得する。

 毎日自宅の窓から路上に止めているランクルを観て無意識に安心している自分なのだ。

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原油高

2010年12月29日 | ロクマル日記

 原油価格が上昇してきた、現在は$.90、ここ数年で観てみると高低はあっても最低値を徐々に上昇させている事がわかる、つまり原油価格は上昇し続けているのだ。街を走ってみれば安いガソリンスタンドには行列が出来ている、アメリカでは州を超えるとガソリン価格が大きく変る場所もある、例えばこの東海岸でもニューヨークからニーュージャージーへ、コネチカットからマサチューセッツに安いガソリンを求めての動きがある。

 原油の値段が影響するのはクルマだけではない、職場や家庭の暖房費がそうだ。アメリカでは局部的な暖房設備ではなく、部屋全体、家の中全体を暖める設計になっており、各家の地下室にはボイラーが整っている、トイレやお風呂の暖房も例外ではない、移住空間が広ければそれだけの出費を覚悟しなければならないのがアメリカの住宅事情なのだ。

 原油が高騰すればこのエンパイアーは維持不可能になるだろう、学ぶべき先進国家は日本かも知れない。今のまま太く短く終るのか、それとも細く長く生き延びるかは今とこれからの国民の意識にかかってくると思うが政治家や事業家が声を大にして節制を叫ぶ事ができるのか?そんな事は心配しないでスポーツ鑑賞や映画娯楽に旅行にグルメ、そしてクルマに金を使っていただく…。今まではそれも良かったのかも知れないしとりあえず国を維持する事も出来た、ある意味凄い事だ。

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大雪

2010年12月28日 | ロクマル日記

 クリスマスが終わって今年も数日となってしまった。

 僅か数ヶ月前まで多忙で時間に追われる生活を送っていた、不思議なもので多忙であればなおさら時間を割いてまでも読書をする多読症などという自分で勝手に付けた病気に悩んでいた、とにかく活字を追う事で精神の安定を得るほどで、いわゆる中毒だと思った。最近やっとその憑き物が取れた、大切なのは体を動かす事だ、なにかしら労働をしながら物事を考える事が気持ちのいい事だと解ってきた。

 昨日はニューヨークは大雪、月曜日だが交通は麻痺状態、50~60センチは積もったと思う、お陰でいい汗かかせてもらった。




 スノーストーム到来、街に雪が降りはじめる




 翌日の朝、車が流線型になった




 掘り起こす、スノーアタックにでもいくかな




 寒くて重くて泣いちゃっている、(笑)

まってろよー!

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ロクマルロクマル

2010年12月27日 | ロクマル日記

 実は今回アメリカ一周に使用したランクルは部品取り車だった。



 一般的な世の中の常識でクルマを購入する動機を考えてみると、型式が古くなって新しいデザインを望んだり、走行距離が増えて修理費がかかりそうだったり、対面を意識したりといろいろあるかもしれないが、車を買うたびにその年式が古くなるのはいったいどういった価値基準の持ち主なのかと首をかしげるだろう? 近年の自動車が嫌いな訳ではないし新車が買えない訳でもないのになぜこのおやじはロクマルに乗り続けるのか、特にクルマこだわっている訳でもない、特別な思い入れがあるわけでもない、ただ波動が合うというのがその答えだ。

 会計の深い知識が特別にある訳ではないが数字(コスト)からみてもロクマルはアメリカでは庶民の実用車である。しっかりと整備さえしておけば燃費以外の変動費はかからない。ただ生存している中古車の中から良い物にめぐり会えるには努力や忍耐が必要だったりする。

 5年程前に約1年間をかけてこちらのロクマルを探し当てた、1987年式、走行距離は20万マイル(32万キロ)、場所はアイダホ州、どうしても外せない条件が〝サビナシ”機械や内装は後でどうにかなる、ボディーはカサカサ、ザラザラの見た目はかなり使い込んだボロ車、誰も欲しくない、人間でいうとよぼよぼの爺さんって雰囲気、こいつに出会ってから眠っていたDNAが目覚めたのだ。




 
 ブルーのロクマルはこのクルマの部品取り車として手に入れた物だった、部品一つ一つ購入していると高く付くのでニコイチを考えた、ローカルにちょうどいい売り物が出てきたので早速購入して行き付けの工場に運んだら… こっちのほうがいいですよー』と、いう事で縁あって2台所有する運命になってしまったのだった。

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独占! X's Tree

2010年12月25日 | ロクマル日記

クリスマスの当日の早朝はニューヨークへ

 



 ロックフェラーセンター 

 クリスマスツリーの観光に行ってきた。5年程前から毎年クリスマス当日の朝、日の出前にこのクリスマスツリーを見学している、辺りには警備員以外の人影はなく、このアメリカで最も有名なクリスマスツリーはこの時間我が家の独占となるのだ。(ハッハッハッー!)

ただ、寒さがたまらん(寒)

クリスマスの早朝は人気がない。

アメリカのクリスマス当日は静かな日なのです。

 


 ロックフェラーセンターにロクマルで乗り付ける。

路上駐車も楽々です。

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メリークリスマス!

2010年12月24日 | ロクマル日記
 アメリカのようなキリスト教社会においてはキリストの生誕日と言う事で12月25日を盛大に祝う、クリスマス商戦もあり店舗での売り上げはクリスマス前の1、2ヶ月にかかっている、一年で最も活気のある季節だ。



 サンクスギビング(11/25)の翌日に恒例のクリスマスツリーを買いに出かける、この日に限っては安く買えるのだ、僕の感覚だと日本の門松やしめ縄に近いものがある。青年とおやじの違いは何かと聞かれると、おやじはこの季節になるとこの一年良く無事に過ごせたなあ、ありがたい、という意識が覚醒して来る事だと自分では思う、古来から日本では師走になると大掃除をしたり、しめ縄や正月の食膳の支度にとりかかるが、おやじになって初めてそういった手作業が、生きている事への感謝の念を持っての作業だったという事が理解できるようになった、言いかえればこの感覚が理解できる人はおやじだと言えよう、しかしオーナメントを豚児達と飾るのはちと感覚が違うなと、おやじのDNAは語りかける。

 西洋の歴史を少しかじれば解る事だが、クリスマスはもともとキリスト教の行事ではなかった、ペルシャに由来する太陽崇拝のミトラスの冬至の祝いがその原点だ、すなわちクリスマスは世界的な冬至の祝い、〝太陽の誕生日"である。



 ハッピーバースデイ太陽!クリスマスケーキいいじゃないですか。

 今私達が見ている太陽は、縄文の人々が見ていた太陽と同じではないだろうか? 先史文明の時代は世界の人々が太陽を崇拝していた時代でもある、その先史文明の太陽を象徴とした国旗を持つ国、それが日本。クリスマスの冬至の祝い事も日本から地球を廻って洗練されて還って来たと思えばいい、かなり独善的かな。






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農産複合体

2010年12月23日 | ロクマル北米旅行 25/25

 各地のガスステーションで給油の度にフリーペーパーを集めてきた。

 意図的ではなかったが暇つぶしのために、しかし旅行中には暇などなく結局自宅に持ち帰りぱらぱらとページをめくっていると、少しはマーケッティングにも利用できそうな事に気が付く、クルマのフォーセールなどの広告は地方によって特色がある、ピックアップトラックのが多かったり、アメ車が多かったり、ページが多かったり少なかったりと、日本で人気のFJクルーザーの中古車なども地方によって値段の差が大きい、まあ中古車ですから同じコンデションは存在しないが。




 
 アメリカの中西部アイオア州から持ち帰った農機具のカタログ、

 新機から中古機あらゆる種類が存在する、そのページ数は250ページに及ぶ、私が持ち帰った小冊子の中では最もボリュームがある、そして驚いたのはその機械の値段。



 
 $$$ごっつい高い!

 新機のトラクターなどは日本円にして1千万円から、そして種まいたり、耕したり、収穫したりとその機械にかけるコストは他に、メインテナンス、パーツ、保険、燃料…、それだけの支出を収穫量でカバーするとなると、オーガニックとか土作りとか、そんな事は二の次、三の次、どうでもいいことなのかも知れない。





 当然トラックは必需品、写真はネブラスカ州の中古車情報誌、そして機械の運搬に必要なトレーラーも必需品となる。ここで私達一般消費者には見えないアメリカの農業ビジネスが見えてくる、農業者ー農機具業者ー農機具運搬(トラック、ビッグ3)、これに肥料とか管理、流通とかいろいろかかわってくると思う、アメリカの農業の実態は結果である農産物だけを見ていると解らないであろう、その根、幹であるインダストリアルが本質、本当の正体なのかも知れない。





 農場は四角形である必要はない、作物によっては多くの水を必要とする、半径数百メートルの水撒き装置を円形に動かして水を撒くシステム、円形の緑地が点在する。



 アイオア州のデスモー二スの高層ビル



 アメリカ農産物の需要者は私達だ、今朝口にしたパンや、お昼の立ち食いうどんの中には彼らのコストが含まれているはずだ。


 僕は思った、本当にアメリカの農業者は儲かっているのかい?勿論、穀物の値段が高騰すれば収益は上がるのかも知れない、生産性を上げるために必要な設備投資、そこから来る金利(ローン)の支払いもあり、結局お金の問題となってしまう、今年は地方銀行の倒産も多いと聞く、農業者、インダストリアル、金融、これらは別物であるが生命を共有する巨大な怪物といえるのではないか。

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マッドタイヤ

2010年12月22日 | ロクマル北米旅行 25/25

 早速、行き付けの整備工場にランクルを持ち込んだ、お願いしたのはオイル交換とタイヤのローテーション。


 私の元にこのランクルが来てから使用しているタイヤはマッドタレーンタイヤ、まさかこんな長距離をこのタイヤで走るとは想像もしなかったが、私の期待にそえてパターンノイズを発し、走っているんだ感を与えてくれた。



 フロント側の消耗が激しいのはなぜ?

 私自身、実は全くのメカオンチなのだ、

ボンネットを開けるのも整備工場のみという情けなさ。

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25/25 ラストスパート

2010年12月21日 | ロクマル北米旅行 25/25

 25/25の旅も最終日になった。

旅の足であるランクルは相変わらず快調、出発当初の不安は完全に何処かに吹き飛んでしまったようだ。




 ペンシルバニア州の酪農地帯で朝日を拝む




 クルマの寿命って言うのは実はオーナーによって決まるのかも知れない。

 諦めてしまえばそれっきり、修理し続ける気持ちがあれは、一生そばにいてくれる、燃費や修理の経済的負担や家族構成が変わるなどの外的要因は必ず誰にも訪れる、だからこそ古い車が街を走っていると応援したくなるのだ。




 ニュージャージー州に入る、木々の色は完全に冬景色に




 お先にどうぞ、




 ニューヨークのマンハッタン島が、視界に入ってくる

帰ってきたな。




 ゴールイン、ありがとう、おつかれさん!

 以上が10日間の旅の紹介でした。

 常にデジカメを2つ用意してランダムに写真を撮り続けた、へたな鉄砲も数撃ちゃあたると思った。

 クルマが揺れる度にカメラはコロコロと手の届かない遠くに転がっていく、またバッテリーがあがったりするので常時2機を手元に置いた。へたな文章よりも写真の方が記録を残すには良いのではないか、あるいは家族や知人ににも感動を分け合いたいという気持ちから写真を多く撮るように心がけた。

 さて、これで走行距離25万マイル(40万キロ)の25年前に製造されたトヨタランドクルーザーが、完全なノーマルのままで6000マイル(9500キロ)の距離を難なく走った事が立証されたのである。

 

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アパラチア縦断

2010年12月20日 | ロクマル北米旅行 25/25

 アメリカの東側の背骨地帯、なだらかな連続した丘が続く秋の景色を楽しみながら南のアラバマから北のニューヨークへ向かってアクセルを踏み続ける、途中小さな街はいくつか存在するが、総じて時間の流れがゆっくりと感じられる穏やかな光景が続く。

豊な緑から深まる秋へ、僅か数日で南から北に移動するランクルの窓からの景色。




 アパラチアへ、アラバマ州




 北へ、木々の色の変化を愉しむ




 フリーウエイが工事中、ローカル道を迂回する事になった




 テネシー州に入る




 アッパレ、アパラチア!

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ジャイアントコーク

2010年12月19日 | ロクマル北米旅行 25/25

 
 今回の唯一のおみやげ、

 テキサス州で沢山買い込んだコカコーラ、アメリカ広しといえどもテキサス州でしか売っていないジャイアントコーク3リットルの容量、一般的なアメリカのスーパーマーケットでは2リットルが最大、土地はでかい、クルマもでかい、人間もでかい、当然その胃袋もでかい、地元の需要に合わせてコークもでかくなってしまったのか? 一本$1.99(170円)ゲップ!!



 
 カーナビがあれば今どき不要だと思われるかも知れないが、...

 常時携帯し手元で方向を確認し続けたコンパス(方位磁石)、アメリカのような大胆な土地では意外と活用する、この磁石で示す方向感覚があってのデジタル(カーナビ)でなければ旅は全く質の違うものになってしまう、カーナビに導かれて旅をするのか、旅をするのにカーナビを使うのか、機械が人を動かすのか、人が機械を使うのか、時には道具に頼る事も必要であろう、ただ人の意識が常に道具の上にあったほうが楽しく満足感もあると僕は思う。




 ルイジアナ州を北にミシシッピー州へ入る、

旅は最後のアパラチア山脈越えに、再び秋の臭いが戻ってくる。

 大量のコークを積んで帰路を急ぐ。

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ルイジアナ

2010年12月18日 | ロクマル北米旅行 25/25

E.YAZAWAのトラベリングバスを思わす口ずさみたくなる、

ルイジアナー… 

いいねーこの空、この雲、そして水の溢れる大地。


 メキシコ湾はすぐそこだ、乾燥した砂漠からずーっと走って来たのでやたら緑がまぶしく感じられ、景色によって癒された、カリフォルニアの青い空とは別種の青い空、11月半ばだというのに秋の光景はない、別世界に生まれてきたような感覚だ。





 今までアメリカ中をクルマで運転してみて愉しかった場所は数多くある、その中でもこの晴れた日のメキシコ湾岸は景色が良く気持ちのいいものだ。

 アメリカの中西部の乾燥地帯、ロッキー山脈、フロリダのマイアミの先にあるキーウエストに向かう海上の道、そしてこのルイジアナの湿地帯。

ついでに最悪は、

 真夏のロサンゼルスの高速の渋滞、ニューヨークマンハッタンの平日の5:00PM、そして真夜中の吹雪のロッキー山脈越えはできれば避けたい(笑)。




 ミシシッピーリバーこの先はメキシコ湾へ




 昨日までの低木がここに来て高木の光景に、生命の成長に水がいかに大切かが解る。

日本の水に恵まれた環境をあたりまえだと思っていないだろうか、アメリカ中西部では水がないのが理由でそれらの広大な土地は非生産的、農業も牧畜も水が命。

今世紀水は既にガソリンよりも高い物になってしまった(ペットボトルの水など)。

 

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テキサス共和国

2010年12月17日 | ロクマル北米旅行 25/25

テキサスは別名 Lone Star State、

 この土地では実に多くのテキサス旗を目にする、その印象は星条旗以上、もしも合衆国の経済が崩壊し、かつてのソビエト連邦の崩壊のように中央政権が力を失ったら、待ってました、ではないが独立旗を最初に立てるのがここテキサスではないかと妄想する。広大な土地があり地中には原油が眠る、風力発電機も途中多く見かけた、大都市があり産業もある、トヨタのタンドラなどはMade in Texasだったりする、独立するには十分な条件を備えていると思った。



 ローンスター フラッグ




 油井を持つ州なのでガソリンも安いか?と思ったらそうでもない、

しかしカリフォルニアと比べると40セント/Gal安い、この差は大きい、ちなみに、ここの値段は$2.80/gal,カリフォルニアは約$3.20/gal



 大都市ヒューストンの光景、高層ビルが広範囲に存在する


 広大な未開発の土地がありながら、空に向かって敷地を伸ばすのは何故?





 無性に白いごはんが食べたくなった、

10日間を続じてお米を口にしたのはこの時だけだった、
 サンアントニオの中華料理屋で、四川牛肉を食らう。

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TEXAS EDITION

2010年12月16日 | ロクマル北米旅行 25/25

 カーボーイハットにブーツ、年寄りから子供までこの地方ではフォーマルなスタイルだ、

そして移動の足は必ずピックアップトラック。


 テキサス エデッション(テキサス仕様)と呼ばれる仕様があることに驚いた、外見上は丈夫な鉄バンパーが前後に取り付けられている仕様を多く見かけたが、正確には違いは解らないが丈夫でラフな使用に耐えるタフなトラックだと思われる。広大なサバンナを75マイル(120キロ)で何時間も走り続け、オフロードを飛ばす生活の足、実際にこの土地を走って見るとわかるが実用的な丈夫なトラックは必需品である。




 Ford F-150 TEXAS EDITION





Toyota Tundra テキサス仕様車、これがテキサスの荒野での一般的なピックアップトラックのスタイル、丈夫なフロント鉄バンパーは鹿をはじめとする野生動物の接触から人とクルマを守る。




 よく西部劇などで風で転がっている枯れ草、

この写真の枯れ草は大きい方だが、こんなのが突然運転しているランクルの目の前に現れる。


 当日はかなりの強風で砂嵐、このような枯れ草がフリーウエイの上をコロコロ転がる、その数は決して少なくない、当然クルマにぶつかるがカリカリに乾燥しているのでぶつかると一瞬で木端微塵に砕け散る、フリーウエイの上には刻んだ稲の藁を散らかしたような光景が続く、このコロガッテくる草にクルマをぶつけるのは最初は怖いが、そのうちゲーム感覚でオモシロクなってしまった。





 一瞬で眠気を吹き飛ばす光景が目に入った、よそ見注意!




 こっちもあっちも、油汲んでます。

原油も眠っているようです。

 

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